こっそり埋められた恋の情を見る。恋を読んだ漢詩四選

こっそり埋められた恋の情を見る。恋を読んだ漢詩四選

恋活
yukino
yukino
2015.10.09

▼以下、訳

風花雪月などの美しい景色さえ、今の私の心に訴えるすべを知らないでしょう。

こうして逢引きをし、互いの運命のあり方をなぐさめあっているのだから。

互いに愛を囁き合って、この愛を患う胸の内をさらけ出したけれど、もう別れの刻限が迫っているようです。

たったこれだけの、二人だけしか知らない秘密のようなものだけれど、

見えた山河にだけは、二人で語り合った永遠の誓いを立てましょう。

※私語…愛のささやき

織女惜別 直江兼続

二星何恨隔年逢今夜連床散鬱胸私語未終先洒涙合歓枕下五更鐘
出典:http://kanshi.roudokus.com/syokujyo-kanetsugu.html

▼以下、訳

一年に一度しか会えない運命を、織姫と彦星は恨んだことがおありでしょうか。

こうして久しぶりにあなたと会い、枕を寄せあいながら、会えなかったあいだの思いを重ねて

こうして愛を囁いているというのに、目からは涙がぽろぽろと溢れてしまっています。

まだこうして心を通わせあい、肌を触れ合わせているというのに、もう夜明けを知らせる鐘の音が聞こえてくるなんて。

※連床…寝床を並べて

※合歓…男女の交わり、睦み合い

武将とは思えないほどの美しく繊細な恋心が見え隠れしています。

漢詩の中の男女のあり方があまりに健気で、兼続の人となりが思われます。

艶っぽい表現があってもそれがどこか切なさを帯びているのは、その健気さのせいなのでしょう。

夜雨寄北  李商隱

君問歸期未有期、巴山夜雨漲秋池。何當共剪西窗燭、卻話巴山夜雨時。
出典:http://www5a.biglobe.ne.jp/~shici/shi4_08/rs404.htm

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