車=自分自身
した人もされた人もその関係者も、誰も幸せにならない交通事故は忌み嫌うべき出来事で、何が何でも避けるべきものとするのが一般的な考えです。
だから夢占いにおいての事故の扱いというのは、これから起こるべく交通事故を避けるための注意喚起…と思ってしまいがちですが、別にそういう訳ではないようです。
どうやら夢占いにおける事故というのは、自分のごく近い未来を示唆…と言うより、どちらかと言うと「警告」をしているようです。
今回は夢の中で起きる、また起こす事故が何を意味しているのか、自分の未来の何を警告しているかについて、事故状況別にご紹介します。
当てはまる事故の夢があるのなら真摯に受け止め、せっかくの警告を無駄なものにしないよう邁進するようにして下さい。
なお以降に記述する事故の夢は、内容をもっと細分化すべき部分があるのですが、便宜上ひとまとめとさせていただき、それに伴った内容としますのでご了承下さい。
自分に過失がある事故
事故の中でも人が最も避けたい「自分に過失のある事故」は、ただでさえ見たくない事故の夢を悪夢にしてしまうことでしょう。
それにしても、普段の運転で注意しているようにしていればそうそう事故なんて起こさないはずなのに、どうして夢の中だとそんな簡単に事故を起こしてしまうのか疑問に思うのではないでしょうか?
何となく夢の中の事故は抗えない、避けようがない、または気が付いたらそのような結果になっているなど、どうしようもない印象を受けることがほとんどなのではないでしょうか?
実はこの夢、あなたの運転技術どうこうは全く関係なく、あなたが大きな不安を抱えているとか、焦燥感に駆られていることを脳が暗に示しているのです。
だから運転の上手い下手は無関係で、その夢は「自分に過失のある事故」の結果だけを残します。
もしかしてあなたはここ最近、何か追い詰められるような出来事があったり、早々に仕上げなければならない仕事などがあったりで、落ち着かないのではないでしょうか?
脳はそれを示唆し、「もっと冷静になろう」と警告をしているのだと思います。
なお同じ自分に過失のある事故であっても、物損と人身では大きく意味合いが異なるようです。
物損の場合はおおむね上記のとおりなのですが、人身の場合は上記に加えてあなたという人物がとても好戦的な人間、攻撃的な性格であることを示唆しています。
おおよそ自分では意識していない、その自覚がないことがほとんどですが、深層にそのような性質があることを夢の中で明るみにしていることもあるのです。
何にせよ、少し落ち着いた方が良さそうです。
そのまま事に向かえば、焦りなどから失敗の可能性が高いと言えますし、結局落ち着かない状態で何かをしても決して良い結果は生まれないのです。
夢という形でそれを自覚できるチャンスなのですから、嫌な夢ではありますが活かすようにして、現実の方を良いものに昇華しましょう。
自分に過失のない事故
その夢の中の事故が自分に過失のないもの、つまり事故に「遭わされた」ものの場合、夢占いだからまた何かの抽象的な暗示・・・と思うかもしれませんが、実は夢に限りなく近いことが起きるようです。
と言うのも実はこの夢、近日中に何かの事態に巻き込まれるとか、トラブルに見舞われる暗示とされていて、文字通り貰い事故をしてしまう可能性があるのです。(交通事故に限りませんが)
どうしてこの夢に関しては、見た夢がそのままの意味で当てはまるのかは謎なところがありますが、夢占いにおいてはそのような見解であるのが一般的のようです。
ですので、当面はそのような目に遭う可能性を潰していくとか、警戒心を持って事に臨むなどをして、事態やトラブルを回避するなり対処できるようにするなりしておきましょう。
何も知らないのと、事前に知って心構えができるのとでは出る結果に大きな差があると思いますので、そういう意味でもこの夢は真摯に受け止めておくのがベストです。
なおその事故に遭ったのが自分ではなく第三者で、それがパートナーとか友人の場合は、上記の思わぬ事態とかトラブルなどはそれらの方が対象となるようです。
できることなら忠告をしてあげるとか、近況や安否を確認してあげたりすると、それらの方の被害が軽減したり被害があってもすぐに対応できることに繋がるでしょう。
もっともそのときに「夢占いが・・・」などと言ってしまうと、スピチュアルに興味のない方は引いてしまうので、せめて虫の知らせ等はぐらかして忠告してあげるのが無難です。
事故で死亡した
前項のように事故に見舞われたというだけでなく、事故により死亡にまで至ってしまった場合、死んでしまったことからネガティブな意味合いになると考えるのではないでしょうか?
