頼りになる人とは?
一口に頼りになる人と言っても、具体的にどう頼りになるのか、何に対して頼りになるのか、定義がいささか曖昧で大ざっぱなところがあるのが否めません。
一般的に頼りになる人と言うのは、ここぞのところ、いざと言う時に適切な行動を取れる人、自分達を手助けしてくれる人のことを指し、もしそんな人が身近に居たら頼もしいですよね。
ですが、そういう人に限って奥ゆかしいことがほとんどで、そしていざという時の「いざ」なんてなかなかないことから、ずっと気付かないままとなるでしょう。
そこで今回は、頼りになる人の見分け方についてご説明させていただくのと、その特徴をいくつか挙げさせていただきたく思いますので、そういう頼りになる人を見抜けるようにしましょう。
もっとも、それを見抜いてどうするのかという疑問が残りますが、そういう人が身近に居ることで心強い、そして雰囲気なども良くなるのです。
それに、そういう人は奥ゆかしいと記述しましたが、誰か一人くらいその人を理解出来る者が居ても良いと思うのです。
なお、実際頼りにした際はしっかりとお礼をするのを忘れないのと、その人が窮地に陥った際は絶対に手助けしてあげることを約束して下さい。
決断力がある
これこそが、頼りになる人が必ず持っているものと言えます。
頼りになる人というのは求められる選択や決定に対して、自分の思考を巡らせて答えにまで行き着き、おおよそそれを成すことが出来るでしょう。
こういう人は基本、選択や決定を迫られた際に「決めなければならない」等の考え方を持っているようで、それによりしっかりと答えにまで導こうとするのです。
つまり非常に責任感が強いタイプ…それだけで、もう頼りになる人だと言えますし、それが見分け方の要素となるでしょう。
ただその選択や決定、「決めなければならない」という観点であることから、苦渋のものだったり必死に絞り出したもの等、葛藤の結果である場合も少なくありません。
表面上はさらりと選択、決断したかのように見えて、水面下ではもがき苦しみ、あがいて出したものだったりもして、そうなると頼りになる人のイメージとはかけ離れることになります。
しかし、この場合「自力で答えに辿り着いた」という部分が大切であり、それを成せる人というのは選択や答えの経緯はさておき、頼りになる人であるには何ら変わりはありません。
ですので、今一つまとまりのない集団とか意見集約が難しい、思考がすぐ混乱する人にとって、責任感の強い系の頼りになる人というのは、本当の意味で頼りになるでしょう。
何せその責任感を持ってきちんと面倒を見てくれる、そしてそれがそういう人の性分である為、きっと心強い味方になってくれること間違いありません。
ただし、選択や答えの経緯がその人によりけりなところから、とても繊細だったり疲れやすいところもありますので、一人に任せておくのではなくきちんとフォローが出来るようにしましょう。
そして一仕事を終えた後は、ちゃんと労ってあげるのを忘れないようにすれば、今後もしっかりと面倒を見てくれるでしょうし、そしてそれが信頼関係に結び付きます。
心の余裕を持っている
まず質問になりますが、いわゆる「できる人」なのは間違いないのですが常に切羽詰まっている人と、常に落ち着いている人ではどちらが頼りになる人と言えるでしょうか?
それはもちろん後者だと思いますし、そうやってできる人なのに落ち着いている人というのは、何より心に余裕がある人なのです。
手を抜く場面を理解していて、休憩するところではしっかり休憩し、出来るだけ自分をストレスに曝さないようにすることで、心に余裕を持たせているのだと考えられます。
では、そのような心の余裕がある人がどうして頼りになる人となるのかについてですが、まず常に切羽詰まっていて落ち着かない感じの人は、メモリがずっといっぱいな状態であることが伺えます。
「余裕がない」ということは、自分に備わっているメモリを総動員して物事に取りかかっていることになりますので、それ以外の対応が出来ないことからよそ事に関わっている暇などないのです。
だから頼りにしようとしても「忙しい」とか、「そんな余裕はない」とバッサリ切り捨てられ、そしてそれは決して頼りになる人とは言えないでしょう。
ですが心に余裕がある人というのは、手を抜いたり休憩はしっかり取ったりで自分にストレスをかけない為、常にメモリに空きがある状態で物事に取りかかっています。
だからよそ事を受け入れる容量がまだ残っていて、それに伴い手助けとか協力などを依頼しても、快く引き受けてくれることが多い…すなわち頼りになる人となるのです。
また、メモリに空きがある状態を維持していることから、何事に対しても高いパフォーマンスで臨めると考えられ、つまりは「やるときはやる」を体現してくれるでしょう。
ですので、「心の余裕の有無」は見分け方として大切なところになりますので、そこは必ず念頭に置いて観察してみると、案外身近に居たりするかもしれません。
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