自己満足でしかない行動
職場とか学校とかで、わざわざ話に加わってきては人の揚げ足を取るような人、あなたの周囲にもいると思います。
そういう人、とても嫌われているのではないでしょうか?
揚げ足取りなんて人の失敗や欠点を浮き彫りにさせて、知りたくもない周囲にあえて知らしめるという明らかに人が嫌がる、また何の建設性もない行動だからなんです。
結局揚げ足取りというのは、揚げ足を取る者の自己満足でしかないのでしょうね。
それにしても、このような輩はどうしていちいち人の揚げ足を取ろうとするのでしょうか?
明らかに人から嫌われる行動なのに、そしてそこには何も生み出さないのに、なぜわざわざ自分からそのような行動を取るのか、ちょっとした疑問になると思います。
今回は、そんな揚げ足取りがどうして人の揚げ足を取ろうとするのか、その心理を暴露してみますので、実状を知ったあなたは揚げ足取りに対して、逆に同情するかもしれません。
心理的優位に立ちたい
人の揚げ足を取るということを好意的に捉えるなら、その人の欠点や失敗に気付いて指摘をした、または注意をした(かなり好意的ですが)と置き換えられます。
そして人が人を指摘、または注意する場合、それは指摘や注意する側の人物が「上の立場」に立っていることが多く、それは上司や先輩などからもそのように言われることから一般的な認識だと思います。
これらの事から揚げ足取りは、その人の揚げ足を取って「自分の方が上」「お前は下」と暗示し、心理的優位に立とうとしているのです。
もうひとつ、単純にその相手を見下していて、自分の方が上であることを誇示する、そしてその現実を分からせるために揚げ足を取るという場合もあります。
どちらにせよ、揚げ足取りが勝手に思っているだけであるものの、「相手より優位にいたい」という目的なのは共通していて、如何に器が小さいかがよく分かります。
おそらくですが、揚げ足取りは周囲より、または特定の人物より上に立たなければ気が済まないという矮小な考え方が、そのような行動を取らせているのでしょうね。
それと、揚げ足を取られた側もそれが揚げ足とは言え、その欠点や失敗が事実であるために強く出られないところもあり、閉口してしまう傾向があります。
何せ揚げ足というのは、実際にある欠点や失敗などを見てからわざわざ浮き彫りにするという、事後報告の性質があるのでどうしても言い訳ができないのです。
それがまた、揚げ足取りに満足感を与えることで心理的優位に立たせることに繋がり、悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。
心理的優位に立ちたいのなら仕事や学業などを努力して上回ればいいのに、それをせず相手を貶めるという人格を問われる、それでいて楽な方法を選ぶその有様はとても醜いと思います。
そんな輩が何を言おうとも、当人の「心理的」には優位になったのかもしれませんが、それは当人だけで周囲はそんなことを誰一人思っていません。
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