やはり元は「他人」
夫婦関係に悩める人は非常に多く、何ともうまくいかない日々を悶々と過ごされているのだと思います。
どうしてそんな状態になってしまうのか疑問に思われるでしょうが、言ってしまえば元は他人なのですから、考え方に相違があるのは仕方がありませんし、それが元でうまくいかないとなっても自然と言えるのです。
その結果、性格の不一致を掲げて離婚に至ってしまうとか、仮面夫婦のような状態になったり等、悪い方向に進んでしまうのでしょう。
逆に言えばそれだけ夫婦関係はデリケート、維持する為には相応の労力や思いやりなどが必要だと言う裏付けになるのだと思います。
しかし、デリケートでその維持が難しいのは分かるのですが、どうして夫婦関係がうまくいかない事態に発展してしまうのでしょう?
それを理解しないことには、避けられるべきトラブルも避けられずに不必要な問題として降りかかってきますので、是非とも事前知識として覚えておいた方がいいのではないでしょうか?
と言うことで今回、夫婦関係がうまくいかない理由をいくつか挙げさせていただきますので、まさにそのような状態である夫婦はもちろん、その兆候が見られる人も参考にしていただければ幸いです。
価値観の相違
価値観というのは、人がそれまで育ってきた環境とか両親の教育などにより培われるものであることから、まさに「人によりけり」なところがあるのは皆様もご存じの通りです。
だから「合わない」のが当たり前で、それに伴い見知らぬ男女が結婚した際はこの価値観の相違に大いに悩まされることになり、それは誰しもが経験があると思います。
嗜好が全く違うとか、ある何かに対する考え方が全く違うとか、楽しいと思う事に大きな違いがあるとか、会話自体にズレがあって何となく噛み合わないなど、いろいろあるのではないでしょうか?
だから夫婦関係がうまくいかないのです。
もっとも、これは付き合っている過程でそのズレに気付くことが大半であり、多くは結婚する前にその辺りを理解して、決別することがほとんどなのですが…そうでない人も一定数居ると言えるでしょう。
何故なら、その価値観の違いの全てが「はっきりと分かるシチュエーション」である訳がなく、中には特定の場面でなければ発覚しないものもあるのが普通なのです。
だから付き合っている過程ではそれが発覚せず、夫婦関係であって初めてそれが発覚した…となれば、うまくいかないに決まっているのです。
例えば育児方針とか、同じような年代の家庭(お隣さん)との付き合い方とか、そういう価値観は結婚してからでないと分からないでしょう。
まあ多くは理解しようとしたり、譲り合ったりなどで上手にすり合わせていくのですが、何せこれまでの環境とか教育で培われてきたものですので、なかなか適合しないケースもあるでしょう。
そうなるとやはりうまくいかないことになり、最悪夫婦関係に亀裂が入ってしまって最終的には…
いわゆる「性格の不一致」の要素を強く含むもので、離婚事由としても認められているという、とても身近な「うまくいかない」要素となります。
お互いの理解不足
結婚までした間柄であったとしても、意外と夫婦はお互いのことを理解していません。
よく妻側は「旦那の浅はかな考えなんてすぐに分かる」なんて言いますが、考えていること自体はある程度把握していても、その背景とか理由等までは及ばないのです。
だから結果的に夫を中途半端な正論で追求してしまい、思わぬ反撃を食らったり激高されたりなどして、夫婦関係がうまくいかないという状態に陥るのです。
要はコミュニケーション不足なのです。
夫婦になってからと言うもの、夫は仕事ばかりで妻は家庭のことで大忙し…となると、会話をするのもままならない、必要最低限の会話で終わってしまいますよね?
カップル時代のことを考えると、最悪その時代の1日分の会話が夫婦になった以降は一ヶ月分になったりと、悲惨な頻度となっているのではないでしょうか?
会話こそが相手を理解する唯一の手段であることから、それらの不足は直ちに相手に対する理解不足の要因となり、そしてそれがうまくいかない夫婦関係を構築しているのに一役買っていると言わざるを得ません。
とは言え、いきなり饒舌にベラベラと話しかけても、相手は引いてしまうだけです。
だから二人になった場合は積極的に話し掛ける、出来る限り会話をするように気を払うようにして、相手を理解する姿勢を貫くようにしましょう。
それにより、会話に対するハードルが下がりますので、相手も次第に会話が増えてくるでしょうし、そしてそれはお互いの理解に繋がりますので絶対にやるべきです。
なお、会話をしてしまうと即座に喧嘩になってしまう状態ですと、夫婦関係としてはかなり末期であると伺えますので、慎重な行動が求められます。
その際は、とても夫婦がやるような行動ではないのですが、第三者を交えるとかワンクッションを置いて、改めて一から歩み寄るようにするのがいいでしょう。
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