マッチングアプリの全容を徹底分析
今では婚活と言うと、マッチングアプリを指すほど、マッチングアプリはとてもポピュラーなものになっています。
婚活アプリとも呼ばれるマッチングアプリは、2012年に登場した「Omiai」が日本で最初のサービスだと言われています。
スマートフォンが広まり始める頃登場したマッチングアプリは、婚活を真剣に考えている独身男女に広まっていき、「Omiai」だけでなく、「Tinder」、「タップル誕生」などがリリースされてきました。
そしてさらに、ベンチャー企業や結婚関連企業などさまざまな企業から、いろいろなアプリがリリースされるようになり、現在は多種多様、数えきれないほどのマッチングアプリがあります。
普通になったマッチングアプリ
マッチングアプリの市場は登場して3年ほどで3倍に膨れ上がり、2年後にはさらに3倍ほどの規模、約850億円になると予測されているほど盛況です。
大手のマッチングアプリの利用者は「Omiai」が226万人、「タップル誕生」が200万人ほどで、さらに増加傾向にあります。
最近行われたインターネット調査によると、マッチングアプリサービスを利用して、交際のお相手や、結婚相手を見つけた方は3割にも及ぶことが分かりました。
また、マッチングアプリを通じて異性会員と実際にお見合いを行ったのは、5割と非常に高い割合となっています。
婚活サイトとマッチングアプリ
マッチングアプリの広まりによって、20年以上の歴史があり、インターネットにつながったパソコンを使っての活動を前提としていた「婚活サイト」もスマートフォン用アプリをリリースするようになりました。
スマートフォンからでも、パソコンからでも活動ができるようになったことから、最近では、婚活サイトとマッチングアプリの違いがあまりなくなってきています。
マッチングアプリがこれほど人気となった理由にはいくつか考えられています。
婚活という言葉とスマートフォンがごく当たり前に普及していったことや、生涯未婚率が取り上げられるようになったこと等に加えて、出会い系サイトとはっきり区別がされるようになったことが挙げられます。
出会い系サイトとの違い
日本でもインターネットが少しずつ一般家庭に浸透するようになった2000年前後から、パソコンや携帯電話を通じて、インターネットを使った出会い系サイトで起こるトラブルがたびたびニュースとなりはじめました。
出会い系サイトと呼ばれるサイトは、登録をしてもポイントとして課金を求められるばかりで出会えない、サクラと呼ばれる実体のない会員ばかりで、異性会員が存在していない、架空請求ハガキが送られてくる等悪質な請求をされるなど、問題が非常に多く社会問題ともなったために、インターネットでの出会いはあやしい、というイメージが少なからず付きまとってしまうことになってしまいました。
実際には、出会い系サイトではなく、真剣に結婚相手を探すための婚活サイトもその頃から存在はしていましたが、誤解されることが多く、結婚に真剣ではない20代にはあまり受け入れられていませんでした。
ですが今では、2009年に「出会い系サイト規制法」が成立したことにより、インターネットで異性を探すサイトでは登録時に、免許証やクレジットカード登録など、年齢が確認できる身分証明書の提示が義務付けられたことから、出会い系サイトはほとんどなくなり、真面目な異性を探す婚活サイトが主流となっています。
20台前半からも婚活が注目されるようになった理由
そして、ここ数年、20歳代前半で結婚や出産をする有名人や芸能人が取り上げられるようになったことも、マッチングアプリが人気となっている理由のひとつと考えられます。
中でも、20歳代前半同士で交際、結婚を経てお子さんをもうけた、タレントのりゅうちぇる・ぺこさんカップルは、理想の夫婦、イクメンとして、幅広い年代からの好感度が高いです。
テレビやインターネットなどで、りゅうちぇる・ぺこさんカップルは大きく話題として挙がる機会が多く、改めて、結婚をすることの良さや、子どもを持つことの大切さがクローズアップされたこともあって、結婚を意識する人が増えた、とも考えられています。
また、昭和から平成の初め頃までは、出会いのきっかけで一番多いのは職場での結婚だとされていました。
職場の中で、結婚相手となる異性と出会うことや、上司が仲を取り持って仲人になることがごく当たり前だとされていましたが、最近ではそういった風潮も少なくなり、場合によってはハラスメントとみなされることもあるため、職場結婚は少しずつ減っていき、現在では、自分の結婚相手は職場以外で探す、という意識を持った方が増えてきているようです。
マッチングアプリの使い方
マッチングアプリの使い方はとても簡単です。
まずスマートフォンに、気になるマッチングアプリをインストールし、起動をします。
Facebookを利用している方は、Facebookのアカウントを利用して登録することができます。
そして、自分のプロフィールと、結婚を希望する異性に対する希望を入力し、年齢が分かる身分証明書の画像をマッチングアプリの運営に送信し、確認が取れ次第、活動をスタートすることができます。
年齢が分かる身分証明書は、基本的に運転免許証、パスポート、健康保険証など、生年月日が明確に分かるものを指します。
マッチングアプリのシステム
マッチングアプリでの活動をする場合、仕組みはどのマッチングアプリでも、ほぼ共通です。
最初に同じマッチングアプリ内の、気になる異性会員、話してみたい・会ってみたいと思った異性会員へ「いいね!」を送ります。
そして「いいね!」を送られた相手が「いいね!」を送り返すことで、マッチングが成立します。
自分からだけでなく、異性会員から「いいね!」が送られてくることもありますので、その場合はお相手のプロフィールを確認し、やり取りをしたい、と思ったら「いいね!」を返し、マッチングが成立します。
これでメッセージのやり取りが可能となり、実際に対面をするお見合いを行い、交際につなげていきます。
マッチングアプリの料金システムとは
マッチングアプリの料金システムは、サービスごとに異なります。
基本的に登録・利用は無料で、異性会員とのマッチングが成立した時に料金がかかったり、無料会員のままだとメッセージは送れても返信内容を読むことができなかったりするところや、検索できる項目やいいね!を送れる上限を増やす等、オプションを利用するためのオプショナルプランがあるところ、月会費制となっているサービスがあります。
無料の使えるマッチングアプリとは
女性は無料で男性は有料のところが多いのですが、女性も同じくらい会費が必要なサービスもあります。
男性でも無料で使えるマッチングアプリは現在のところ、「Tinder」だけとされています。
マッチングアプリが有料となっている理由
マッチングアプリが有料の理由は、たとえば自分で検索をするだけでなく、自分の理想にぴったり合っていると思われる異性会員を自動表示されるシステムなど、それぞれのアプリで独自のサービスを打ち出しているためです。
また、登録時の年齢確認だけでなく、業者がまぎれていないか、問題のあるメッセージを送っている会員はいないか、機械だけでなく人の目で厳しいチェックをする、セキュリティの面がしっかりしている点からも、有料のマッチングアプリの方が安心だと言えます。
さらに、女性も月会費が必要なマッチングアプリでは、サービス面だけでなく、有料の分、女性会員の結婚に対する真剣度が高いとも考えられます。
婚活に限らず、人はどうしても料金がかかるものよりも、無料や格安を謳うサービスや物には引き付けられてしまいがちなのですが、実際のところ、無料や格安のサービスには、それなりの理由が潜んでいるものです。
特に婚活サービスを利用する際は、かなり踏み込んだ個人情報を開示しなければならないことが多いので、無料サービスを利用する場合には、デメリットをよく考えた上で登録をしましょう。
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