個体距離
実際の距離にするとかなり近い個体距離は、相手の表情が分かり手を伸ばせば届く距離で、基本広くパーソナルスペースを設定する男性が、ここまでの接近を許す相手はやはりそれなりの関係となります。
主に「友人」「両親」が当てはまるのですが、これも各項目同様遠方相、近接相があり、それぞれ75cm~120cm、45cm~75cmと近距離となります。
ではまず遠方相からですが、ここは基本的に「友人」の距離で、その距離から当人も相手に対して心を許していることが伺えます。
ですのでもし気になる男性との距離がここなら、あなたは「友人」として扱われている、またはあなたに親しみを感じていることになります。
そんな単純に考えてもいいのかと思うかもしれませんが、男性はパーソナルスペースの設定が女性とは比較にならないくらい厳しく、本来おいそれと個体距離までの進入を許さないのです。
ですがあなたは現時点で許されていますので、その厳しい査定をくぐり抜けたことは間違いなく、だからそんな安易に決め付けても差し支えはないのです。
それに、そもそも社会距離から個体距離へのステップがかなり難しいので、そこをクリアしている時点でその男性とは良い関係が築けていることの証となるでしょう。
なのでこのまま関係を続けていれば、もしかすると男性からのアプローチも期待できますし、そうでなくてもちょっとしたあなたのアプローチで関係は進展する可能性があります。
では次に近接相ですが、これは「両親」の他に「非常に親しい友人」も当てはまります
もはや「身内の距離」と言え、遠方相と比べても完全に相手に対して心を許している、信頼していることが伺えます。
もしあなたと意中の男性がこの距離感であれば、おおよそもう放っておいてもやがて恋人関係となるでしょう。
何せ「身内の距離」ですし、男性は基本的に同性の友人を大切にする傾向があり、そしてその中でも「非常に親しい友人」とあなたは同格な訳です。
きっと彼は、近い将来あなたにどのように告白するか、今頃考えていることでしょう。
ただしこの距離、一点だけ注意があります。
それは「馴れ馴れしい男性」で、男性は一定数「ヤリ目」がありますので、それであなたを懐柔するためにこの距離を取っている可能性があるのです。
別にそんなに何度も会った訳でもないのに、そこまで親しいはずじゃないのに・・・あなたのパーソナルスペースに違和感があるなら、高い確率でヤリ目であなたに近付いていますので要注意です。
こういう距離感とは、「お互いが気持ちのいい」のが条件であって、そうでなければパーソナルスペースの無断侵入でしかないのです。
密接距離
その人に選ばれた人物でなければ進入が許されない、たとえ両親であっても非常に親しい友人であってもそれは成せない、究極の不可侵領域です。
同じく遠方相、近接相とあり、それぞれ15cm~45cm、0cm~15cmという、まさに「密接」「至近距離」となります。
これについては、その距離からして進入が許される対象は遠方相、近接相共にさほど変わらず、ごく一部の特定の人物だけに限ります。
ではここに収まることができる対象ですが、「彼女」「妻」「子」のみでその他は例外なく排除されることになるでしょう。
この距離に関しては「異性(子どもは除く)」しか許されないのです。
何故なら、同性でこの距離を許す理由がありませんし、別に友人を我が子のように頭を撫でるとか抱っこをする訳でもありませんので、密接距離というのは通常同性間ではありえないものなのです。
女性だって同じで、同性とこの距離を保つ理由なんてないと思いますし、やはり受け入れるのは異性になると思うのです。
では、どうして異性のみがこの距離が許されるかと言うと、それは0cmという距離で察していただけると幸いです。
男女が0cmの距離・・・そういう関係だからこそ、そういう関係でなければ、この距離でいることはできないのです。
もしあなたと意中の男性がこの距離なら・・・って、それはもう恋愛成就済なのではないでしょうか?
ですので、もし意中の男性があなたに対して自らこの距離を取るのであれば、もうここでは何も言うことはありません。
最終目標の0cmになるまで、今のまま良い関係を築き上げられるようにして下さい。
なおこの項目も、前項と同様そういうことが目的でこの距離を取る男性がいますが、さすがに馴れ馴れしすぎです。
その際はもう目的が明らかですので、その場で怒ってあげても突き放してあげても、それはその男性の自業自得ですので構わないでしょう。
そういう男性には、一からパーソナルスペースを勉強してこいと言ってあげて下さい。
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