「しない」より「した」方がマシ
もし告白しないで関係が終わってしまえば、もちろん「後悔」の二文字がずっと頭から離れないことになり、それはおそらくかなりの長期間引きずることが予想できます。
その告白がダメ元だと、絶対に成就できないものだと考えた末で何も言わなかったという、自分自身が納得して出した答えのはずだとしても、きっとそこは変わらないのです。
ですが、自分自身が納得して何も言わなかったのに、告白しなかったのに、どうして結局後悔してしまうのか・・・本当に謎ですよね?
実を言うとその納得、自分自身を「無理矢理」納得させているだけで、ごく僅かにあった期待をねじ伏せているだけに過ぎず、心の奥底では納得していないのです。
相手とは脈がない、どう考えても告白は成功しないからと、何だかんだと言い訳をして「どうせ無理だから」という結論に結び付け、「告白してはいけない」理由を作っているだけなのです。
そんな経緯での納得ですから、ねじ伏せたはずの期待がところどころ沸々と沸いてきて、「もし告白していたら?」というifを考えたり、それの成就を妄想してしまうようになります。
ですが当然そんなことがある訳もなく、「本当に」全てが終わってしまってからそのifがあったかもしれないなんて、今更のように思った末に後悔してしまうのです。
それなら、「しない」より「した」方がマシですよね?
どうせ告白をしなかったら後悔するのですから、それならダメ元でも告白をしてから後悔した方が救われるのではないでしょうか?
それでも「できない」と言う方は、もう少しよく考えてみて下さい。
告白しなければ後悔するのです。
しかもそれは「絶対に」避けられないのです。
先にもありましたが、人は頭だけで納得できるほど器用な生き物じゃありません。
それなら、たとえダメ元でも告白をした方がいい・・・いえ、告白しなければならないと言えるのではないでしょうか?
その告白がダメ元だとしても、実際に告白するのにはかなりの勇気がいると思います。
そして、それが「高い確率で失敗」すると分かっているなら、今の関係が崩れるかもしれないことを考慮するとリスクが高いのかもしれません。
ですが、告白しないままの行き着く先というのは、「告白すれば良かった」などの後悔が必ず待っている訳です。
となればやることはひとつですし、その確率は極めて低いのかもしれませんが、もしかするともしかするかもしれませんよ?
そしてその「もしかして」というのは、「しない」ままでは絶対に得られない、「した」者だけの特権なのです。
諦めがつく
告白をしないことが後悔に繋がるのはこれまでのとおりで、そしてその後悔というのは相手をまだ諦めきれないという気持ちの現れです。
ではダメ元で告白をして、本当にそれでダメなら諦めもつくのではないでしょうか?
告白をしないことで諦めがつかず、いつまでも後悔に繋がるのが前提だとするなら、ダメ元で告白をして「僅かな可能性」に賭けた方が、誰がどう見てもそちらの方が良いのではないでしょうか?
それに、いつまでも諦めがつかずに後悔したままの状態でいれば、その相手のことをずっと引きずることになって次の恋愛に進めなくなる恐れがあります。
もう関係が終わっているのに、本当の意味で終わっているのに、告白をしなかったがために絶対に成就しない恋情が延々と残り、その相手のことばかり考えるなんて悲しいことです。
下手をすると、もし新しい彼氏ができたところで今一つ気持ちが入らなかったり、過去となった好きな相手と重ねたりするなど、もはや呪縛めいた状態になることも懸念されるのです。
そんなことにならないためにも、その告白自体の成功率云々は置いておいて、「気持ちの整理」という意味で告白をして、恋愛を締めくくるというのは大切なことだと言えませんか?
もっとも、「そんな簡単な話じゃない」のが片思いをする人の共通認識だと思いますし、おまけに「それができれば苦労しない」のでしょう。
それに、告白をする動機が「自分の気持ちの整理をしたいから」なんて、告白される側に対して失礼だと思う方もいるでしょうし、ダメ元でもそういう不誠実な告白はしたくないと考える方もいると思うのです。
ですがその考えは、告白という行動の前提が間違っています。
たしかにその告白は自分の気持ちを整理するためでしょうが、それはその告白が断られた場合であって、「受け入れられた場合」はその恋愛が成就したことになりますよね?
もしその告白が100%自分の気持ちを整理するためのもので、相手が受け入れているのにそれを承諾しないのなら、どうして告白したのか意味が分かりませんのでその事により「失礼」ですし「不誠実」です。
しかし、そんな告白がある訳ありませんし、そもそもあってはなりませんよね?
だからたとえその告白が「気持ちの整理」を目的としていても、それは告白という行動の前提の次にあるものですので、そこを気にする必要はないのです。
ここでハッとなられた方は、きっとダメ元が過ぎているだけに成功が考えられず、失敗を大前提としていたのだと思います。
もっとも、そこまで失敗を大前提にしているのなら、おおよそ本当に失敗すれば本当の意味で諦めがつくでしょうし、万が一成功すれば・・・その喜び方はもうここでは表現できません。
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