一体自分がどうして行きたいのか
結局恋愛をしなくちゃいけないと考えてしまうのは、世間が恋愛を上位に置いているからであって、それをしないと人として劣っている、人格に問題があるなんていう風潮があるからなのです。
だから、そのような発想をしている人というのは、世間のそんな風潮に流されてしまっていることで、自分の個性とか「らしさ」などを失っていることが伺えます。
別に、恋愛なんて先にあるとおり「勝手に起こる」ものなのですから、上位も下位もない訳で、人の自然な欲求だったり本能的な要素が強いものであるだけなのです。
だからそういう考えや風潮なんて無視して、まずは自分がどうして行きたいのかをしっかりと考える必要があります。
本当に恋愛がしたいのか、しなくちゃいけないのかと考えているだけで、内心は別にやりたくない、独り身でもいいと思っているなど、自分の心を整理しなければどうにもならないのです。
そこの決着を着けなければ、頭でもやもやしていることから「自然と始まる」恋愛が、気持ちの引っかかりがあってなかなか始まりませんし、いざ独り身を選ぶにも決心がつきません。
ですので、自分がどうして行きたいのかを、自分の方向性をきちんと定めて、自分の個性とか「らしさ」を維持するようにしましょう。
そこさえ押さえておけば恋愛をするもしないも自由ですし、行くべき道は決まっているのですからその選択に後悔はないでしょうから、自分の好きなように出来るでしょう。
もっとも、恋愛をしなくちゃいけないという発想を持っている、または持っていたのであれば、自分がどうして行きたいかを考えた上で、一応試しに経験してみてもいいかと思います。
何せ恋愛をするかしないかはどうであれ、恋愛について一度は考えていたのですから、別に経験したところで損はありませんし、もしかすると恋愛を好きになるかもしれません。
勿体ないのが食わず嫌いで、それをすることでその物事の「良さ」を知ることが出来なく、だから出来れば言い方は悪いですがつまみ食いくらいはやってみることを推奨します。
「結婚」がチラつくのが問題
この恋愛をしなくちゃいけないのかという発想…これは、昨今の日本の社会が生み出した、この国ならではの考え方と言ってもそれほど差し支えはありません。
と言うのも我が国は、結婚こそが至上の幸せ、結婚をしなければ社会不適合者という風潮があるのが否めず、昨今こそ独身を貫く人は増加したものの、まだまだそれが根強いのが現実です。
そういう風潮は、両親の教育だったり社会から醸し出される雰囲気などにより、人々の中に根強く残っていることにより、そんな発想が生み出されるのだと考えられます。
つまり、適齢期になって結婚の文字がいつまでもチラつくことにより、したくもない恋愛を、本来勝手に始まる筈の恋愛を、「しなくちゃいけない」というおかしな発想としているのです。
これまでの内容のとおり、別に恋愛はしなくちゃいけないのかと、強迫観念めいた考えが伴う性質があるものではありませんし、どのような人生を送るかはその人次第です。
そして、恋愛をしたところでその人と結婚するか否かは、文字通りその人の自由であり別に強制ではなく、恋愛をしたからと必ずしも結婚が伴うものでもありません。
こういう社会の「よけいなお世話」が、本来伴わない筈の発想を生み出していて、そしてそれが人々を悩ませる原因になっているのは、何とも心苦しいものだと言えます。
実のところ結婚だって恋愛と同じく、自然と成り行きのような顛末を辿るものです。
恋愛よりはずっと現実的な部分を見なければなりませんし、婚姻関係という書面上の手続きがある以外は、ほとんど恋愛と同じような性質を持つものなのです。
だから、恋愛をしなくちゃいけないのかという発想を持つ人は、いずれ「結婚しなくちゃいけないのか」という発想になることが否めず、それを払拭出来ない限り延々とそこに悩み続けることになるでしょう。
と言うことで、その気のない人はやはりこれまでの内容の通り、恋愛というものを改めて見つめ直して、そして自分がどうして行きたいかの結論を導き出して、今後を選択する必要があります。
結婚は、決して恋愛の延長線上にあるものではないのですが、恋愛を経て結婚をするケースが多いことから、一般的には恋愛=結婚というのが共通認識になるかと思われます。
しかし何度も言うように、恋愛はしなくちゃいけないのかの答えが「NO」である以上、イコールとなる結婚も「NO」と言えますので、それが前提であるという認識は備えておきましょう。
その上で自分がどうして行きたいのか等を考えて、結論を出すのがベターとなるのではないでしょうか?
出来れば恋愛くらいはやっておいてもいいと思いますが、別に無理をするものではありませんし、そもそもやらなくていいと言えるものですので、そこはご自由にして下さい。
ただひとつ言えることは、自分の人生だけに年齢を重ねた際に、後悔のないような人生となるようにしっかりと考えて、満足の行く結論とするようにして下さい。
何が幸せかを考える
恋愛をしなくちゃいけないのかと考えられている人というのは、どうしても恋愛=幸せなものという刷り込みがあるのだと思います。
でもそんな気になれない、あくまで周囲がそんな感じだから自分もそう思うようになっただけで、本心では別に恋愛が幸せに結びつくとは考えていないのです。
だから、原点として自分の幸せが一体何なのかを改めて考えてみて下さい。
それで自分の求める本当の幸せが恋愛以外になるのなら、進むべき道はそれ一択になるでしょうし、ここで何を言わずともそちらに向かわれると思います。
もしそうではない、何も思いつかなかったというのなら、とりあえずは恋愛をしてみるとか、好意の有無は無関係に異性に関わってみるなりして、恋愛についてもう一度よく考えてみましょう。
そこでも結論は出ないかもしれませんが、もしそこで本来の恋愛が始まるのであれば、「しなくちゃいけないのか」という疑問はなくなると思います。
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