自分へのご褒美がもたらす4つの効果
ここまでは、自分へのご褒美の必要性についてまとめてみました。
実際、自分へのご褒美を実践している人はたくさんいます。
しかし、その多くは毎日やっていたり、2~3日に1回やっている人がほとんどです。
たしかに、時には自分を甘やかしたり息抜きすることは大切なことですが、その頻度としては週に1回がさまざまな面から見ても一番効率がいいといっても過言ではありません。
さきほどの「貯金」や「ダイエット効果」もしかり、自分へのご褒美は週一にすることで、頻繁にご褒美をあげるよりも多くのメリットを得られるのです。
そこでここからは、週一のご褒美を目安とした「自分へのご褒美の効果」についてまとめています。
1、活力が生まれる
自分へのご褒美がもたらす効果の第一は、やはり明日からまた頑張ろうと思える活力が生まれることでしょう。
人は、自分がやりたかったことをやっているときは無条件に喜びや幸せを感じやすくなっています。
それが食べることであれ、お酒を飲むときであれ、欲しいものを買ってるときであれ、1週間我慢して自分がやりたかったことをやる時の開放感や幸福感は半端ではありません。
そしてその気持ちを味わった後は、「頑張ってよかった」「明日からまた1週間頑張ろう」という気持ちが生まれてくるのです。
実際、何のご褒美もなしで常にずっと頑張り続けられるほど強い人間というのはめったにいません。
何かしらご褒美のような嬉しい出来事があったり、楽しい出来事があるからこそ人は頑張れて、これからも頑張ろうと思えるものなのです。
自分へのご褒美というのは、その時に喜びや幸せを与えてくれるだけでなく、明日からも頑張ろうという仕事への活力までも運んできてくれるのです。
2、モチベーションが上がる
自分へのご褒美の効果の2つ目は、日常生活のモチベーションが上がることですね。
これはさきほどの「明日からも頑張ろう」という活力が生まれるということにもつながりますが、1週間に1度自分へのご褒美をつくることは、その日に向かって頑張る、ご褒美を目指して日々を乗り越えていくというモチベーションにも大きな影響を与えます。
実際、楽しいことが週末にあると思うと頑張れたりしますよね?
「週末は恋人と旅行に行く」「友人とおいしいものを食べに行く」「ずっと欲しかったものがやっと手に入る」
自分にとって楽しいと思うこと、喜びを感じること、幸せを感じることが少し先にあると思うだけで、1日1日過ぎていくたびになんだかワクワクしてきたりしますよね。
その気持ちが仕事などのやる気やモチベーションにもつながり、毎日の生活に充実が生まれてくるのです。
毎朝いちいち「やる気スイッチ」を入れたりするのは大変でしょう。
それなら1週間に1度、自分で自分へのご褒美をつくることで、やる気やモチベーションをコントロールしていくほうがかなり楽なのではないでしょうか。
3、幸福感が増す
自分へのご褒美が週に1回だけの場合は、その「1回」の物事にはかなりの幸福感を感じられます。
というのも、誰にでも経験があると思いますが、何かを我慢して我慢してやっとの思いでそれを手にしたときの幸福感というのは、簡単に手に入るものを手にしたときよりも数倍幸せを感じるものです。
人は我慢の果てに何かを手にしたときには、乗り切った感や開放感がプラスされることにより、幸福感も通常よりかなりアップするのです。
ダイエットで食事制限をしていて、目標の体重に達したからご褒美として好きなものを好きなだけ食べるというのは、食事制限も何もなく、毎日普通に食事をしているときに好きなだけ食べる日をつくるよりも幸福感が高いのです。
最近では「我慢」することはあまりよくないことのように思われていますが、たしかに仕事のつらさや精神的な苦しみに対して我慢しすぎることはよくありませんが、日々を充実させるためには何かしらの「我慢」が必要な時もあります。
「我慢」というとどうしても「苦しい」「つらい」などの印象を受けると思いますが、自分へのご褒美でいう日常の我慢とは決してつらいものではなく、その先にある幸せを考えれば大したことではなくなります。
人が喜びや幸せを感じるコツというのは、むしろ「我慢」にあるといっても過言ではないでしょう。
4、規則正しい生活になる
自分へのご褒美がもたらす効果の最後は、生活が規則正しくなることです。
ここでの自分へのご褒美は「週一」という前提で書いていますが、週に1回のご褒美は、普段の乱れた食生活や無駄遣いといった生活習慣を改善するためには非常に効果的になります。
そもそも、自分へのご褒美が週に1回であるなら、普段からお金を使うこともないでしょうし、そのご褒美が食事だったりするなら、平日の仕事終わりに暴飲暴食をすることも少ないでしょう。
そのため普段の生活習慣は自然に規則正しいものになり、暇だからと無駄に飲み歩いたりすることもなく、週に1度の自分へのご褒美の日を目指して頑張れるようになるのです。
自分へのご褒美は生活習慣の改善にも役立つのです。
自分へのご褒美におすすめなこと6選!