実はそうではなく、夢占いにおいて「死」というのはリセットを意味していて、逆に意味合いとしては良いもの・・・と言うより、かなりポジティブなものとなるのです。
もちろん事故の夢における死であってもそこは変わらず、近日中に自分自信をリセットできる状況・・・すなわち、逆境からはい上がれるとか抜け出せることを示唆していることになります。
その他、今置かれている環境が良い方向へ劇的に変化したり、自分の能力を発揮できるような新天地が見つかったりなど、何らかの形で新しいスタートを切れる可能性があるでしょう。
ただ、夢の中でどのように自分の死を自覚するかが難点で、多くは夢の中で自分が死を迎えた場合は、自分の状態はどうであれ「自分は死んでいる」という認識をします。
または、死んでいる自分を客観視する状況になるなどいろいろありますが、そういう概念がなかったり夢で死ぬことはないなんて強く思われている方に関しては、そう簡単にその認識はできません。
その場合、夢の中で起こした事故は誰もが絶対に死ぬ状況である、または死ぬ可能性が著しく高いと考えられると起きた際に思えば、それは夢の中で死んだと思っても差し支えはないでしょう。
縁起でもないと思うかもしれませんが、夢の中で死ぬのは吉夢ですので、認識できずにスルーしてしまうなんてもったいない・・・と考えなければならないくらいなのです。
事故でも無傷だった
夢の中で、誰がどう見ても死んでしまうくらいの規模の事故を起こしたにも関わらず、傷一つなく無事だった場合は現実でも当然嬉しいことになり、夢占いでも同じ扱い・・・つまり吉夢となります。
ではこの夢がどのように吉夢かと言うと、今後何かしらの問題や事態、トラブルは起こるものの、それが勝手に解決するとか、自然と良い方向に向かってくれる暗示となるのです。
本来ならば死亡してもおかしくないくらいの事故は「問題」や「トラブル」、無傷なのは「解決」「良い方向」を表しているのでしょうね。
ただし逆に考えるのであれば、いくら解決や良い方向に向かうと言ったところで、問題やトラブルに見舞われることは間違いありません。
夢占い的には放っておいても差し支えはなさそうではありますが、そのまま放置しておくよりも、解決よりもさらにより良い結果を目指して、自分から動く姿勢があってもいいかと思います。
ちょっと欲張りな感じがして、それをすることでせっかくの暗示が台無しになるかのように思うかもしれませんが、この場合はそれも含めて「無傷」の結果になると考えて行動してもいいのではないでしょうか?
