女には理解出来ない?
友人や知人、彼氏や夫の口から何度も現れる「男のロマン」という台詞…女性としては、はっきり言って興味もなければ「だから何?」になるかと思います。
しかしこの男のロマン、男性の中ではとても重要な要素となるようで、何故かそれを理解出来ない女性を下に見たり、「仕方ない」と吐き捨てたりと、何とも苛立つ素振りを見せてきます。
別にそんなものは一切興味がないのですが、何となくマウントを取られたような気がして、妙に頭に来ませんか?
そっちがそう来るなら、じゃあその男のロマンとやらを理解してみようではありませんか。
と言うことで今回、その男のロマンとやらの代表的なものを5つご紹介します。
もう既に興味の欠片もない女性が多いかと思いますが、一応は理解をしておいて何故か上から目線の男性をきりきり舞いさせてやりましょう。
なお、男のロマンを言えるものの多くは趣味が絡んでいたり、思想が絡んでいるものばかりのようですので、押さえるところを押さえておけば案外簡単に理解出来るでしょう。
つまり男性というのは、それほど単純であると言うことです。
何かを作り上げること
男性が、男のロマンを主張する際にまず最初に挙げられるのは、プラモデルやDIYなどの何かを作り上げること…すなわち、「工作」になるかと思います。
自らの手を使って何かを1から作り上げるという行動は、男性にとっては素晴らしいもの、そして素晴らしいものイコール男のロマンであることから、そういう結論に行き着くのでしょう。
それらが完成した時の達成感、完成した作品を眺める優越感だったり誇らしい気持ちなど、女性からすれば何を言っているのか分かりませんが、男性にはとても有意義なようです。
とすると、「作り上げる」ことが男のロマン、そしてそれに達成感があることから、もしその男性が夫であるなら「じゃあ料理も作ってね」と思ってしまうのではないでしょうか?
料理を作ってくれれば妻側の立場としては大いに助かりますし、夫も家事参入ということで家庭はより円満になる…と言いたいところですが、どうやらそんな都合良く行く訳ではなさそうです。
簡潔にご説明するなら、男性にとっては料理というのは男のロマンに該当しないようで、もはや「何それ?」となるのが女性側の意見となるのではないでしょうか?
まあつまりは料理というのは「女性がするもの」、「男がすべきものではない」という考えにより、「男」の名前を関する男のロマンには当てはまらないようなのです。
そして、そもそも料理はプラモデルやDIYのように好き好んでする訳ではないのですから、やったところで達成感もなければそれに似た感情も得られない訳で、だから除外されるのです。
何とも女性視点では全く役に立たない男のロマンですが、当人が満足して機嫌良く過ごしてもらえるなら一応はそれで良しと考えておく方が、精神衛生上よろしいかと思います。
中には為になるものも作ることがありますし、決して意味のないものばかりではないと思われますので…
漫画
女性視点ですと、少女漫画などは幼少期にご覧になられたこと、そしてコミックなどを購入された記憶もあると思いますが、実のところそこまで思い入れはないのではないでしょうか?
