運命線の基本的な意味
様々な運命線の意味をお伝えする前に、まずは運命線がどのような手相なのか、人の何を示しているのかについてからご説明させていただきたく思います。
運命線とは、中指の下から多くは手首付近まで、手のひらを縦断している縦線を指し、文字通り人の運命を指し示す、司る手相と考えられているようです。
中でも社会への対峙…すなわち「仕事」に関すること、「目標」に関すること、「生き方」に関することが顕著に表れるとされています。
だから運命線を見れば、自分が今後どのような人生を送るか、またどのように生きていくか、その傾向を知ることが出来るという非常に為になる手相と言えます。
ただしそれは、その運命線が一般的なものである場合に限ることで、もし運命線が特殊な状態となると、そんな一般的な見方では運命線を見誤ってしまうことになりかねません。
運命線は、何も一般的な手のひらを縦断する一本の普通の線だけでなく、意外と様々な形態があるようで、もしあなたがそれに当てはまるならそれなりの見方が必要なのです。
ですので今回、同じ運命線、同じ中指の下の縦線でも、一般的なものに当てはまらない運命線をご紹介しますので、自分がそうでないかを中指の下を見てみて確認しましょう。
それを事前に理解しておけば、運命線が今後を示していることが多いという特性上、人生に対して大いに活用出来るものと考えられます。
運命線が行き着く場所
同じ運命線であっても、中指の下の縦線をただの運命線としたり、運命線の基本的な運勢だけを見ても意味はなく、それがどこに向かっているのか、またどこに行き着いているのかを考慮しなければならないようです。
・生命線
運命線が生命線で終えている場合、生命線がその人の生命力やそれに関連する力を示していることにより、運命線に繋がることでそれらが関わる運勢となるようです。
具体的には、そういった生命力を用いて自分の運命を切り開くとか、その生きる力により何かしらの運命が示されるなど、生命線由来の運命を辿ることが多くなると言われています。
この事から、もし運命を変えたい、切り開きたいと考えているのであれば、生命線が関わる何かを伸ばすなり努力するなりすると、上手くその方向に向かうものと思われます。
・感情線
次は感情線で運命線が止まっている場合は、大器晩成型となると言われていて、時期にしておおよそ中年以降、特に50歳以降で成功する可能性が高まるとされています。
もし今まさにその年齢で、最近社会で活躍していると自覚出来るようであれば、一度手のひらをご覧になってみると、おそらくそんな手相になっているかと思われます。
年齢が未だその辺りではない場合は、大器晩成をもっと確実なものとするために、今からでもしっかりとその年齢にベクトルを向けて、努力を続けるようにしましょう。
・知能線
運命線が知能線で終わっている場合は、これもまた大器晩成型となるようで、人生の後半とか中年以降で開花するとされていて、自分の力が単純に向上することで良き運勢となるものと思われます。
ある種の才能とか、柔軟な発想なども出来るようになるようで、その年齢では考えられないような、クリエイティブな感覚が身に付く事もあるようです。
となれば、このように言ってしまうのは失礼ですが、年齢不相応とも言える斬新なアイデアがどんどん出るのであれば、開花したと言われても不思議ではないですよね。
・行き着く場所には何もない
どの線で終わっている訳でもない、運命線が単体である場合についてですが、この場合に限り運命線の基本を参考にするのがベターです。
