両家のトラブルが少ない
世話人や仲介者が親族の場合、お見合い結婚の流れの中に親族が初期から絡んでくるのは先にあるとおりで、恋愛結婚志向の方ですと初期に親族は絡んでほしくないと考えている方が多いと思います。
ですがその場合のお見合い結婚というのは、性質上初期から親族が絡まなければそもそも成立しませんので仕方ないです・・・が、きっとそれがイヤでお見合い結婚に否定的な方が多いのでしょうね。
ところが、これが結婚に際しての両家のトラブルを回避する、またトラブルが少ない理由となるのです。
何故なら、まずこの場合のお見合い結婚は初期から親族が絡む訳ですが、それは両家がその結婚がお見合いによるものであると認識しているのは、状況からしてお分かりいただけるかと思います。
ですので恋愛結婚のように、ある日突然「結婚する人を紹介する」と言われるよりも、心構えとか覚悟的な心理がすでに確立されていることが多いのです。
それに仲介人や世話人が親族である以上、そのお見合い結婚は親族の同意の元、両家納得の末の出来事なのですから、トラブルなんて起きる理由がないのです。
これが恋愛結婚となると、前項にあるように相手の素性が知れなかったり、結婚までのやりとりにおいて後出しがあったりなどして、時に両家同士が不信感に陥ることも少なくありません。
そして何より、義理の両親となりえる相手から気にいられなかったり自分の両親が相手を気に入らなかったりで、恋愛結婚というのはあらゆるトラブルの可能性をはらんでいると言えるのです。
それもまた「二人で困難を乗り越える」になるのでしょうが、たとえその困難を無理矢理乗り越えたところで、確執を残してしまえば後年に差し替えることも懸念されます。
その事から最初から両家が納得、両家のトラブルが少ないと言えるお見合い結婚というのは、それだけでも大きなメリットとなるのです。
結婚までの無駄がない
恋愛結婚とお見合い結婚には、決定的な違いがあります。
それは、まず恋愛結婚というのは恋愛を経て結婚に至ることから、二人が出会った当初で結婚という意識がない、恋愛をした上でそれを考えていくという段階があります。
一方お見合い結婚というのは、二人が出会った当初・・・と言うより、「お見合いをする」と決意した時点で結婚をするか否かの意識が、当人たちに現れることになります。
要は、「結婚」の二文字が恋愛結婚の恋愛過程にはなく、お見合い結婚では出会う前からあるという違いです。
ではどうして恋愛結婚とお見合い結婚では、初期からそこまで結婚に対する意識が違うのかと言うと、それはお見合いという行動自体が「結婚を目的」としているからです。
なお、どうしてお見合いが結婚を目的としているかについては、もう一般常識レベルですので省かせていただきます。
だから結婚に向かって一直線なのです。
「結婚するために」出会った二人なのですから、その目的のために一直線だなんて当然のことですし、そこは恋愛のような回り道をしたりとか道草を食ったりなんてある訳がないのです。
となると、結婚まで「無駄がない」ことになります。
ただ恋愛結婚志向の方だと「それが寂しい」とか、「思い出も作れない」と考えてしまうでしょうし、それに伴ってお見合い結婚に否定的になるのかもしれません。
ですが、別に結婚してから恋愛してはいけないなんて決まりなんてありませんし、結婚してから思う存分好きなことを、二人の思い出になるようなことをすればいいだけの話なのです。
恋愛結婚志向の方は、どういう訳か「結婚」をしてしまえば現実を見なければならない、遊んでいる余裕なんてないように考える傾向がありますが、そうしなければならない理由なんてないのです。
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