どうしてそこまで尽くすのか
実のところ、尽くす男を客観視すると何となく違和感を感じる、不思議に思うことが多々あると思うのです。
それは「どうしてそこまでしてくれるのか」です。
「尽くすことが生きがい」という固定観念であれば多少は分かるのですが、たとえそうだとしてもどうしてそんな発想になるのか、やはり違和感が残ると思うのです。
女性の多くは、ただそういう尽くす男と一緒に居て悦に浸っている、まるでお姫様のような感覚に陥ってしまっていますが、もしかすると女性の知らない何かが隠されているのかもしれません。
ですので今回、尽くす男のその心理をご紹介させていただきますので、どうして男性が女性に尽くすのかの背景を、その考えを理解してみましょう。
実際のところは、そんな女性が思うような「無償の愛情」のようなケースは少なく、男性は自分自身の為にやっているところが大きいようです。
尽くす男に夢を見る女性は多いと思いますが、おそらく今回の内容を最後までご覧いただいたと同時に、その夢から覚められることになるでしょう。
今回の内容をご覧になった上でまだ尽くす男を求めるのであれば、おそらくあなたは男性を支配したいとか等の気持ちが強いだけで、愛情というのはないのかもしれません。
愛情を得るためのもの
これが尽くす男の典型的な心理、最も割合として多いものだと考えられます。
このタイプは、女性からの愛情を得たいがために、対価を得るために尽くしているというもので、客観的に見てもとても分かりやすいと言えるのではないでしょうか?
自分に対する女性からの好感度を上げるためには、プライドをかなぐり捨てて女性のために奔走する、女性に尽くす男を演じているのでしょう。
プライドどうこうでないとしても、そうしなければ女性からの気持ちを得ることが出来ないと考え、やむなくそのように振る舞っていることも考えられます。
では、どうして男性はそこまでして尽くす男を演じようとするのか、どうしてそこまで女性からの好感度を上げなければならないのか、そこが気になるところです。
そこについて触れますが、女性の皆さまは少々ショックな内容となるかもしれませんので、心して以降をお読みいただくか、または読み飛ばされることをおすすめします。
男性が女性からの好感度を得る、愛情を得るその目的…言い方は悪いのですが、とどのつまりが女性のご機嫌取りとなるのですが、これは「肉体関係」に及びたいからです。
断定していますがはっきり言ってそれ以外に説明の余地はなく、男性というのは女性とエッチをしたいがために、女性に対して必死にご機嫌取りをする訳です。
男性の恋愛における目的、目標というのは、対象の女性との性交渉です。
それが男性にとっての恋愛でのゴールであり、女性が結婚をゴールと言うのと何ら違いはないのです。
対象の女性とエッチをすることこそ男性の目指すところであり、そのためであればプライドはかなぐり捨てられますし、嫌悪感があっても女性のご機嫌を取ろうとするのです。
もし男性が女性に対して性的興味がないのなら、女性の建設性のない話など一切聞きませんし、女性のヒステリックさも無視しますし、女性の履いてる靴なんてみんなヒール扱いです。
格好だって前回会った時の違いなんて覚える気がありませんし、ましてや数センチ切った程度の髪なんかに一切の興味など持ちませんし、違いを知る気もありません。
そこに肉体関係があるから、エッチが出来るからそんな女性のくだらないところに付き合う訳で、それがなければ男性一同わざわざ根底から合わない女性に自ら近付くなどしないのです。
かなり踏み込んだ内容となっていますが、かなりの割合の男性が実際そうであると考えられるため、そこは実情を理解すべきだと思います。
なおこの心理、新たに愛情を得たいというものもあるのですが、現在の愛情を維持したい、改善したいという魂胆であることも少なくないようです。
これがどういうことかと言うと、分かりやすく言うなら「別れたくない」とか「振られたくない」などの、「女性との関係を維持したい、改善したい」という目的となるようです。
つまりは関係が終わってしまうことを懸念して、それを予防するために尽くす男を演じている、または心の底から尽くしてるのだと考えられます。
自己満足によるもの
中には自分の自分による自分のために、女性に対して尽くす男を演じていることもあるようで、一風変わった思考の持ち主であることが伺えます。
具体的には、簡単に言うなれば「女性に尽くす男である俺カッコいい」という自己陶酔型で、女性に尽くすことで満足感を得ているタイプの男性と言えるでしょう。
客観的に見れば、女性に尽くしているという行動はポジティブに受け止められるものであり、世間体としてはとても良い方向に作用するものと考えられます。
そういう周囲からの称賛とか評価なども得たい気持ちもあるようで、それも相まって自己満足に拍車を掛けているところがあるでしょう。
それとこのタイプ、尽くすことを「愛情の証明」だとか「好きである証拠」など、そのように考えている節も見え隠れしています。
つまり、気持ちどうこうではなく周囲から見て、客観的に見て「彼女のことを愛している」を示すことに重点を置き、実は案外気持ちが伴っていないことが少なくないのです。
だから周囲が思っているよりも彼女に、女性に関心がある訳ではない、それどころか何とも思っていない可能性もあり、まさに自己満足の世界だと言えるでしょう。
そういう思考であるため尽くすのは尽くすのですが、肝心なところが伴ってなかったり詰めが甘かったりなど、要所要所で本音が現れてしまうことがあるようです。
この事から、相手の女性が自己満足を得られない相手であったり、何かの拍子でそういう対象でなくなった場合は、驚くほど冷酷な態度に切り替わるでしょう。
もうその女性は「女性に尽くす男である俺カッコいい」を満たせないのですから、もともとそれほど関心がなかったのも相まって、極端な態度を取ることも可能性として考えられるのです。
女性視点では極めて無礼な男で、しかも誠実さの欠片もないタイプとなるのですが、自己陶酔型などこの程度ですので関わったことを嘆くべきなのかもしれません。
ですので、言葉の割に行動が伴っていないとか、時折言うほどの愛情を示せていないと気付いた場合は、このタイプの男性である可能性があるため、少し注意した方がいいでしょう。
逆にまだ自己満足を満たせる、周囲にそれを示して良い男を演じられるとなれば、時間もお金も惜しみなく使うものと考えられます。
本当に自分の自分による自分のためだけの恋愛…いえ、そもそも恋愛と呼べるのか疑問ですが、自己満足という麻薬に囚われた男性などこんなものなのでしょう。
相手をすればするほど相手に自己満足のチャンスを与えてしまうので、もしそのような傾向が目前の男性にあると分かれば、今後は相手にしない方がよさそうです。
何せいくら関わっても自分には愛情をくれない、自分はあくまでその男性だけを満たすためのツールでしかないのですから。
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