離婚は「当たり前」の時代?
平成27年の統計になりますが、我が国の婚姻件数およそ60万件以上に対し、離婚件数が20万件以上という数字が打ち出されました。
このように今や夫婦の1/3が離婚してしまうこの時代、もはや離婚は統計から見ても「当たり前」の時代となってしまっているのです。
現に周囲でも、シングルマザーの子連れの女性とか、×1(2や3も)男性なんてよくいるのが普通で、如何に離婚という出来事が身近であることか、それを突きつけられている感覚に陥ります。
しかし、どうしてこれほど離婚件数が増えてしまったのでしょう?
どんな理由がきっかけで離婚を決めてしまったのか、結婚生活を送る人はもちろんのこと、これから結婚を考えている人だって気になるところだと思います。
今回、統計から分かる夫婦の離婚の理由をランキングでご紹介していきますので、あなたの結婚、またはその生活においての離婚の可能性を、未然に防ぐ手立てとして下さい。
なお終盤で、この日本という国においてどうして離婚が増加してしまったのか、「理由」でなく「背景」についても触れますので、一読いただけると幸いです。
【1位】性格の不一致
予想通りと言いますか、性格の不一致を理由にした離婚というのは統計上最も多く、堂々の第一位に輝いて(悪い意味ですが)います。
本来結婚相手は、「自分と性格が違う」とする方が上手くいくのが定説で、それはきっとあなたも聞いたことがあると思いますし、もはや「一般論」と言っても過言ではありません。
しかしこの場合の性格の不一致は、その考え方が少し違うのです。
と言うのも、結婚にさし当たり自分と性格が違うタイプの方がいいとするのは、「自分の手の届かない部分をフォローできる」とか、「自分にできないことができる」という意味です。
ですがこの離婚の理由となる性格の不一致というのは、「性格が違う割にフォローがきかない」とかなど、性格の違いが結婚生活においてプラスに働いていないのです。
そのため、一緒に暮らし始めるとそんな現実なので、その違いが鬱陶しいとか疎ましいとかなどの感情となり、最終的に我慢できなくなって離婚の決断をしてしまうのです。
これがもっと長い目で見るとか、もう少し様子を見るなどして長年の付き合いとなれば、お互いの性格をうまくすり合わせたり、バランスを調整できるのですが、昨今の夫婦はどうにも見切りが早いようです。
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