閉経っていつ訪れるの?どんな症状で気付ける?
20代30代といった、若い世代の女性にとっては、閉経という言葉はまだ縁遠い言葉に思えることでしょう。
毎月当たり前にやってくる月経がなくなる…そんな未来には現実味を感じないかもしれません。
しかし女性として閉経に関する知識を頭に入れておくことは、将来への安心にも繋がります。
ここでは閉経とはどんなものなのか、訪れる年齢や症状などを紹介していきます。
閉経って何?どうなると閉経なの?
閉経とは、永久的な月経の停止を意味し、医学的には12ヶ月以上連続して生理が訪れない場合に「閉経」として判断されることが多いです。
閉経のことに詳しくない女性でも、閉経=ある程度の年齢になると生理が来なくなるというイメージはあるでしょう。
実際にはピタリと生理が来なくなるというケースは少なく、閉経だと判断されるまでに時間がかかることが多いです。
つまり、一概に一ヶ月や二カ月生理が来ないからといって、閉経したと判断することは出来ず、それが閉経の予兆によるものなのか、生理不順による影響なのかは分からないということですね。
年齢的にそろそろ閉経しても不思議ではない…と考えてしまう女性の場合、生理が来ない=閉経と結び付けてしまう人も多いですが、閉経する時期や年齢というのは個人差もあるため、実際に閉経かどうかは分からないものです。
閉経がいつごろ訪れるのかを予想するのは難しいですが、閉経する平均年齢や、閉経前に起こる症状などは、前もって頭に入れておくと良いでしょう。
心の準備ができているのと、全く出来ていないのとでは、実際に閉経が訪れたときの影響も変わってきます。
精神的な影響も含め、閉経のことを理解しておくことは女性にとって大切なことだということですね。
閉経なんてまだずっと先の話し…そんな若い女性も、早くから閉経に関する知識を身に付け、心の準備をしておくことは必要なことです。
閉経する平均年齢はどれくらい?
では実際に閉経が何歳くらいに訪れるのか…女性にとって一番気がかりなことでしょう。
先ほどの話にもあったように、閉経する年齢には個人差があるため、閉経は何歳でする!とはっきりは言えません。
しかし絶対ではないものの、ある程度閉経する平均年齢というのは分かります。
日本女性の閉経平均年齢は、50歳くらいと言われています。
ただし、あくまでも平均ですから、50歳より前に閉経する女性もいれば、50代後半以降に閉経する女性もいます。
閉経するのが早い女性の場合は、40代前半で閉経するというのも珍しいことではないため、閉経するのは50歳を過ぎてから…と考えることはできません。 まれではありますが、30代後半に閉経をむかえてしまう早発閉経という状態もあります。
閉経する年齢というのは、それだけ個人差が大きく、予想するのが難しいということですね。
つまり、女性は40歳辺りから、閉経のことは頭に入れて月経と向き合うようにするのがベストと言えるでしょう。
40歳辺りからは、生理が来なかったリ生理周期が不安定で気になるようなことがあれば、ただの生理不順だと決めつけずに、閉経の可能性も視野に入れて考えてみた方が良いですね。
もちろん自己判断せずに、月経のことで気になることがある場合は、一度婦人科を受診することをオススメします。
たとえ50歳を過ぎていたとしても、閉経ではなく生理不順や何らかの病気が原因で生理が来ないというケースも考えられるので、自分で「閉経だろう」と決めつけてしまうのは危険なことです。
閉経する大体の年齢は頭に入れつつも、閉経と判断するのには慎重になりましょう。
閉経前に起こる症状
生理が来なくなるというだけで、閉経を判断するのは、なかなか難しいことだと思います。
閉経とは、いきなり生理が来なくなるというイメージを持つ人は多いと思いますが、実は生理が来なくなること以外にも、閉経前にはいくつかの兆候が出るようになるのです。
つまり月経の有無だけでなく、これらの兆候の有無によっても、閉経かどうかを判断することができるわけです。
閉経前の兆候として有名なのが「更年期症状」ですね。
閉経する前後5年の期間を「更年期」と呼び、この時期に訪れる様々な症状で他の病気に関連がない症状のことを更年期症状と呼びます。 また、そのような症状の中でも日常生活に支障をきたすような状態を更年期障害といいます。
更年期障害を実感するようになると、「そろそろ閉経かな」と考える女性は多く、ある程度心の準備をしておいた方が良いでしょう。
更年期障害以外の兆候としては、生理周期の乱れがあります。
閉経前になると、今まで安定した生理周期が不安定になり、次の生理の予定が掴めないなど、生理に関する不安も大きくなります。
生理周期が短くなってしまい、月に2度も生理がある…なんて人もいれば、反対に生理周期が長くなり、生理頻度が少なくなるという人もいます。
中には生理周期が長くなったり短くなったりを繰り返してしまうようなことも、珍しくありません。
また、通常の生理よりも生理が続く日数が短くなり、生理が早く終わってしまう!なんてケースも多いようです。
閉経前の生理の不安定さは、単なる生理不順とも考えやすいですが、閉経の前触れである可能性も考えられるので、しっかりと頭に入れておきましょう。
閉経前に訪れる更年期障害とは?
先ほどの話でも少し触れましたが、閉経の兆候の中でも日常生活に支障をきたす症状として「更年期障害」の訪れが考えられます。
更年期障害に関しては、なんとなく症状がイメージできるという人は多いと思います。
そんな更年期障害ですが、閉経前後の5年に症状が出るため、日本人女性の平均では45歳~55歳辺りに現れます。
症状としては、自律神経失調症状と言われる「のぼせ」「冷え性」「動機」「頭痛」「肩こり」「めまい」や、精神症状と言われる「イライラ」「怒りっぽくなる」「情緒不安定」、その他の症状としては「腹痛」「関節痛」「食欲不振」「尿が近くなる」なども挙げられます。
閉経前後は女性ホルモンのバランスが急激に乱れるため、このような症状を起こしやすくなるのです。
このような更年期障害の症状に思い当たる節を感じる場合、30歳後半を過ぎた方は閉経の前兆だと考えるようにしましょう。
閉経の症状とはいえ、更年期障害の症状に悩まされる人はもちろん多いです。
更年期障害の症状は仕方なく我慢しなければならないものではなく、病院での治療方法もありますので、症状を感じたら一度病院を受診し、治療方法の相談をすることをオススメします。
更年期だから仕方ない、閉経前だからどうしようもない、と考えてしまうと、辛い思いをして生活をすることになります。
症状の出方も個人差があるため、辛い症状を感じたときは医師に相談するようにしたいですね。
年齢的に更年期障害に違いない!と思えるような症状でも、その他の病気の可能性ももちろん考えられます。
その他の病気を否定できてはじめて更年期障害となりますので注意が必要です。
自己判断は危険ですので、気をつけるようにしましょう。
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