緑色を選ぶ人の心理
もし緑色でない他の色を選ぶ際、そこには能動性とか積極性があることがほとんどであり、そしてそれは何らかの衝動的な意味が込められているものであることが伺えます。
それはストレスだったり興奮だったりと、大なり小なりありますが多くは負の感情が元になっていることが少なくなく、だからその色を選ぼうとしている訳です。
例えば、激情に駆られているのであれば赤色、気分が沈んで凹みがちであるなら黒色など、感情とか気持ちが極端な方向にある場合、それに見合った色を選ぶのでしょう。
ですが緑色の場合、そもそもの意味が穏和な傾向の強いものが多いことから、緑色を選ぶ人の心理はそれほど波立っていない、平坦である場合がほとんどのようです。
つまり、自分自身の感情が現時点で平坦であるため、同じような意味が強い緑色を自然に選択してしまう、選ぶ際に感情の上下が条件となる他の色を選ばせないのだと考えられます。
もっとも、緑色の色が穏和な傾向の強いものが多いという要素があるために、感情が高ぶっている人が逆に「そのようになりたいために」、緑色を選ぶことも少なくありません。
緑色を身に付けることで、傍に置いておくことで自身の感情を平坦にする等、要は安らぎを求めた結果緑色を選択するというケースもあり、一概に平坦な感情の人だけが選ぶものでもないようです。
それと、緑色には「中立」の意味があると先に記述しましたが、現在そのような立場に置かれている人とか、そのような立場を求めている人も緑色を選びやすい傾向があるようです。
さらに「適切なバランス」「良いさじ加減」など、何かと「丁度良いところ」とか「落としどころ」などを意識されている人も、緑色を選ぶことが少なくないようです。
これは、「丁度良い」という部分が極端な方向に向かっていない、真ん中でうまくバランスを取っているという、言わば「中立」を表しているために緑色に意識が向くのだと思われます。
ただし上記が一切当てはまらず、激情に駆られている途上でさらに特に平穏などを求めていないのに緑色を選んだり、緑色の意味に沿っていないにも関わらず緑色を選択する場合もあります。
これが何かと言うと、緑色というのは人の体における心臓を表していると言われていて、上記のように本来あるべき緑色を選択する根拠に沿わずに緑色を選択する場合、心臓が何か関係しているかもしれないのです。
それが病気なのか、その他特筆すべき心臓に関する事象があるのかは分かりませんが、もしそのような行動に心当たりがあるのなら、一度心臓についていろいろと調べてみるのが良いでしょう。
周囲からの緑色の印象
緑色は穏和な傾向の強い意味が多いことから、周囲の印象も多くはそのようになるとされ、それに伴って争い事とかトラブルを避けることに繋がる可能性が高いようです。
そもそも緑色自体、視覚的な意味で「目に優しい」とか「自然」を連想させることから、見る側としても直ちにそれを無意識に連想することもあるので、自然と起こりえるいざこざを抑えてしまうのです。
自然とか穏和という要素は争い事から最も遠いものであり、これに関しては先に緑色の実際の意味に「平和」があることから、納得いただけるかと思います。
たかが色を見せるだけで本当にそうなるのかと疑問になるかもしれませんが、人が視覚から得る情報というのは案外バカになりませんし、それにより緑色の効果が発揮することも十分に考えられるのです。
それと、緑色にはよくある効果として「リラックス」があります。
これは緑色を所持する当人だけでなく、見る側である周囲にもそこに緑色があるのですから効果として期待できますので、お互いがリラックスするという良い結果になることもあります。
だから人間関係も円滑となる可能性も十分にあり、それに伴って起こるはずのトラブルや喧嘩等を回避できる、逆に関係がよくなるといった結果も期待できるでしょう。
ですので極端な例になりますが、仲違いしている友人と久し振りに会うことになったら、緑色を強調したファッションを取り入れることで、もしかすると関係が元通りになるかもしれません。
そうでなくても、何らかの効果があって相手がある程度折れるとか、歩み寄ってくる可能性だって十分にありますので、もしそうなったら緑色の驚くべき実力を見せつけられることでしょう。
人を自宅に招く前に、自室にインテリアとして緑色を置くのも効果的です。
緑色がリラックスを促すことから、招かれた相手は居心地がよくなること必至ですし、それによりその部屋にもう一度招かれたい等、良い心象を与えることに繋がります。
何せ本来緊張を促す他人の部屋で、リラックスとか落ち着きを促されるのですから、それが不愉快になる人などいませんし、心象としては最高のものを得られると思うのです。
ですので、自分に対する効果という面でも緑色を、部屋に招く他人への効果という面でも緑色を使うことで、双方良い状態を保てると言えるのではないでしょうか?