別にそれが無個性とか、特徴がないと言う訳ではなく、それはそれで運命線の状態によってまた微妙に意味合いが変わったり、その他干渉する線で意味合いが変わりますので、そこを知っておくのも重要です。
そういう手相についても、以降でそれぞれご紹介させていただきますので、ご自身の運命線が上記に当てはまらない場合は、そちらを参考にして下さい。
このように、同じ運命線でも行き着く場所で大きく意味合いが違いますので、今一度改めて手のひらを見てみて、自分の運命線がどこに行き着いているのかを確認しておきましょう。
そうすることで、自分がどのように運命を切り開いたらいいのか、それが早期で分かることになると思われますので、今後の良き運勢を迎える準備が早々に出来るでしょう。
運命線が複数ある
かなり珍しいのですが、時に中指の下の縦線は1本のみならず、複数本現れることもあるようで、その場合も運命線としての意味が基本のものよりかなり変わるようです。
まずは2本ですが、複数の中では本数が少ないことから比較的見ることが出来る手相で、この場合の意味合いとしてはこの「2本」という要素が、大きく関わることが多いようです。
具体的には、まず運命線の基本的な意味として、「仕事」に関わる内容が多いのは先にあるとおりですが、それが二つであっても問題ない、むしろそちらの方が上手く行くという解釈があるのです。
もっと掘り下げますが、例えばひとつの仕事を持っていたとしても、平行して別の仕事をしても上手くいく、十分な活躍が見込めるなど、そのような意味となるようです。
仕事以外であってもそれは当てはまるようで、もし平行するものが趣味だとしても、本業とは全く違う別の職種に就いても、問題なくこなせる、それどころか活躍も期待出来るようです。
もっとも、それをするのは自分一人であることには変わりなく、活躍出来るからと無理をしてしまう、それで身体を壊すことも懸念されますので、そこは計画的に進めるようにしましょう。
では次に3本の場合ですが、これはもう極めて珍しい手相のひとつと言え、意味合いとしては2本の場合と同じ、別々の事を3つ平行しても上手く行く、活躍出来るとされています。
これはもう例えなくても分かると思いますが、本業と趣味、自宅のことなど、それらを全て満遍なく円滑に進めることが出来るようで、傍から見るととても器用な人という印象となります。
そのように、あらゆるものを同時並行出来る素質を持っていると考えられますので、細かなことでも同時進行出来る、その場で3つの何かをすることが出来ることも少なくないようです。
となると4本以上はどうなるのかと言うと、これもこれまでの内容に準じて4つの事を同時進行出来るには出来るのですが、そこは一人で進めるに辺り物理的に無理が生じることがほとんどのようです。
確かに4つの物事を同時に出来るのですが、何かを4つ同時に進める大変さというのは、想像するだけでも容易に思いつくところで、素質どうこうでなく「人間では無理」なのです。
だから4本の運命線がある場合、無理に全てを同時進行しようとするのではなく、何か1本や2本に絞るなどをして、無理なく進められるようにすると、器用貧乏にならずに済むでしょう。
なお、中指の下の縦線が3本も4本もある場合は、その配置にもよるのですが、それが全て運命線になるとは限らない、場所的に運命線にならないものも少なからずです。
よくよく見ると、その縦線は中指の下ではないものもあるのではないでしょうか?
