「エイジハラスメント」の被害に遭った場合の対策方法
・その1:まずは相談
エイジハラスメントに遭っていると感じている場合は、まずは職場の信頼できる上司や先輩、同僚などに相談をすることが大切です。
もちろん、中には「そんなことくらいで・・・」なんて軽く受け止めてしまう人もいるでしょう。
そのため、ここではできる限り親身になって相談してくれる、「自分の味方」と言える相手を選んで相談するようにしましょう。
相手が頼れる人なら、エイジハラスメントについて真摯に受け止め、加害者との間に入って問題を解決してくれる可能性もあります。
ただし、都合よくそんな素晴らしい人が職場にいるとは限りませんので、相談だけで問題が解決するのは、なかなか難しいかもしれません。
その場合でも、とにかく1人で悶々と抱え込んで悩んでいるだけでは何も解決しませんので、まずは社外でも、悩みを相談できる相手を見つけておくことは大切ですね。
・その2:記録をする
次に、エイジハラスメント被害に遭った場合にするべき具体的な対処として、「記録する」ということが挙げられます。
何が起こったのか曖昧な記憶だけで説明しても、周囲から理解を得るのは難しいでしょう。
特に問題が大きくなり、裁判沙汰になった時などには、正確な記録があった方が有利です。
記録には、「誰に、いつ、どこで、何を、どんな風にされたか」といったことを細かく書いておきましょう。
もちろんメモや日記といった方法以外にも、録音で記録するという方法も有効です。
・その3:社内の相談窓口を利用
上司や先輩、同僚などの中に相談できる相手がいない場合や、相談してもうまく解決できそうにない場合、社内の相談窓口を利用するという方法もあります。
会社によっては、そういった「ハラスメント」に関する相談に応じてくれる相談窓口を設けているところもありますね。
こういったところを利用すれば、人事や労務関係の社員などが、うまく間に入って解決してくれる可能性もあります。
・その4:外部機関を利用
社内で相談できるところが無い場合や、社内だと相談しにくいと感じる場合には、外部の機関を利用してしまいましょう。
例えば厚生労働省の「こころの耳」や「総合労働相談コーナー」など、外部機関でも親身になって相談に応じてくれるところがたくさんあります。
そういったところで専門家の話を聞き、対策していくことで、よりスムーズにエイジハラスメントという問題から解放される可能性もあるのです。
社内だけだと、どうしても視野が狭くなってしまいやすいので、外部の機関を頼ってみることも大切ですね。
エイジハラスメントが起こる原因は?
エイジハラスメントの被害に遭い、会社に行くのが辛くなってしまった場合でも、対策できる方法はもちろんあります。
ですが、できることならエイジハラスメントは、被害を起こさないに越したことはないですね。
そこで、そんなエイジハラスメントを予防するために大切なのが、原因を知ることです。
エイジハラスメントが起こる大きな原因の1つと考えられているのが、コミュニケーション不足です。
コミュニケーションが足りないと、世代間の意識の違いが理解できず、何気なく言った一言が「差別」と捉えられてしまったりすることもあります。
中には「年齢差がある人とコミュニケーションをとるのは難しい」「若者は苦手」など、自分と世代が違う相手とのコミュニケーションに苦手意識を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
ですが、できるだけ普段から何気ない会話を交わしながら、相手を理解しようと努めていくことで、世代間のギャップが埋められ、差別やいやがらせが無くなる可能性が高いのです。
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