人を愛することの出来る人は、人を愛さない人が経験し得ないことを自然とやっていく。
ここでいうのは「恋」における「愛する」という行為だけではないでしょう。
人の幸せを心から願ったり、深い悲しみを味わったり。
愛に飛び込むと、多くの人はかつてなかったほどに激情家になります。
ですから多くの場合、恋をしてみると感情の引き出しが増えます。
時々うまくタンスにしまえず泣き出したり、取り乱したりすることもあるでしょう。
だから恋を恐れるな、恋をしないで生きていくより恋をして様々な感情を知りなさいと言われた気がしました。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(アメリカの思想家)
There is no remedy for love but to love more.恋につける薬はない。ただ、もっと恋するのみだ。
本書の中でさらに「lovesickness(恋わずらい)」の使い方として、これはと思う文面が掲載されていたので、こちらも合わせて味わってみてください。
Your problem is lovesickness,Frank.Get over it!それは恋わずらいだよ、フランク。もうあきらめろよ!
恋をわずらったら、もう、たぎる思いを抱いて愛の為に奔走し、傷つきむせび泣き次の恋に走りだすまでただひたすらに愛という感情の奴隷になるしかないのでしょうね。
だから「あきらめろ」なのでしょう。
確かに抗う術は殆ど残されていなさそうです。
「愛の奴隷」という映画があったことを思い出しました。
それを知った時には「妙なタイトルだな」と思った気持ちを、こうして自分のやり方で愛について考えるに至って、ようやく払拭できました。
トマス・ハーディ(イギリスの作家)The Hand of Ethelbertaより
A lover without indiscretion is no lover at all.分別のある恋など、本物の恋とは言えない。
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