ここまでは、自分へのご褒美がもたらす効果についてまとめてきました。
実際、週に1回だけ自分へのご褒美の日をつくることはさまざまな面でたくさんのメリットがあります。
やる気が出たり、規則正しい生活になったり、ダイエットにも効果的であったりなど、週に1度のご褒美で自分を釣るというのは、日々を充実させるためにもとても効果的な手段だといえるでしょう。
しかし、人によっては「ご褒美といっても何をすればいいの?」と疑問に思っている人もいると思います。
そこで、ここからは「自分へのご褒美におすすめなこと」を6つにまとめて紹介していくので、「何か自分へのご褒美をしたいけど何をすればいいかわからない」という人はぜひ参考にしてみてください。
1、お腹いっぱい食べる
自分へのご褒美として多くの人が実践しているのが、普段我慢した分「お腹いっぱい食べること」です。
これはダイエットをしている人には特に人気な方法であり、週に1度だけ好きなものを好きなだけ食べる日を「チートデイ」といい、この日だけは食事制限などは一切せず、本当に好きなものを好きなだけ食べるのです。
焼肉だったりラーメンだったりハンバーガーだったり、もしくはスイーツなどの甘いものであったりなど、普段は我慢して食べないものをチートデイでは思いっきり食べます。
ダイエットでいう「チートデイ」と「自分へのご褒美」というのはほとんど同じ意味であり、それは普段は頑張っているからこそ成り立つものです。
平日はしっかりと食事を制限しておけば、週に1度の暴飲暴食でリバウンドしたり太ってしまうことはまずありません。
しかし、チートデイや自分へのご褒美はあくまでも「週に1度だけ」というのがコツであり、それが頻繁におこなわれればまったく意味がなくなってしまうので注意が必要です。
食べ物でのご褒美は多くの人がもっとも実践しやすい方法だといえるでしょう。
2、浴びるほどお酒を飲む
お腹いっぱい食べることに続いて、自分へのご褒美としておすすめなことの2つ目は、「お酒を飲みまくること」です。
これはお酒が好きな人や普段から飲んでいる人に限ってしまいますが、お酒のチートデイをつくることも自分へのご褒美としてはおすすめな方法だといえるでしょう。
お酒も食べ物と同じく、普段はあまり飲まないで週末だけ飲むようにしていれば、その日に少し飲みすぎたからといっても体への影響は大してありません。
これは科学的にも実証されていることなのですが、実際に、毎日少量のお酒を飲み続けることよりも、週に1度だけ大量に飲む日をつくり、他の日は休肝日にした方が体への影響は小さくてすむのです。
そういった面からいっても、週に1度だけ自分へのご褒美をつくることは効果的だともいえるでしょう。
お酒のアルコールは人に幸福感をもたらすものでもあるので、それを週に1度だけ自分へのご褒美として許すようにすれば、その1回で得られる喜びや幸せはかなり満足度の高いものになります。
しかしだからといって、あまりにも限度を超えすぎた飲みすぎはさすがにNGなので、あくまでも常識の範囲内での「飲みすぎ」にとどめるようにする注意が必要でしょう。
3、欲しいものを衝動買いする
自分へのご褒美として「欲しいものを衝動買いする」というのも、多く人にとっては定番中の定番だといえます。
こちらは、ご褒美が自分の体内に取り入れるものではない分、限界値というものが存在しないので際限なく買い物をしてしまう可能性があるため、ほかのご褒美よりも注意が必要だといえるでしょう。
実際、ストレス発散という名目で衝動買いをする人というのは結構存在し、お金を使うことで充実感や幸福感を感じる人がいることも事実なのです。
そのため、買い物での自分へのご褒美は主に「給料日」に設定している人が多く、週に1度ではなく「月イチ」でのご褒美にあわせて、欲しいものを衝動買いするというのが定番になっています。
人は欲しいものを手に入れたときにこそ、充実感や喜びを感じるものです。
かわいい服であったり、かっこいいアクセサリーなど、欲しかったものを買って自分に身につけることで、自分の中の欲求も満たされるようになっています。
衝動買いというのも、見方を変えれば「暴飲暴食」や「チートデイ」と同じような意味にもなるので、あくまでも「月イチ」という頻度でおこなうことが、お金などの面から見ても自分へのご褒美としてはベストになるでしょう。
4、旅行に行く
自分へのご褒美におすすめの方法の4つ目は、好きなところへ「旅行に行くこと」です。
