火事の夢は大吉夢?
あなたは最近「火事の夢」を見たことはありませんか?
一般的にも「火事の夢」は不吉の前兆などといわれていることもあり、どうしても火事に対して前向きなイメージを持つことは難しいといえるでしょう。
それもそのはずで、現実世界でも火事が起きればそれはもう大事件にまで発展することも珍しくなく、家の中でのほんの小さなボヤからでも家全体を焼き尽くしてしまう規模にまで発展してしまうこともよくあります。
代表的なのはタバコの不始末やガスのつけっ放しといったところですね。
そういったほんの少しの油断でも大事件となり、時には死者まで出してしまうことがあるのが火事の怖さでもあります。
そんな火事の夢を見てしまえば、どうしても「不吉だ」「怖い」「良くないことが起きる前兆だ」などと思ってしまうのも無理はないでしょう。
しかし、実際には火事の夢というのは大吉夢だといわれることも多く、火事は夢の中では不吉ではなく幸福の前触れだとも言われているのです。
ここではそんな「火事の夢」について詳しくまとめていきます。
興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね。
夢は暗示
火事の夢について詳しくまとめていく前に、みなさんは夢についてはどういったことを思い浮かべるでしょうか?
一般的には「夢」は自分の心理状態を表しているものだといわれていて、自分が心の奥底に抱いている想いが「夢」として表れているといわれています。
自分が夢の内容に関係のあることを意識していようが無意識であろうが、心の奥底で自分が見た夢の内容に近いことを経験、または体験したことによって、その夢は引き起こされていると考えられています。
しかしだからといって、「火事の夢」は現実で火事の場面を見たとか実際に火事にあわなければ見ることはないということではなく、「火事」という出来事から起因される印象やイメージが大きく影響して「夢」に表れていたりします。
たとえば、「何かに熱中したいという心理⇒情熱⇒熱い⇒火事の夢」という具合ですね。
そしてその流れは逆に流れるケースも多々あり、夢の内容から現実でもそういった感情を抱くきっかけになったりもするのです。
つまり、「火事の夢⇒熱い⇒情熱⇒何かに熱中したいという気持ち」ということですね。
夢はその内容や状況次第では自分に対しての暗示になることもあり、夢がきっかけで自分の本当の気持ちに気づくなんてことも珍しくないのです。
夢占いは思い込み
世間では「夢占い」がスピリチュアル好きな人たちを中心に広く知れ渡っていますが、夢占いというのもいってしまえばただの結果論でしかありません。
何かしらの夢を見ることにより、その夢のことが気になった人がネットや本などで夢の意味を調べ、自分が見た夢には「~な意味がある」と認識する。
そうなることで、自分の記憶の一部には「~なことが起きる」というイメージが形成されることになり、普段自分が見ている日常の中からその意味に該当する出来事を探し出そうとします。
たとえば、「恋愛運が上昇!いい人にめぐり合う可能性大!」という夢を見たとすると、現実の世界でも出会う人に対していちいち「この人が運命の人かな?」なんて思いを巡らせたりするわけです。
つまり、夢占いというのは一種の暗示でもあり、「○○だよ」といわれれば実際にそうであるかのように錯覚するように、夢の意味を調べて自分の頭の中にその意味が記憶されることで、物事を判断する基準が夢占いの結果を参照点となるということです。
中にはたしかに夢占いが当たるケースもありますし、一概にはすべてを暗示に過ぎないとはいえませんが、夢占いというのは単純にいえばただの思い込みでありそれは血液型性格診断などとあまり大差のないものだといえるでしょう。
わからないことはわからない
現段階では夢を見る原因はハッキリとは解明されていません。
そして夢と深い関係があるといわれている人間の脳も、まだわからないことだらけなのが事実です。
もしかしたら人間の脳が未知なる力を発揮して夢という形で未来を予測しているのかもしれませんし、それはハッキリと解明されるまでは誰にも否定することはできませんしわからないのです。
現代ではそういったわからないことをわかったふりをして問題解決をしている部分がたくさんあり、それが後々大きな社会問題を引き起こしてしまっているケースもたくさんあります。
結局のところ、人間にわかっていることなんてまだまだほんの少ししかなく、世の中の大部分のことはまだ全然わかっていないのです。
夢から予測される自分の深層心理も、夢占いも血液型性格判断も、すべては不透明でありすべてを否定することも肯定することもできないのが事実でしょう。
夢の意味などについては「この夢はこうだ!」と決め付けるのではなく、自分なりに「こういう意味なんじゃないか?」と考察したり、自分の心理について考えを巡らすきっかけとして楽しんだりするのが一番いいのではないでしょうか。
夢の意味においてはおそらく正解も間違いも存在しなく、それは人それぞれ解釈の仕方によって意味も変わってくるものだと思うので、夢には自分で意味を与えていくのがある意味正解なのだと思います。
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