そもそも「常識」って?
非常識な人を語る前に、まず「常識」が一体どういうものなのかについてですが、きっとそれをご質問させていただいたところで、おそらくその理解は「何となく」で、具体的にご説明できる方はいないと思います。
常識とは、人間社会で生きる「大多数」が共通して持っている、当然と言える価値観や思慮、知識、認識、判断力、考え方で、とどのつまり「当たり前のこと」を指します。
このように言うとひねくれた方が、その考え方は常識には当てはまらないのに、「自分が当たり前と思っている」と常識扱いをすることがありますが、それはただの屁理屈です。
あくまで「大多数」が、「当たり前のこと」と思わなければ常識として成立しませんので、そこのところをはき違えないようにしなければならないでしょう。
では逆に非常識が何かと言うと、その大多数が当たり前のことと「思わない」行為を指し、加えてその大多数がそれを見ると決まって「不快」になるものとなります。
となれば社会で受け入れられないのは当然で、それどころか下手に関わると自分も巻き込まれて非常識扱いされることも、可能性として十分に考えられるでしょう。
ですので今回は、そんな大多数の意思にそぐわない非常識な人の特徴を6つ挙げますので、早めにその人の非常識さを見抜いて自衛するよう心掛けましょう。
自分本位に行動する
常識のある一般の人であれば、何をするでもある程度他人に気を使うのが当たり前です。
友人との約束では友人の都合も考える、相手の寝ている時間に電話をかけない、相手の話を聞いてから自分の意見や反論を言うなど・・・こんなの、今更言うまでもなく「当たり前」のことです。
ですが、非常識な人はそれができないのです。
上記の例が常識なのであれば、非常識な人は「その逆」をする訳ですから、友人の都合なんて考えず、相手が寝ていてもおかまいなしに電話し、自分の言いたいことだけをまくしたてるのです。
要するに「自分本位」なのです。
非常識な人は自分のことしか考えておらず、それにより自分が思うままに、自分の都合だけで、自分のしたいように何もかもをしてしまうのです。
そんな人が冒頭にある「常識」に当てはまっていると言えるのでしょうか?
これが常識のある人なら、たとえ自分自身が多少我慢することになっても相手に配慮して譲ったり、少なくとも自分を前へ前へ押し出そうだなんてしないはずです。
ただこれを、非常識な人は「自分を前に出さない方が悪い」、「我慢するのはバカのやること」などと言いますが、その時点で人間関係というのをよく理解していません。
人間関係というのは、お互いを思いやる気持ちで形成できる訳であって、少なくとも「お互いが好き放題」やって形成なんて到底できないのです。
店員や公的な人物への態度が悪い
「俺はお客様だぞ!」
このセリフどう思いますか?
もしあなたが常識のある方なら、「お前は神様か何かか」とばっさり切り捨てられることだと思います。
もしあなたが非常識な人なら、「お客様は神様だ」と思うのでしょう。
この特徴は、非常識な人には本当によくあるもので、心理としては「お金を払う立場」であることが、お客「様」に結び付いているのでしょうね。
命より大切とは言いませんし、従来のように「命の次に大事」とも言いません。
ですがこの手の非常識な人というのは、お金というのが命と「同じくらい」大切なものなのでしょう。
だからお金を支払うというのは尊い、だから神様のような扱いを受けるべき、だからこのような態度になるのだと思われます。
なおタメ口もよくある非常識な人の特徴で、何故か初対面の店員に対していきなりタメ口で話しかけたり、注文したりというのも少なくないようです。
これは、単に自分に優位性を持たせたくタメ口を使っているだけに過ぎず、「店員相手にタメ口を使ってる俺かっこいい」なんて、的外れなことを考えているのです。
これが同じタメ口でも気遣いや優しさが見えたり、しっかりとお礼も言えるものであれば、あまり年齢差のある店員にかしこまるのも逆に相手が困りますので、何ら問題はありません。
ですが非常識な人の場合は、ただ自分を上に立たせたいだけの矮小な目的でしかないので、店員に対してかなりぞんざいな態度となるのでよく分かると思います。
その他、業者だったりセールスマンだったりの、公の立場となる人物に対する態度も経緯も、非常識な人は上記のままだったりします。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
※本ページはプロモーションが含まれています。