不倫はどこからが不倫？アウトの線引きは男女で大きな違いがあった！

不倫の定義はあるものの

不倫とは行為があったと発覚した場合、または行為があったとみなされる証拠があった場合を言うようで、社会的にはこれが不倫の定義になると言われています。

だから社会的に不倫があったことを認めさせる為には、上記条件が求められることになり、これらがあった場合に相手に対して、社会的な責任を追求出来るのだと考えられます。

もっとも、当事者からすればそんな定義など知ったことではありません。

当事者が「不倫した！」と思えば不倫をしていると思っている、そういう気持ちになっている訳で、いくらそこに定義があったところで、当事者が納得しなければその関係は破綻に向かうのです。

では定義ではなくあくまで「心象」として、どこからが不倫なのかが気になるところです。

諸説は様々ですが、男女ではその心象…つまりそれが不倫であるかどうかの基準、境界線が大きく違うようで、今回はその辺りに触れてみたいと思うのです。

と言うことで以降はそんな男女の違い、どこからが不倫なのか、またそのように思うのかを男女別でご紹介させていただきますので、その大きな違いを一度理解してみましょう。

社会的に認められる不倫

まずは冒頭でも少し触れさせていただきましたが、社会的に不倫と認められるケース…つまり不倫の法的観点、法的根拠についてからお伝えさせていただきたく思います。

法的には、不倫は婚姻関係を持つ者が配偶者以外の者と性的関係を持った際に成立するもので、一般的には「不貞行為」と言われており、これについては聞いたことがあると思われます。

そしてこの不貞行為があった場合は、それをした者に対して慰謝料や離婚、その他社会的な責任を、大なり小なり負わせることが認められています。

ただしこの解釈、「婚姻関係を持つ者が配偶者以外の者と性的関係を持った際に成立するもの」が不倫であることから、逆に考えれば性的関係以外の行為は不貞行為に当たらないことになります。

だから往来で仲良く手を繋いでいても、キスをしても、身体を触っても、性的関係を持っていない…つまり「性器の挿入」さえなければ、不貞行為とはならない訳です。

もっとも、限りなく性的関係である、性的関係をしているとみなせる、性的関係がある可能性が高い行為をしてしまうと、その限りではないようです。

具体的にはペッティングやオーラルで、これらの行為は挿入こそしていないものの限りなく性的な行為であり、性的関係を結んでいることを想像出来ますので、不貞行為として認められると考えられます。

なお、不倫相手に時間や労力、金銭を投入することに際して、これを不貞行為と考える人が少なくありませんが、性的なものが連想出来ないことから不貞行為には当たらないでしょう。

だからこれで相手を見限ったとして、「不貞行為なのに離婚出来ない」という状況に見舞われるかもしれないと思われるかもしれませんが、法律というのは本当に良く出来ています。

その場合は「婚姻関係を継続し難い重大な理由」として扱われる可能性が高く、そしてそれは離婚事由にすることが出来ますので、不貞行為でなくてもそれを理由に離婚は十分視野に入れることが出来るでしょう。

その他、不貞行為と認められなくても配偶者が傷付くような状況であれば、上記の事由で離婚が認められる可能性は十分にありますので、何も不貞行為でないと諦める必要はないようです。

まとめますと、どこからが不倫となるのかは「性的関係があったか否か」が焦点となり、それがなければ基本的には性的関係はない、みなされないと考えていいでしょう。

ただし、性的関係があるとみなされる状況であれば、その証拠さえあれば問題なく不貞行為として扱える、相手に過失を負わせることが出来るとしても差し支えはないと思われます。

不貞行為でない出来事だとしても、「婚姻関係を継続し難い重大な理由」とすれば、離婚は現実的になるということです。

男性の場合

さて、ここまで法的な観点、根拠による不倫を記述させていただきましたが、そういった理屈ではなく感情や心象において、男性はどこからが不倫という考えを持っているのか、その辺りについてお伝えします。

男性の思う不倫の中で、圧倒的に意見として多いのがやはり「性的関係の有無」で、法的観点、根拠に限りなく近い考え方であることが伺えます。

基本的に男性というのは、極端な話手を繋いでいようが一緒に出掛けていようが、性的なものに繋がる何かがなければどうでもいい、不倫ではないという考え方をしているのでしょう。

もっと極端な考え方としては、妻が挿入さえされていなければ不倫ではないということで、「それ以外はある程度許容される」という結論に至ります。

しかし挿入があった…つまり男性の思う不倫がそこにあった、不倫と確定する状況を目の当たりにしたとなれば、妻は夫に文字通り容赦なく冷徹に徹底的に、不倫相手共々社会的に抹殺されるでしょう。

多くはどれだけ妻が許しを懇願したところで情け容赦なく、断罪と言わんばかりに最後までやりきる、自分の溜飲が下がるまでやり通す、それが男性のやり方になるかと思われます。

もちろん中にはいわゆるヘタレは居るのですが、ほとんどの場合は許容範囲が広い分、許容出来ない部分に足を踏み入れると苛烈な報復をするのが男性と考えても差し支えはありません。

その他、これは個人によりけりなので当たり前なのですが、キスや一緒にいるだけでも不倫と思う男性も居て、そこは夫によるところが大きいと言えます。

特にキスは、性的関係に発展する可能性が著しく高いので、それだけで不倫と考える男性も少なからずですので、一概に男性は性的関係だけを不倫と思うと考えないようにすべきです。

このように、どこからが不倫かの線引きがとても分かりやすい男性ですが、不倫と分かれば直ちに情け容赦ない報復をする傾向が強い為、妻の立場にある女性は不倫には重々気をつけた方がいいでしょう。

男性は、好きな相手や信じている相手には心底優しく接しますが、嫌いな相手や裏切った相手、敵などに対しては、それこそ息の根が止まるほどの勢いで叩き潰そうとする性質があるのです。

そうなりたくなければ…何をすればいいのか、さすがに誰にでも分かることだと思います。

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