どこまでもいじけている人
卑屈という言葉はよく聞くところですけど、この言葉の本当の意味を、定義をきちんとご存じの人は、実のところそれほど多くないのではないでしょうか?
自分をとにかく落とす人、いじけ続けている人くらいの認識で、面倒くさい、扱いに困るなど、そのくらいの感覚で思われている人がほとんどだと思うのです。
この卑屈の意味というのは、自分自身を過剰に卑しめて、蔑んで、下に置いている様を言い、つまりはどこまでもいじけている人と考えていただければ間違いはないでしょう。
そんな人って、やはりあまり関わりたいと思いませんし、関わることで自分も負の感情に満ちてしまう、イヤな人間になってしまうと感じてしまうのではないでしょうか?
もっともそれは、その卑屈な人が「周囲に居た場合」であり、もしかするとあなた自身が周囲にそう思われているかもしれません。
そう、つまりはあなた自身がとても卑屈な人で、周囲から面倒臭がられているかもしれないと言うことです。
自覚がある人であればまだしも、自分はそんな人間でないと思いつつ、しっかりと卑屈な人の特徴を示してるのでは、結果的に同じことです。
だから今回、卑屈な人の特徴をいくつか挙げさせていただきたく思いますので、卑屈というのがどういう人物なのか、どんな特徴を持っているのかを改めて理解しましょう。
その上で、後述する改善方法を実践して、今後そのような卑屈さを周囲に漏らさないよう、しっかりと改善するようにして下さい。
卑屈な人の思考的特徴
卑屈な人は世間にたくさん居ます。
その全員が、例外なく面倒臭い特徴を持っており、これもまた卑屈な人が嫌われる傾向にある要因となっているようです。
以降でいくつかの特徴をご紹介しますので、自分に当てはまるかどうかを確認してみましょう。
・考え方がネガティブ
もうこれは「卑屈」であることから、この特徴があることは容易に伺える、また簡単に予想出来るものでしょう。
卑屈な人は基本的に考え方がネガティブで、何かの物事に対して少しでも不安要素があったり、自分に不利な条件があると、その物事が悪い方向へ進むと思ってしまいます。
例えそこに100%自分に有利な条件しかないとしても、無理矢理不利になる何かを見つけようとしたり、こじつけで不利にしたりするなど、何とも救いがたい思考をすることもあるようです。
・コンプレックスの塊
卑屈な人は、どのような物事、出来事でも自分と他人を比較して、「必ず」自分の方が劣っていると結論付け、コンプレックスを感じてしまう傾向があるようです。
場合によっては身近な者だけでなく、その物事や出来事とは関係のない極めて優秀な人物を取り出し、わざわざその者より自分の方が劣っているとする場合もあるようです。
そんな事をすればほとんどの場合誰でも当てはまるのですが、そこは無視して自分「だけ」が劣っていると、不思議な思考回路をしていることも多々です。
・自信がない
自分に自信がない…これは卑屈な人における、確実にある特徴のひとつで、自分のやる事なす事何もかも自信がなく、必ず失敗すると勝手に結論付けてしまいます。
なおそれの派生として、必ず失敗すると自分に言い聞かせたり、周囲に吹聴したりするのですが、それは本当に失敗したときの「保険」で、頭の中では成功すると思っているタイプも居ます。
そうやって保険を効かせることで、いざ失敗した時に乱れる心の均衡を保とうとしているのですが、どちらにせよ卑怯な思考であり、卑屈になりやすい特徴のひとつとなります。
・失敗を極度に恐れる
卑屈と言うと、失敗なんていつもの事で容易く受け入れると思われがちですが、面倒くさいことに意外とプライドが高く、失敗を受け入れる器が小さいようです。
だから失敗したくない、失敗を極度に恐れるなどがよくあり、特に大衆の面前で失敗する事は絶対に避けようと、そもそもそういう舞台に立とうとしません。
なので矢面に立たない、積極的になれない場合が多く、しかも周囲に助けを求めることもプライドが邪魔するので、結局何もしないことも少なくないようです。
・くじけやすい
これは、自分に自信がないというのと、失敗を恐れるの複合的な特徴で、つまりは自信がない上に実際に失敗してしまう事で、もう二度とその失敗した物事に触れたくなくなるのです。
無駄に高いプライドは、失敗をする事で簡単にへし折れてしまい、そもそも自分に自信がないのでもう挑戦をしない、違う事にベクトルが向くようになってしまうでしょう。
だからひとつの物事をやり遂げる確率が極端に低く、多くは途中で投げ出す、放り投げる、誰かに任せるなど、卑怯な手段を選ぶこともあり、もはや救いようがありません。
・粘着質
ただでさえ卑屈という面倒くさい性格なのに、失敗したり良くない結果だった物事に対して、いつまでもくどくどと失敗、または良くない結果だったことを悔やみます。
それが反省となり今後に生かせれば良いのですが、卑屈な人の場合はただ単に失敗や良くなかった何かに対してくよくよするだけで、今後に生かされることはまずありません。
しかも多くは自分の溜飲が下がれば、綺麗さっぱり忘れてしまうという、これも前項と同じく救いようのない特徴だと言えるでしょう。
・嫌らしい性質を持っている
卑屈な人というのは、本当に嫌らしい性質を持っていることが少なくありません。
自分の事は棚に上げて、他人の揚げ足をする取ったり、成功してもその中にある僅かな失敗をしつこく突いたり、喜ぶべき場面を素直に喜ばないなど、ただただ鬱陶しいです。
しかもその揚げ足とか突く部分が適切であれば、たとえそれがKYであっても受け入れられるのでしょうが、多くは無理矢理こじつけたものばかりで、ほとんどがピントズレを起こしています。
・想像の中の自分は立派
現実逃避とでも言うのか、卑屈な人はそのあまりに不遇な現実社会での扱いにより、せめてもの抵抗からか想像の中の自分だけはとても立派な人物とするようです。
夜の床についた後など、妄想の中で自分がヒーローやヒロインになっていたり、別世界でモテモテになっていたりなど、はっきり言って「痛い」思考が駆けめぐるようです。
それは妄想であり現実ではありませんので、出来るだけお早めに現実世界を見て、まずは自分の卑屈さを何とかするようにした方が、ずっと建設的だと思います。
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