恥ずかしくない大人になるための「道徳」の教科書【後編】

yukino

前回は三つ、見直したい道徳の項目について取り上げました。今回はそれに引き続いて四つ、本当に納得して頂けるようなものを取り上げてみました♩

心から納得しないと実践できないから

前回の記事では三つご紹介しました。

前半はこちら

今回はその続きとして、四つ参考書籍から引用しています。

納得するものがあれば、心のなかに閉まっておいて少しずつでもいいので実践してみてくださいね♩

一、人前で身づくろいをしてはならない

出典:【六波羅殿御家訓】北条重時

「人前に出ようとする時には、よく鏡を見て、衿元を合わせるなど、何度も衣服を整えよ。人前に出たあとは、少しも身づくろいをしたり、座り直したり、息を抜いたりしてはならない。そのようなことをしたら、人から軽く思われ、笑われ軽蔑されてしまう」

電車の中で化粧をする女性は、揶揄されがちですね。

私は他人が行うそれに対して、確固たる意見を持つに至りませんが、自分自身はするまいと考えています。

その理由は北条重時が言うように【人から軽く思われ、笑われ軽蔑されてしまう】からではありません。

そもそも、人前で身づくろいしなくては足らないほど時間に対して不真面目な姿勢が良くないと思うのです。

電車の中で化粧をしなくてはならないのは、つまり朝余裕を持って起床できていないからですよね。

朝ちゃんと起きられないというのは、その日一日に対して生きる覚悟が足りないとでも言うのでしょうか。

一日一日を丁寧に生きる、その積み重ねが人間を作っていくような気がします。

一、学問とはいい人になるための稽古

出典:【父子訓】中村弘毅

「学問」とは単なる勉学ではなく、「良い人になるための稽古」なのだという。人が成長するのに欠かせない、この大事な「稽古」が不足したら、悪に繋がる道を転がり落ちることになる。"

あなたは勉強が好きでしょうか。

学生時代の思い出が蘇り、嫌いだと答える人も多いかもしれません。

そういう人には一度、騙されたと思って大人になってから勉強してみて欲しいのです。

勉強をしていると自分のモチベーション管理も上手になりますし、勉強するための時間を作りだそうとするため(社会人になるとなかなかまとまった時間は取れないですからね!)タイムマネジメントが上手になります。

このモチベーションと時間のマネジメントは社会で生きていく上でとても重要なものです。

そしてもっとも重要なのが、学問を通して様々な視点からものをみられるようになることです。

これはただ勉強するだけでなく、頭の使い方を工夫しなくてはなりません。

世界にあふれている事象や、ニュースを自分が学んだことからで構いませんから、なんでも予測してみてください。

「エアコンのドライが涼しいのは、化学で勉強した飽和水蒸気量に関係があるのかな?」

でもそれだけではなんか納得出来ない。

であればさらに調べますよね。

この調べる作業も大切なのです。

ドライにすることで飽和水蒸気量が下がり、湿度が下がるのはわかります。

しかし、湿度が低いと人はなぜ温度も下がったと感じるのか。

それは体感温度が単なる気温だけでなく、湿度や風(風速が増すごとにひとは寒く感じるようになっています。)などの因子もかかわって決定されるからなのですね。

どんなことに対しても疑問を持ち、考えるためのツール(情報)を揃える作業が、学問の一つの意義でもあるのでしょう。

一、冗談のつもりでも、人の欠点を口にするな

出典:【極楽寺殿御消息】北条重時

たわむれであったとしても、人の欠点を口にしてはならない。自分ではふざけたつもりでも、言われた本人は恥ずかしいため、あやまちが起こるだろう。冗談ならば、人がうれしくなることをいうべきだ

飲み会の席でよく見る他人いじり。

その場のノリで本人もいじられて楽しそうに振舞っていますが、本当にそうでしょうか。

お酒が回っているときは特に意識しなくても無礼講になりがちです。

しかしそのいじりや冗談は、ただの失礼になってはいませんか?

本当に他人を傷つけてはいませんか?

お酒の酔いが冷めた後、「どうしてあんなこと言われなくちゃならないんだ…」と悲しくなる人だっているでしょう。

酔っているふりをして、その場では盛り上げ役に徹していても、心のなかでは傷ついている人もいるでしょう。

お酒が入っていなくてもそうです。

冗談であったとしても、だれもが一様にそれを「冗談である」と認識するわけではない、ということは頭に入れておいても良いはずです。

一、世界のために三つを二つにて済むようにするのが倹約だ


出典:【都鄙問答】石田梅岩

「倹約というものは、世俗で説かれていることとは異なる。自分のためにけちなことをするのではない。世界のために、三つ必要なものを二つにて済むようにすることを倹約というのである」

江戸時代の思想家であり、現在ではCSRの原点であるとして再評価されているという石田梅岩。

この言葉自体は欧米らしいCSRというより、社会貢献の意味合いの方が強いのかもしれません。

そういう意味で言うと、私はこの人物らしい言葉だなと実感します。

この言葉の求めるものはかなり幅広く、

「物を大切に扱う・物持ちするように使う」

「無駄遣いはしない」

「資源を大切に使う」

など、現代では個別にその都度その都度求められてきた社会の通念とでもいうのでしょうか。

そういうものを、いっしょくたにして、しかもどの通念でもこの一言で事足りる、という言葉であると思います。

ゴミ箱の上に貼ってあったら「再利用できるように分別しろってことだな」と思うでしょうし、子どもにこの意味を噛み砕いて説明してから新しい筆箱を買ってやったら「物を大切に扱えということなのだな」とわかるはずです。

少しでもこの気持を心に残しながら過ごすことで、生活は変わってくるのではないでしょうか。

いかがでしたか?

心に響くものは一つでもありましたでしょうか。

変わるきっかけに少しでもなれたなら幸いです。

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