成長と共に心も成熟し、漫画というカテゴリが疎遠になった…それが通常の「大人」と言えるものですし、そこは「女性に限っては」共通だと考えられます。
しかし多くの男性は違っているようで、男性というのはこのような言い方は悪いのですが、いつまでも精神年齢が「子供」であることが多く、それに伴い漫画に固執するケースが少なくないのです。
しかし、その漫画に固執するのと男のロマンにどのような関連性があるかについてですが、簡潔にまとめるとするなら「漫画の内容」に限ります。
と言うのも、漫画の内容というのはやはり漫画であり、そこは現実とは剥離した世界が繰り広げられて、到底実現するのは不可能、理論的に物理的に不可能なのはご理解いただけるかと思います。
そういう「実現することが不可能」なことに対して、男性は強く憧れとか夢を抱く傾向があるようで、それをまとめて男のロマンとしてしまうことがあるのです。
例えば、誰かのピンチに颯爽と現れるヒーローなどに自己投影をして、自分もそうなりたいなど…女性にはかなり分かり辛いですが、そういう叶えられない夢などを持つことがあるのです。
だからあくまでも「ロマン」、叶えられないと自覚しながらもその世界に浸る、そしてそれは男だけのものという観点があることから、男のロマンとひっくるめられる訳です。
まあ特に女性に対して害はありませんので、別に放っておいても構わないと言えば構わないのですが、目の前に現実があるのにそちらに傾倒されるのも複雑な感じです。
現実を見ないで叶えられない夢を見る…女性視点ですとこのような印象ですが、そこは何故かしっかりと線引きをしている、きちんと区別を付けているのでご安心下さい。
アウトドア関連
登山、釣り、その他アウトドア関連…と言えば、男性は非常に好むカテゴリとして有名ですし、昨今では女性も一部嗜む人が増加傾向にあるようで、性別問わずに親しまれていると言えるでしょう。
しかし男性のそれはかなり苛烈だったり過剰で、例えば登山であれば女性のハイキングに近い「山ガール」等よりも、それこそ己の限界を知ろうとするような行いも散見されます。
これに関しては、そういった苦行やら限界やらを乗り越える、その先を自分の目で確かめる等の抽象的な気持ちがあり、そしてそれをまとめて男のロマンとしているのでしょう。
じゃあ、同じく苦行やら限界やらが等しくあるスポーツも男のロマン、むしろそちらの方が人生を成功させる機会に恵まれている、その可能性が高いからそちらの方が…と女性は思うかもしれません。
しかし男性の中でスポーツは男のロマンに該当しないようで、あくまで「自らが」、そして人が作り出した環境ではない「自然であること」が前提になるようです。
さらに単独でそれを行う、一人でそれを背負うことが出来るものが好まれ、その際は自身を「孤高」とし、大きな自己満足に浸るのがお決まりのようです。
ここまで読まれていても、今一つ女性には理解出来ない、何が男のロマンで何がそうでないのか、はっきり言ってよく分からないどころか全く理解出来ないと思います。
しかし男のロマンというのは、どうやら「女性が理解出来ない」というところまでも含まれるようで、そこも全く意味が分かりませんがあまり深く考えない方が良さそうです。
とどのつまり、女性には理解出来ないことも条件として含まれているようですので、男のロマンを掲げている場合はもうそっとしておいた方が良いと思いますし、あまり関わらないようにすべきだと言えます。
乗り物
自動車、バイク…と聞いて、女性はまずどのような印象がある、またどのような感覚を持っていますか?
おそらく女性は、「仕事に行く為の足」「移動手段」など、そういう淡泊な返答をされると思うのです。
自分の足で歩くより便利だから、楽だから、効率がいいからなどなど、あくまで人の移動を便利にするもの、人の生活を豊かにするもの程度の認識でしかないでしょう。
しかし男性は違います。
男性は、乗り物に対して並々ならぬ感覚を持っていることが少なくないようで、そしてそれも男のロマンとなるようです。
その理由ですが、乗り物というのは人の能力を超えたもの、人の力を大幅に超えているものであるのは、その能力からしてご理解いただけるかと思います。
男性はそういう自分の力を大きく超えたものに対して、そしてそれを自分が動かす…つまり支配下に置けるところに対して、非常に満足感を覚えると考えられるのです。
さらに女性のように「足」として考えるのではなく、「同志」などとまるでそこに生命でもあるかのような扱いをすることもあるようで、如何に乗り物と男性の絆が深いかが分かります。