こちらのご褒美も衝動買いと同様、お金の面のことを考えると週一で実践することは難しく、実際におこなうとすれば「月イチ」でするのがベストでしょう。
その場合は、少し遠くまで羽を伸ばしてみたり、温泉が有名な場所にいってみたり、おいしい料理があるホテルに泊まったりなど、多少奮発することも時には大切なことです。
また、旅行というご褒美には「お腹いっぱい食べること」や「お酒を飲みまくること」とも相性が良く、たまに行く旅行で月イチでの自分へのご褒美だからこそ、その日に合わせて食事やお酒を思いっきり楽しむことが充実感を感じるコツでもあります。
そのため、旅行を自分へのご褒美として計画するのであれば、それに向けて「食事」や「お酒」のチートデイもその日に合わせて我慢できれば、淡々と繰り返すだけの日々では決して得られないほどの喜びや充実感を感じるでしょう。
ストレスや疲れが溜まりに溜まっている現代人にとっては、自分へのご褒美に旅行を計画することは充実した毎日を送る上でも非常に有効な方法だといえます。
5、好きなことをとことんやる
「好きなことをとことんやること」は、誰にでもできるもっとも簡単で一番お金のかからない方法だといえるでしょう。
ここでいう「好きなこと」というのは何も「趣味」だとか「やりたいこと」だとか物理的なことだけに限らず、ベットでゴロゴロすることでも外を散歩することでも一日中スマホをいじることにも当てはまります。
つまり、「何か好きなことをする」ではなく、ただその瞬間に「自分が望んでいることをする」という意味ですね。
毎日仕事や時間や人間関係に追われたり悩まされたりしていては、肉体的にも精神的にもいつかは限界がきてしまいます。
人間には1週間に1度ぐらいは、何にも追われずに本当に自分が望んでいることをする日というのが必要なのです。
たとえ「やりたいことがない」「好きなことがない」「これといった趣味もない」という人でも、ただボーッと過ごしている時間があれば、逆説的ですが、そのボーッと過ごしている時間こそが自分の望んでいることだったりするのです。
やりたいことや好きなことをやっている人が全員、自分がやりたいことや好きなことをわかっているわけではありません。
自分でも気づかないうちに、無意識で自分の好きなことをやっている瞬間というのもたしかに存在するのです。
ただ無心になってボーッと過ごしているだけでも、それは忙しい毎日を過ごしている自分へのご褒美にもなります。
すべては自分がどう考え、どう捉えるかにかかっているのです。
6、あえて「何もしない日」をつくる
自分へのご褒美と聞くと、大抵の人は「何かしなければ」と感じると思いますが、あえて「何もしない日」をつくることが、自分へのご褒美にもなることもあります。
今では、現代人は常に「何か」をしています。
それは仕事だったり、遊びだったり、ゲームだったり、買い物だったりなど、まるで「何もしない時間」を無駄だと思っているかのように、常に「何か」をすることを求めています。
しかし、さきほどもいったように「何かをすること」だけが自分へのご褒美になるとは限りません。
あえて「何もしない日」をつくることも、現代人にとっては必要なことだったりするのです。
私たちは毎日生活していれば何かしらやることがあります。
仕事はもちろんのこと、休日の日でも掃除や洗濯、買い物や料理など、現代人には「何もしない日」や「何もしない時間」というのがほとんどなくなっています。
そのため、頑張った自分へのご褒美でも「何かすること」が必要なのだと思い込み、暴飲暴食したり衝動買いをしたりなど、物理的な行動を起こすことにもつながるのです。
しかし、多忙な日々を過ごす人にとっては、「何もしない日」こそが本当の自分へのご褒美なのではないでしょうか。
掃除も洗濯も自炊も何もしない。
やるべきことなど一切排除し、本当の自由な時間をつくる。
自分へのご褒美というのは、何かを食べたり飲んだり買ったりなど物理的なことをしなくても、「何もしない」という感覚的なことでも十分得られるのです。
現代は「モノ」「モノ」「モノ」で溢れかえっています。
そんな時代だからこそ、あえて「何もしない日」をつくることは本当に価値のある自分へのご褒美にもなりえるのではないでしょうか。
お金がない人や趣味がないという人にとっても、週に1度、「本当に何もしない日」をつくることは肉体的にも精神的にも非常に良い効果をもたらし、今すぐできる自分へのご褒美としては一番おすすめな方法だといえるでしょう。
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