攻撃を仕掛けられている
前項とは打って変わって、あなたが攻撃を仕掛けられる側となる夢を見た場合、そしてそれで戦うことを無理強いさせられてしまった場合は、やはりあまり良くない出来事の示唆となります。
では具体的にですが、あなたは近い将来に夢の中で攻撃を仕掛けてきた人物から、裏切られるとか大きな嘘を付かれる、また騙されてしまうことが懸念されるのです。
しかもこの夢の特徴として、夢に出てくる人物があなたが大いに心を許した相手であることが多く、おおよそ一度この夢を見たくらいでは裏切られるだなんて思いもよらないでしょう。
しかしその裏切りは着実にあなたに歩み寄っていて、最終的に裏切られて心に大きな傷を負ってしまう・・・ここまでが、この夢を見た後の顛末でよくあるケースなのです。
仕事で信頼を寄せていた同僚に、成功した仕事を横取りされてしまったとか、仲良しだったはずの友人から何かを進められて購入したものの、それが高額でとても支払えるようなものじゃない・・・などがあるでしょう。
ここから見えるあなたの方向性と言うのは、思いつくもので二つあります。
まず一つ目は、この夢を見た後に登場した相手を警戒、観察し、自分を裏切るような素振りがないかを見ておくことです。
信頼しているはずの人物なのに、夢を見たからと不信感を持つだなんてとんでもないと思うかもしれませんが、あくまで観察をしておくだけですのであまり仰々しく捉えないようにしましょう。
そして次の方向性ですが、こちらの方が「方向性」という言葉にしっくりくると思います。
と言うのも、その信頼していたはずの人物からの裏切りの可能性は、もしかするとあなたが生み出したものかもしれないのです。
例えば普段の言動とか、その相手との出来事など、相手があなたを裏切っても良い相手とする何らかのきっかけは、どこかで必ずあったと思うのです。
ですのでその相手に対して、一体自分が何をしたかを振り返ってみて、思うところがあれば謝罪をするとか、お詫びをするとか、元の鞘に戻れるように行動してみては如何でしょうか?
もっとも、裏切りも辞さないとされてしまったくらいです。
並大抵の努力で元の鞘には戻りませんので、それこそ評価を大逆転してしまうくらいの出来事がなければ厳しいのが現実です。
その事から、もう元の鞘に戻るのは不可能と判断して、反省はしつつもその相手とは今後関わりを持たないことも視野に入れることも、考えるべきなのかもしれません。
逃げたいながらも防戦
本当は逃げたいはずなのに、戦うなんてしたくないはずなのに、仕方なくも最後まで応戦、防戦できた夢を見た場合は、あなたという人物が物事に対して逃げずに立ち向かえる力を持っていることを示唆しています。
おそらくあなたは今、何らかの問題を抱えていたり、本音はそれから逃げ出したいくらいに考えているのだと思います。
若しくはその問題に対して、自分だけでは到底できない、誰かと一緒にやった方がいいのでは?なんて、自信も欠けてしまっていることも伺えます。
ですが夢は「そうじゃない」「あなたはできる」と、あなた自身が気付いていないあなたの能力を示していて、一生懸命勇気付けようとしているのです。
となればやる事は、あなたの方向性は決まったも同然ですよね。
その夢を見たのであれば、自分の力を信じてやりぬく、また努力をし続けることが最良で、結果は自然と伴うことでしょう。
ただ、その夢の結果は「逃げずに戦うことを決意した」ことになりますが、人の解釈はそれぞれで「逃げることを考えてしまった」と考えてしまう方も少なくないと思います。
そうなると「逃げることを考えた」ばかりがピックアップされて、凶夢と解釈してしまう可能性がありますので、そこだけは注意するようにして下さい。
凶夢として捉えてしまうと、自然と悪い方向へ物事を考えてしまったりで、せっかくの乗り越えられる示唆なのにそれが台無しになって、悪い結果となってしまうこともあります。
あなたに足りないのは、強いて言うなら「自信」ですので、そこさえ伴えばその困難は案外あっさりと乗り越えられると思いますので、もう少し自分を信じてあげて下さい。
なおこの夢、物事に立ち向かえる力というだけでなく、「そろそろその困難は乗り越えられますよ」という暗示の可能性もあるようです。
もしそうなら、「そのまま頑張れば」その困難は乗り越えられると思いますので、その場合はあまり難しく考えずに文字通り「そのまま」でいるようにしましょう。
どちらにせよ物事や困難は乗り越えられる、また乗り越えられる時期ですので、下手に小細工を考えるよりも現状維持を考えた方が有効なのかもしれません。
突然襲われた
夢の中で突然誰かに襲われた・・・これもまた攻撃を仕掛けられている項目と同じく、その「誰か」に裏切られることを示唆しています。
もっとも、ただ攻撃を仕掛けられているよりも、その裏切りがもっと手酷いとか悪質であることが多く、実際そのようになった場合はあなたは絶望に打ちひしがれるでしょう。
これもまた身近な関係者であることが多く、夢に出てきたと思ったら突然襲いかかってくるようなシチュエーションであれば、今後その人に対して注視すべきだと言えます。
もちろんこのケースも、あなたが原因で相手がそのようになってしまった、あなたを裏切っても差し支えのない相手としてしまった可能性があります。
普段の言動は問題ありませんか?
相手を傷付けるような発言をしていませんか?
気遣いに欠けていたりしませんか?
一度これらを思い返してみて、もし心当たりがあるのであれば改善を図るようにする、それが無理なら先にあるとおり関係の修復を諦めることも視野に入れましょう。
まあそれも、巡り巡っていずれまた同じ悩みを抱えるとか、予想外の場所で再会する可能性も否定できませんが、解決が望めないのなら仕方がありません。
何せ夢の中で突然襲いかかってくるほどの相手ですので、襲いかかってくるという状況を考慮して、逃げるという選択肢を選んでもそれは決して否定されることではないのです。
そのままでいればあなたが傷付くことになるでしょうし、裏切ってきた相手も因果応報でいずれ自分も傷付き、堂々巡りとなって人を不幸にしていくことでしょう。
それを自分のところで断ち切るという決断は、結果「逃げる」ことになっっても「不幸な人を増やさない」という視線で、責められるようなことではないのです。
だから迷ってしまう場合は躊躇せず、その相手との縁を切ることも選択に入れる、そしてそんな自分を責めない気持ちの強さを持つようにしましょう。
リアルも戦い
戦う夢から教わることは様々で、如何にその対象から逃げずに立ち向かえるかが問われ、それ如何で今後が決まってくると言っても差し支えはありません。
やはりそれが戦いである以上「勝敗」がある訳で、今回ご紹介した戦っている状況というのは、勝利を収めることで多くは事態が好転するからです。
ですので、夢における戦いの状況のみならず、勝敗にも着目しておくと示された方向性の精度がさらに増すものと思われます。
しかし競争率の高いこの世の中、直接的ではないにしろ戦いの歴史を築いてきた人間の本質はそのままで、リアルでも戦うことばかり強要されています。
だから多くの人が疲れてしまっていることが普通で、夢の中でくらい戦うことを忘れたいものですが…夢も現実同様なかなか手厳しいと言えますね。
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