まあそこも女性には到底理解出来ないところではありますが、要は「そだけ思い入れがある」ということです。
その辺りについては、やたら古くさい自動車に長年乗り続けているとか、バイクをパーツで購入して組み立てている、故障を自力で直しているなどである程度推測出来るでしょう。
そしてボディにペイントをしたり何かを張り付けたり…そういう車は、女性のものではまず見掛けないことから、男性特有になるのだと考えられます。
さらには、乗り物のことを話し出すと止まらない、こちらがあからさまに興味を失っているにも関わらず、一向に話を終わろうとしないなど…心当たりと言うなら、数多くあるものかと思われます。
そこまで思い入れがあるのですが、もうそれだけでも男のロマンとしても何らおかしくはありませんし、男のロマンと言われるものの中でも群を抜いていると言っても差し支えはありません。
相変わらず女性にはちんぷんかんぷんですが、乗り物に限っては他の男のロマンを言われるものよりも、強い思い入れがあるケースが多いので、発言はちょっとだけ注意した方がいいかもしれません。
エッチなもの
もう完全に男性特有のもので、女性にはほぼ確実に理解出来ないもの、男性だけの感覚と言っても問題はないでしょう。
まず世間に蔓延っているエッチな映像とか「そういう」画像などなど、はっきり言って女性の感性からすると、「こんなシチュエーションある訳ない」とか、「都合が良すぎる」などそういう印象があるでしょう。
何せ、やたらはだけた衣服は当たり前、変な制服を着た警察官もどき、看護士もどきなど、「いや、そんな女絶対居ないから」と突っ込みを入れたくなりますよね?
そもそもAVなのに「清純」とか訳が分かりませんし、女性の観点であればそういう類のものは呆れてものが言えない、「男はバカ」の印象の多くを締める要因になると思うのですう。
そんな「絶対に居ない」と女性が断言する映像の女性は、男性からすると先に記述した「叶えられない夢」であることから、自然と男のロマンに当てはまってしまうのでしょう。
もっとも、本来こんなものは叶えられない夢でしかないのですが、映像の向こうで実際に女性がそういう格好をしていることから、僅かながら意味不明な野望を持つ者も居るようです。
つまりは、自分に彼女等が出来た際に実際そういう格好をしてもらおうとか、映像のプレイをしてもらおうなど、そんな不届きな男性は案外少なくないと考えられます。
まあそこもひっくるめて、「可能性は低いけど0ではない」という状況も、男のロマンという抽象的な表現が当てはまってしまうのでしょうね。
それと、10代の時に妄想していたようなエッチな内容も、大人になってから男のロマンとして扱われる、改めて野望めいた形で叶えようと画策する男性も居るようです。
まあどちらにせよ、そんな訳の分からない野望のはけ口にされるのはまっぴらですから、彼氏がそうだとしても適当にあしらってあげるくらいでいいでしょう。
強要してくる場合もありますが、その際は激怒してあげればあっさりと引き下がる筈ですので、下手に甘い顔をせずに厳格に臨むようにして下さい。
一度許してしまうと要求がエスカレートして、恥ずかしいという状態だけでは済まされなくなりますから…
呆れても我慢
ここまでをご覧になって、本当にバカバカしくて情けなくなってしまった女性は数多いと思います。
だから「女性には理解が出来ない」のであって、少なくとも男性が女性に対してマウントを取れるものではない、それどころか「いつまでも何やってんの?」とバカにされてしまう程度のものが多いのです。
だから大いに呆れると思うのですが、あまりそれを前面に出してしまうと男性は激高したり、あからさまに不機嫌になってしまうので、そこは抑えておいた方がいいかもしれません。
要は、自分の好きなことをバカにされたと同義になるということです。
まあこれについては、女性の「ブランド好き」とか「ファッション」、「アクセサリ」などなど…そういうのを男性が理解出来ないのと同じと考えて下さい。
美容室で思い切った髪型にしたにも関わらず、彼氏や夫がその変化に全く気付かない…そういう感覚です。
おそらく、身に付けている小物なども全く見てはいませんし、それらを交換したところで全く気付かないでしょう。
つまりはそういうことなのです。
男性の内面から男のロマンを理解するのはまず不可能ですので、今回の文面をご覧になって「上っ面」だけ理解しておけば、とりあえずは何とかなるでしょう。
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