もしその行動が問題のあるものなのなら、夢が違う形であなたに注意喚起をすると思いますので、そうでない内はどんどん吉夢に乗っかるくらいでいいのです。
事故をギリギリ回避した
コンマ数秒後には大事故!!・・・のはずが、あなたの機転や運転技術により寸前で回避できた場合、その夢の印象と同じく良い意味となり、夢占いでは吉夢と扱われています。
何せ間一髪で大事故を免れたのですから、そこに悪い意味なんてあるとは考えられませんしかなり安堵するのが普通ですので、さすがの逆夢傾向の強い夢占いでも素直な解釈になるのです。
これは、あなたに何かしらの危機的状況が訪れることは確実であるものの、今のあなたの能力とかスキル、環境等を動員すれば十分にその状況を乗り越えられるという暗示となります。
要は、それは確実に非常事態であるものの、あなたに今備わっているものだけでどうにかなる、対処ができるなどの、「分相応を条件とした」非常事態なのです。
しかもこの暗示、「必ず」達成できるというお墨付きでもありますので、基本的には他人の手は必要とせず、あなただけで何とかなるでしょう。
しかしこれもまた、前項と同じく逆に考えると必ずその状況が訪れる訳です。
できることなら芽は早い内に摘んでおくとか、危機の規模が小さい状態で対処をしておくなど、早め早めの行動をしておくとわざわざ自分に今あるものを総動員しなくても済むと思われます。
さらに、どうしてそのような状況が起きてしまったのか、その原因や経緯とかも見分しておくなりすると、反省や勉強に繋がって後々の予防に繋がることでしょう。
そこまでやれるのであれば、危機的状況を起こす頻度自体が減ることになりますし、自分の能力も向上することになりますので、もはや言うことなしになるのではないでしょうか?
となるとこの夢を見ることはなくなるのですが、この夢は吉夢とは言えコンマ数秒後には大事故となることから、場合によっては不快になりますので見ないに越したことはないのです。
どうせなら、同じ吉夢でも事故ではなくもっと良い夢、終始気分良くできる夢を見たいのが普通の考えですので、そういう意味も含めて反省や勉強をしておく必要があるのです。
他人の事故を見た
ただでさえ怖い事故の夢、自分がそのような目に遭ってしまうのは当然怖いことなのですが、他人の事故だって見る分にもとても怖いと思うのではないでしょうか?
ではそんな他人が事故をした夢を見た場合ですが、まず他人を事故を見ると「何をしてあげればいいのか」、また「どうしたらいいのか」など悩んでしまいませんか?
自分の事故であれば、無傷で意識もあるなら自ら110番に連絡するなり、いろいろとすることはあるのですが、他人の事故だと一体何をしていいのかなんて分かりません。
基本は事故を目撃していることから110番とか、負傷者がいる可能性があることから119番をするなどが普通ですが、それが基本でも「本当に自分がやっていいのか」なんて悩むと思うのです。
この事から他人の事故の夢というのは、夢占いにおいて現実社会で何かしらあなたが行き詰まっていることを示唆していて、そして今の考え方について警鐘を鳴らしているとされています。
要するに警告夢であり、おそらくあなたはとても固定観念が強かったり頑固な性格で、発想や視野がとても狭いのだと思われます。
ですので発想の転換を試みたり、視野を広く持ってみることで、その固定観念から逸脱した発想が生まれたり、頑固な性格も少しは柔らかくなるのではないでしょうか?
それで自分にとって何か目新しいものとか、今までの視野では見つけられなかったものが見つかるなどで、これまでの人生に何らかの効果を与える可能性があるでしょう。
もしそのまま固定観念が強かったり、頑固な性格のままでいると、ちょっと発想や考え方を変えるだけで容易にクリアできるものが、その性質であるがために全くクリアすることができない。
また進捗も芳しくないとか、そもそも何をどうすればいいのか分からなくなってくるなど、他人の事故の夢であった思考のとおりの状況になってしまう恐れがあります。
ちょっと柔軟性を持ってみては如何ですか?
とりあえずは用心すべき
これで、事故の夢が別に「これから交通事故を起こす」等、不安になる必要がないことがはっきり分かったものだと思われます。
もっとも、事故の夢自体良い意味であることがほとんどなく、大半が近い未来に対する警告であるため、用心するに越したことはないでしょう。
それにより近い未来にやってくる弊害を避けるきっかけになるかもしれませんし、避ける手立てを築き上げる材料になるかもしれません。
それで結果的にうまく危機を乗り越えられたのなら、そんな嫌な交通事故の夢であっても意味があった、また逆に見るべき夢だったと納得することでしょう。
最近事故の夢を見られたはもちろん、これから見るかもしれない方は今回の内容を参考にして、近い未来をより良いものとできるようにして下さい。
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