最後に、緑色がリラックスの効果を得られることはこれまでのとおりなのですが、となると「ストレス」や「疲労」などにも効果的と言えるのではないでしょうか?
疲れたときなどで自然を観察して安らぐように、緑色にはストレスや疲労に対する効果がその他の色と比べても段違いですので、そういう面でも緑色は身の回りに置いておくべきだと言えます。
それで気持ち新たに、悪い感情や気持ちをリセットして明日に臨むことができるのなら、とても「たかが緑色」なんて気持ちにはならず、逆に重宝することでしょう。
これに関しては周囲の印象ではなく、自分への効果ということで厳密にはここでご紹介するものではないのですが、余談としてここでご説明させていただきます。
当たり障りない傾向になるかも
なおこの緑色、意味合いが穏和な内容がほとんどであることから、人格形成的な面とか社会で生きていくという面で、いささか問題になる可能性を秘めていることがあまり知られていません。
それは、平和主義が過ぎるあまり、事なかれ主義になったり当たり障りのない性格になったりと、社会で生きていく上で支障となる傾向になってしまうことがあるのです。
別にそこは本人の意識次第なのですが、緑色によって気持ちが平坦になってしまえば、社会の事象に対しても平坦になってしまうことが想像に難くなく、それが逆に障害になることも懸念されます。
例えば、よくあるもので「派閥」で、事なかれ主義によりどっち付かずとなってしまえば、おおよそ双方の派閥から蹴られてしまうこと必至で、そうなると居場所をなくしてしまうことになります。
上記は極端な例ではあるものの、そのような性状は社会で生きていく上で弊害になる、むしろ邪魔になってしまうケースが多いということだけは、頭の片隅に置いておいて下さい。
もっとも、平和でいたいという気持ちが、当たり障りないと思うだけで社会では弊害になるなんて、今の社会はいろいろな意味でおかしな方向に向かっているのかもしれませんね。
そのような考え方は、元を辿れば決して悪いものではない、むしろ環境等の「社会以外」では歓迎されるものなのですが、我が国ではそのような思考は許されないようです。
と言うことで、緑色の効果が抜群なのはこれまでの通りですが、その効果を受けすぎてそのような傾向になってしまわないように、「演技でもいいので」社会に溶け込むことだけは忘れないようにしましょう。
面倒な世の中ではありますが、その面倒な世の中に生かされていることも否めませんので、いくら平和主義者と言っても抑えるところは抑えておかなければならないのです。
優しい人は緑好き
これで緑色の全貌が明らかになったものと思われますが、如何に緑色が「中立」であるか、そしてそれに伴って平和などのよくある印象に結びつくかが、しっかりとご理解いただけたかと思います。
そして、性状的に当たり障りがなくなってしまうという懸念もあり、中立とは言えこの現代ではその立場でいることが難しいことも、社会におられる皆様であれば自然と分かることだと言えます。
ですが、結局のところは「優しい人」なのです。
緑色が大好き!と言われる人というのは、緑色に含まれる意味を理由として、基本的に優しい人であると考えられるのです。
だから、現代でそのままいることはとても難しいことなのですが、できればその優しい気持ちだけは残せるようにして、上手く社会を立ち回れるようにしましょう。
それもきっと大変なのですけど、緑色の意味を体現できるような人であるのなら、自然と周囲が味方になってくれることが期待できますし、その緑色の特徴を末永く示すことができるものと思われます。
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