運命線に沿っていることから、ついそのように錯覚してしまうことがありますので、本当にその複数本ある線が全て中指の下であるかどうか、そこをまずしっかりと確認するようにしましょう。
場合によっては最も薬指側の線は太陽線だったとか、もっと別の手相だったなどがありえますので、運命線だけを基準にしてしまうと、思わぬ勘違いを起こしてしまうかもしれません。
なお追記として、例え中指の下の縦線の本数がいくら多くても、横線が入り込んでいたり途切れ途切れとなると、複数本あったところで何らかの障害があるでしょう。
資質があることには間違いないようですが、その資質を開花する為に困難があるとか、資質が開花していても今一つ力を発揮出来ないなど、そういう弊害がありえると考えられます。
そういった線は、基準となる線よりも細いとかはっきりしない事が多いようですので、案外見落としてしまうかもしれず、じっくりと手のひらを観察しなければならないところがあるでしょう。
まあそれは一時的な事が多い、時間経過と共に消失していくことがほとんどですので、そういった線が確認された場合は、当面は大人しくしておくのが無難かと思われます。
運命線が濃いまたは薄い
同じ中指の下の縦線であっても、濃い薄いでもかなり意味合いが変わってしまうようで、全てを同じ運命線としてしまうと、思わぬ事態が発生したりで戸惑ってしまうかもしれません。
具体的に説明しますが、まず運命線が濃い場合…これについては、手相占いの基本的な考え方である、「濃い場合の方が意味合いが良い」に基づいて、一見良い運命線であるかのように見えます。
ですが運命線の場合に限りその考えは通用しないようで、運命線の場合は濃い薄いでポジティブネガティブという考え方でなく、そもそもの意味が変わるとされているのです。
と言うことで運命線が濃い場合、まずこちらについてからになりますが、その際は自分の運命は自分で決める、自分で切り開くという意思が強いことを表しているようです。
つまり、何かを進める際にとにかく自分が先陣を切る、自らが中心になってそれを行いたいなど、そういう気持ちが強く現れるのだと思われます。
こういう言い回しですと、何となく自己中心的だとか協調性がないように思えますが、このケースはきちんと最後までその行いに責任を持つことが多いので、あながち自己中とも言えません。
これが、自分中心で進めていた筈なのに途中でほっぽり出したとか、気分が変わって他の人に中心的な役割を譲ったなどがあると無責任となりますが、この場合はそうではありません。
周囲はあくまで協力者、中心となる自分を支えるサブ的な位置として考えていることが多いので、一見するとそのように見えるだけなのだと思われます。
逆に運命線が薄い人の場合ですが、これは手相占いの基本ですと、多くは悪い意味合いとなってしまうのですが、濃い場合と同様その考え方は運命線には当てはまらないようです。
運命線が薄い人というのは、濃い人のように我が強いとか、自分中心で物事を考えるのに対して、協調性を強く持っているようで、とにかく「皆と」物事を進めていく傾向があるようです。
要は、自分の運命を切り開く際に、出来るだけ周囲の助力を得る、良い運勢にするためには他人との強力も惜しまない、辞さないという考え方となるでしょう。
上記のことから、物事に対してとても柔軟性があると伺え、それに伴ってか協力者が多い、友人が多いなど、人間関係が円滑であるタイプがとても多いとされています。
人間関係が円滑なのですから、その人の為に周囲は動くことを躊躇わないので、効率よく、最短で良き運勢を掴むことが出来る、運命を切り開くことが出来るものかと思われます。
さらにそんな人間関係であることから、「周囲から」その人の運命を切り開くきっかけになる場合もあるようで、このように見ると濃い線の人より要領が良いとも言えます。
このように、運命線の濃い薄いは「良い悪い」ではないと考えられ、手相占いの基本はさほど当てはまらないことが伺えます。
意味合い自体が違っていますので、いつもの手相占いを持ち込んでしまうと、薄いから意味が悪いとがっかりするなんてこともあり、それはナンセンスとなるでしょう。
きちんと運命線の濃い薄いの意味を理解して、自分がどちらのタイプなのかを今からでも確認しておきましょう。
運命線の違いを見極めよう
同じ手相、同じ運命線、同じ縦線でも、その状態で意味は様々となることが、十分にご理解されたものだと伺えます。
運命線が行き着く場所、運命線が複数、運命線の濃淡…これらを全て考慮して、総合的に考えて行かなければならないのです。
小難しいと思われるかもしれませんが、運命線が人の人生を指し示している事から、そして人の人生が千差万別である事から、複雑になっても仕方がないのです。
だから中指の下を見る際は、しっかりと手のひらを縦断する縦線を見極めて、正確な分析をするよう心掛けましょう。
それが丁寧であればあるほど、指し示されている人生を理解する可能性が高まる筈ですので、自分の事ということもあって多くの人はそれほど難しくなく成せると思います。
まあそれが面倒と思われるのなら、蓋を開けてみて初めて分かる道筋もそれはそれで新鮮ですので、そこはご自由にしていただければ宜しいかと思います。
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