好きな人と片思い同士に
今現在、あなたには「好きな人」がいますか？
あるいは、その好きな人に「片思い」している状況だったりしませんか？
誰しも人生の中では一度は誰かに「恋」をしたことがあるとは思いますが、恋というのは叶ったり叶わなかったりするものであり、たとえどんなにイケメンや美人な人でも、好きな人に片思いしたまま諦めてしまった、などという経験をしている人も少なくないでしょう。
実際、世の中の多くの人は「好きな人がいるけど告白できない」といった悩みを抱えている人も多く、ずっと片思いをしたままでいる人も多くなっています。
何かのきっかけでお互い両思いになれれば幸せなことですが、現実的に考えると恋のはじまりというのはいつだって自分の片思いから始まるのが大半ではないでしょうか。
しかし、世間にはお互いが片思い同士になっている「両片思い」という状況に陥っている人も多く、お互いが相手に対して片思いをしているのに、その思いに2人とも気づいていないという何とも切ない状況になってる人たちも実際には多くいるのです。
ここではそんな「両片思い」について詳しくまとめていきます。
両片思いとは？
「両片思い」とはさきほどもいったように、お互いが相手に対して片思いしている状態であり、その状態にお互いが気づいていないという状態のことです。
よくドラマや映画などでも、いつも一緒にいてお互い「好き」という感情を持っているのに、相手に気持ちを伝えずにずっとお互い片思いしているままなんていうシーンがありますよね。
特にそういった状態に陥りやすいのは「幼馴染」といった関係性の2人であり、子どものころからずっと一緒でいつも遊んでいた2人が、成長していくにつれてその想いがいつの間にか「好き」という感情に変わっていき、気づけば2人とも相手のことが好きになっていたというのがよくあるケースでしょう。
アニメなどでもそういったシーンはよくみられ、「名探偵コナン」などはまさにその代表例だといっても過言ではなく、あれこそまさにお互い相手に恋をしているけれど、子どものころから一緒にいるため中々自分の気持ちを伝えず、お互いが片思いしている状態である「両片思い」だといえます。
相手の気持ちに気づかない
両片思いでは、お互いの距離間が近すぎるためにお互いの気持ちに気づかないというケースが多々あり、近ければ近いほど相手に気持ちを伝えないという状態に陥ってしまいます。
そのため、「幼馴染」といった関係性では周りから見ればカップルに見えるぐらい仲が良いのに、「自分だけが相手に片思いしている」という思いにとらわれてしまうのです。
しかし、両片思いはなにも幼馴染に対してだけ起こる状態ではなく、普通に仲の良い友達だと思っていた相手とも「両片思い」になってしまうパターンも多く、そういった場合も「相手には友達だとしか思われていないだろうな」という気持ちから、自分の想いを相手に伝えるのが難しくなっていたりします。
ですが、多くのパターンでは、仲の良い友達同士だった2人のどちらかが相手に恋をしたとすれば、大体はもう1人のほうも相手に恋をしている場合が多く、自然に「両思い」になっているものです。
つまり、仲の良い2人のどちらかが相手に対して「片思いをした」ということは、その時点で「両思い」になっていて、お互い「自分だけが好きになってしまった」という想いを抱いているために「両片思い」という状態になってしまうということです。
告白する勇気もない
お互いが片思いだと思っている「両片思い」という状態では、「自分だけが好きになっている」という感情が心に強く刻み込まれているので、中々それを振り切って相手に気持ちを伝えられません。
ましてや、それまでずっと仲が良かった「幼馴染」といった関係の場合や、友達同士でいつも仲良く遊んだり会話していた相手だとすればなおさら言いづらくなってしまうでしょう。
中には、「今のままでも十分楽しい」「こうして一緒に話せるならそれでいい」と思っている人も多く、もし仮に告白して相手に断られでもしたら、お互い気まずくなってしまって今の楽しい状態がなくなってしまう。
そういった想いから相手に告白することをせず、わざと片思いのままでいるという人も少なくありません。
そしてそれと同じことを相手側も思っているため「両片思い」という、好きなのに片思い同士などという切ない関係性になってしまうのです。
たしかに、告白しないままお互い片思い同士でいて幸せならそれでもいいのかもしれませんが、万が一、別な人がいきなり相手に告白してきて、気持ちにケジメをつけるなどといって告白してきた相手と付き合ってしまったら、それは非常に悲しい気持ちになるのではないでしょうか。
両片思いという関係性で相手に気持ちを伝えるのが正しいのかはわかりませんが、その相手に恋をするのは人生に一度だけかもしれませんので、いつだって後悔だけはしない選択をしていきたいところですね。
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