ダブルバインドとは?
あまり聞き慣れない言葉だと思いますし、現に始めて聞いたという方もいると思いますので、ここでダブルバインドの基礎をご説明します。
ではダブルバインドとは何なのか?についてですが、これは精神学の用語のひとつで、矛盾する二つの指示を選択しなければならない状況に相手を追い込むことです。
例えば好意的に呼びつけて来させたものの、近付いたら突如不機嫌そうにして拒絶する…こういうものです。
もともとは統合失調症患者の症状として紹介されたものですが、根拠に乏しかったりでその通念は消失し、逆に精神疾患の治療に役立つと考えられるようになったそうです。
ではこのダブルバインド、精神どうこうと穏やかでない文言ばかり並んで、一体どのように恋愛に役立つのか疑問に思われたのではないでしょうか?
これよりその疑問の払拭を、ダブルバインドをどのように恋愛に役立てるかの方法をお伝えしますので、意中の人がいれば試してみてはどうでしょうか?
恋愛のダブルバインド
前項でダブルバインドの概要をご説明しましたが、恋愛におけるダブルバインドというのはちょっと意味合いが違ってきます。
と言うのも、本来ダブルバインドは「矛盾する二つの指示」を相手に与えることですが、恋愛でそんなことをやってしまったらやられた側はとても不快に思いますよね?
そんな指示を受けたら困る以外何でもありませんから、この場合のダブルバインドというのは本来の意味からズレるのです。
では具体的にどういう意味合いかと言いますと、同じ二つの指示(この場合「お願い」とか、「お誘い」になります)であっても、「どちらを選んでも結果は悪くならない」というものになります。
本来のダブルバインド同様、二つの指示であることには変わりないのですが、相手が不快にならないような結果を二つ提示するだけの話なのです。
しかし、それをして恋愛がどのように上手くいくのか、そこが気になるところだと思います。
それについてですが、まず通常のお誘いの場合・・・例えば「○日にお食事一緒にどうですか?」という発言に対してなら、それを断る理由はいくらでも思い付けます。
「ごめん、その日友人と予定があるんだ」
「祖母の○回忌があってね」
「確かその日は仕事だったと思う」
なんて、断る理由なんてどうとでもなるでしょう。
ですが恋愛におけるダブルバインドを使用すると、相手を自然に断り辛い状況に追い込めるのです。
例をご紹介します。
女性「洋食と和食はどちらが好みですか?」
男性「どちらかと言うと洋食かな?」
女性「パスタですか?それともフランス料理とか?」
男性「実は最近スペイン料理にハマっててね」
女性「そうなんですね!そう言えば○○においしいスペイン料理店があるって・・・」
男性「え?そうなんだ、行ってみたいなあ」
女性「じゃあ一緒にどうですか?○日と○日、それと○日辺り空いてますけど、どの日が都合良さそうですか?」
上記には、普通のお誘いにはないひとつの特徴があります。
それは、本来お誘いをしたいのは女性のはずなのに、会話の中では「男性が選択している」という部分です。
だから男性は最後の「どの日が都合良さそうですか?」の時点で、女性のお誘いをとても断り辛い状況となってしまい、結局○日に食事を一緒にすることになるでしょう。
このように、恋愛のダブルバインドというのは本来のものよりもっとポジティブなものなのです。
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