夫側の離婚理由
・性格の不一致
妻側の離婚理由でもあるように、性格の不一致というのは統計的にも離婚理由において最大となっており、これについては夫側も思うところがあるようです。
ただ、男性というのは比較的我慢を続ける生き物で、妻側の性格でよほど許せない何かがない限り離婚をすることはなく、おおむね我慢のまま婚姻関係を続けていくのがお決まりです。
と言うことは、そんな男性が性格の不一致を離婚理由として妻側に突きつけるということは、もはや妻に反論の余地がないほどの何かがある訳で、まず離婚を覆すことはできないのです。
ということで、妻の立場にある方は出来るだけ夫の様子を確認しながら過ごし、自分の性格による過失を理解することから始めたいところですが・・・性格ですから、なかなか難しいところです。
・浪費
女性に多い過失ですが、やたらと何かを購入したりで浪費をすることにより、夫側が我慢の限界となって離婚を突きつけることも統計的にはかなり多いようです。
それもそのはず、夫からすれば自分が必死になって稼いできたお金を、(男性が思う)くだらない物に費やされて、我慢ができる訳がないのです。
妻側としてはそれが必要と言い訳をするのですが、大抵その言い訳は要領を得ない、説明になっていないなど、女性特有の言い回しであるために多くの夫は納得が出来ません。
そして、夫側の意見にも耳を傾けずに浪費を繰り返す・・・となれば、離婚をされても文句は言えないでしょう。
・親族と会わないまたは確執
男性は体裁を気にしたり、自分の身内をとても大切にする傾向があります。
ですが妻側からすれば、夫の親族なんてただの他人でしかなく、「付き合わないくらいが丁度良い」くらいに思っていることが少なくなく、そしてそれは態度にも現れる傾向があります。
夫側はそれが許せなくて、「全く義両親に会おうとしない」「孫を見せようとしない」という、妻側の繰り返しの行動に業を煮やしてしまい、最終的に爆発するのです。
場合によっては、結婚当初から義両親と揉めてしまうなどがあり、その後は確執により全く会うことがなくなった、または妻がいない時を見計らって会うことになります。
その際に義両親が、妻との離婚を勧めたり悪口などを言ったりして、夫側が徐々に義両親の思考と似通うようになってきて、最終的に離婚に至る・・・そういうケースも少なからずあります。
男性は両親からの影響が、女性のそれと比較しても色濃いことが多いですので、義両親の言葉を案外簡単に受け入れてしまうことも少なくないのです。
・DV
先にもありましたが、女性から男性へのDVというのも意外と多くあるようで、昨今は少しずつ「男性側の」離婚理由として統計に上がり始めているようです。
これも先に記述しましたが、要は女性が強くなったとでも言うのでしょうか?
女性は従来、男性と結婚しなければ生活を続けることすら困難な状況に追い込まれることが多かったのですが、昨今男女雇用機会均等法によりその格差も目減りしている状況です。
つまり、女性が一人で生きていく算段が取れるのが現在であり、あえて男性に媚びを売らなくても離婚するならするで、別に構わないと思うようになってきた訳です。
だから「強気」、だから「DV」・・・そういう背景があり、男性はもうあぐらをかける立場ではないことを肝に銘じておきましょう。
・不倫
夫側にもいろいろな離婚理由がありますが、中でも最も許せないとするのが不倫で、これに関しては女性のそれよりも遙かに厳しい、遙かに離婚をする可能性が高いようです。
理由は、男性自身独占欲が強い生き物ですので、その独占欲から外れてしまった女にもはや用はないのです。
単純に自分が夫のものでなくなったから離婚となった風に聞こえますが、実はまさしくそのとおりで、男性はそれだけで十分に離婚の決断をしてしまうのです。
それだけに決意は固く、もし妻側が不倫をした結果に夫に発覚し、離婚を言い渡された場合、覆すことははっきり言って不可能です。
それどころか、夫は「かわいさ余ってにくさ100倍」とばかりに、慰謝料等全力で妻を社会的抹殺に導く可能性があり、さらに妻の許しの懇願も無視して徹底的に潰そうとするでしょう。
男性の離婚理由の中で、これだけは夫が苛烈に報復してくる可能性があるので、妻の立場の方は絶対に不倫だけはやめておいた方が無難です。
その他の理由
もちろん離婚理由というのは、これまでの記述した統計に限らないところがあります。
例えば、性生活に不満があるとか、同居しないとか、場合によってはどちらかが病気になってしまったがために離婚をするという、何とも切ない離婚理由も存在するようです。
どちらにせよそこには「夫婦として続けられない何か」がある訳で、第三者の視点では分からないことが多く、何とも言えないところがあります。
中には、その夫婦でしか分からない離婚理由もあったりで、統計には引っかからない不思議な破綻もあるのです。
もっとも離婚すればそこでおしまい、夫婦としては完結、それ以上それ以下でもありませんので、離婚をしようと思われている方は、そこで何もかもが終わることを予め認識しておきましょう。
どこまで分かり合えるか
離婚というのは、結局のところ「どちらかが、どうしても相手が許せなくなった」ことによる、最終的な決断になるのではないでしょうか?
許せるのであれば離婚をする理由なんてありませんし、我慢できる範囲であれば体裁もありますし、何とか我慢しつつ婚姻関係を維持するのでしょう。
ですがその決断、本当に相手と分かり合った上での決断ですか?
不倫に関しては出来事が「起きてしまっている」ことから、離婚も致し方ないと思うのですが、それ以外であればもう少し余地はあるのではないでしょうか?
お二人のことですのであまり無責任な事は言えませんが、この記事を読まれたのも何かの縁ですので、もう一度だけ話し合う機会を設けてみて下さい。
もう顔も見たくない、声も聞きたくないなら止めませんが、そうでないならもう一度だけ話し合ってみては如何ですか?
それで僅かでも離婚、悲しい結末の解決の糸口になれば、そしてそれが一組の夫婦であっても、この記事が世に出た意味があるというものです。
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