虚無感に陥ってしまう4つの原因
①毎日同じことの繰り返し
虚無感に陥ってしまう人の原因の1つとして挙げられるのは、「毎日同じような日々を繰り返している」ということです。
実際、毎日「寝て・起きて・仕事して・帰宅する」という変化のない同じような日々を繰り返している人は虚無感に陥りやすくなっています。
毎日毎日同じような仕事をこなし、ほとんどルーチン化されたようなスタイルで過ごしながら生活していく。
たしかに、自分のやるべきことをルーチン化して毎日淡々とこなしていくことは大切なことです。
プロ野球選手であるイチローも、「小さいことの積み重ねが大きな場所にいくための唯一の方法だ」といっているように、日々の生活をルーチン化して過ごすことは時に大切になります。
しかし、私たちはアスリートではないし、ましてやルーチン作業をこなすロボットでもありません。
何かしらの大きな目標を持って生活しているのであれば、やるべきことをルーチン化して過ごすことはとても効率がいいものになりますが、ただ充実感を感じたかったり毎日楽しく生きていきたいのであれば必要なのは「日々のルーチン化」ではなく「日々の刺激」なのです。
毎日変化のない同じような日々を過ごしていて、あなたは本当に満足できるのでしょうか?
仕事だけを着実にこなしていれば、あなたは幸せになれるのでしょうか?
虚無感というのは変化や刺激のない毎日を過ごし、心が疲弊してしまったときにこそ襲ってくるものです。
淡々と繰り返す日々も大切かもしれませんが、たまには刺激や変化を求めて行動することも大切なことなのです。
②これといった趣味がない
虚無感に陥ってしまう人の中には、「趣味」を持っていない人が多くみられます。
つまり、人生の中で「仕事」以外に熱中できるものが何もない状態の人は、虚無感に陥りやすいといえるでしょう。
人生において「趣味」や「好きなこと」「熱中できること」を持つのは大切なことです。
仕事はもちろん毎日しっかりとこなしていかなければなりませんが、仕事だけを頑張って、仕事を人生のど真ん中に置いて生きていても楽しい生活というのは決して訪れません。
世の中には「好きなことを仕事にしている人」がいるように、仕事自体がある意味趣味みたいなもので、仕事こそが自分の好きなことで熱中できることになっている人がいるのも事実です。
そういった人たちは毎日好きなことばかりやっているので、虚無感という感情にとらわれることは少ないといえます。
しかし、そこまで仕事に対して情熱を持っていなく、ほかにこれといった趣味も持ち合わせていないような人は、やはり虚無感に陥りやすいといっても過言ではありません。
熱中できる趣味や好きなことが特にないというのは、「自分には何もない」という空っぽな感情、「虚無感」を生み出す原因になるのです。
しっかりと自分の仕事をこなすことも大事ですが、好きなことを仕事にしていない場合は、仕事以外にも何か好きなことや趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。
③現状維持を望んでいる
虚無感に陥る原因の3つ目は「現状維持を望んでいる」ということです。
これも、1つ目の「同じような毎日を過ごしている」につながる話ですが、変化や刺激のない同じような日々を繰り返し、「自分はこれでいいんだ」と現状維持を望むような状態になってしまっては、やはり虚無感に陥りやすいといえるでしょう。
人は歳を重ねていくたびにどんどん行動的ではなくなってきます。
「もういい大人だし」「疲れてるし」と何だかんだ適当な理由をどこからか引っ張り出してきて、今の自分の状態を維持することが大事なことなのだと思い込んでしまうのです。
たしかに、人によっては結婚していたり子どもがいたり家族がいたりなど、現状維持や安定を求めることが必要な状況というのもあるでしょう。
しかし、結婚などをしていない限りは、人生で現状維持に努めるようになることは、それはただの後退でしかありません。
人生というのは「行動」によって成り立っています。
めんどくさいからと何も行動を起さず、現状維持にばかり努めて変化のない同じような日々を過ごしていては、ある意味虚無感に陥ってしまうのは必然だともいえます。
現状維持の精神は自分の中の情熱や向上心というものを失くしてしまうのです。
そして虚無感というのは、なんとなく流されながら生きている人にこそ襲ってくるものなのです。
④自分の中に信念がない
虚無感に陥ってしまう最後の原因は、「自分の中に信念がない」ことです。
これは夢や目標がないという風にも言い換えることができますが、自分の中に何かしらの「信念」、人生の指針となるようなものがない人は虚無感に陥りやすいといえるでしょう。
「信念を持つ」ということはつまり「自分なりの生き方を持つ」ということでもあります。
人生では「自分なりの生き方をしているかどうか」が、喜びや幸せを感じるための大きな鍵を握っていて、特に何の信念も生き方も持っていない人というのは、少し思い通りにいかないことがあったり嫌なことがあった場合にはすぐに虚無感に陥ってしまいます。
人間には必ずマイナスな感情になるときがあり、そのときに虚無感にとらわれてしまうのか、それとも自分の信念を思い出して真っ直ぐ前を向くのかは自分次第です。
しかし、そこで信念というものを持っていなければ、選択肢は「虚無感にとらわれる」だけになってしまいます。
大きなデカイ夢や目標などを持つ必要はありませんが、何か自分の中に「人生の指針」となるようなことを持つのはとても大切なことなのです。
虚無感は、自分の中に確固たる信念がなく、常に迷い、悩み、不安にとらわれている人の中に生まれるのです。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
※本ページはプロモーションが含まれています。