本当に男性と同じ?
「男女雇用機会均等法」…字だけを並べれば、社会に身を置く女性としては甘美な響き、女性のための法律であるかのように見えます。
そしてこの法が制定された以降、世間はこの法律に従った社会が形成されることになる…はずなのですが、現実はそんな甘くはなかったようです。
と言うのも、男女雇用機会均等法と言いつつもまだまだ根強く残る男女差別、女性軽視が拭えない職場の多さ等、未だ女性は働くことに関してハンデを背負っていると言わざるを得ません。
そんなまだまだ女性に厳しい社会…現代の女性の平均収入とは一体どの程度になっているのでしょうか?
今回はそれを…つまり、女性の平均収入をご紹介するのですが、男性との格差に驚きを隠し切れなくなるでしょう。
もっとも、どうして未だ男女差別、女性軽視が根強く残り、そこまで男性と平均収入が違うのか、その理由も気になるところです。
記事の後半でその辺りについても触れていきますので、社会に残る悪しき風習をいち早く消し去るために、もっともっと女性が社会を切り開くきっかけとなれば幸いです。
なお今回、男性と女性の差ということでデリケートな部分がありますが、遠慮なく触れていく、遠慮なくぶった切っていきますので、ある意味閲覧注意となっています。
女性の平均収入
早速女性の平均収入からご説明しますが、もちろんそれは年代でも大きく変わってきますので、年代別にご紹介させていただきたく思います。
・20代
実際のところは、同じ20代でも前半と後半でさらに違っています。
20代前半であれば大体ではありますが250万円前後、後半であれば300万円前後と、概ね50万円程度の差と考えて差し支えはないでしょう。
しかし男性の場合ですと20代前半で300万円前後、20代後半で400万円前後と、女性とでは決定的な差があることが分かります。
もちろんそれは仕事の内容なども影響してきますので、一概に女性の方が平均年収が低いとは言えないのですが、これだけの差があると仕事内容だけでは片付けられないところがあります。
そしてもうこの時点で、大多数の女性は二度と男性と平均収入に追い付くことがない、むしろ突き放されていく結果になるということを、働き始めの女性が知る由もありません。
・30代
30代ともなると、働き盛りということもあり平均収入も上ってくる…はずなのですが、ここでは衝撃の事実が判明することになります。
なお20代と同様、30代も前半後半で変わってくるのが本来あるべき収入の姿なのですが、それは「男性だけに限る」ようです。
と言うのも女性の場合、30代は一律して300万円前後…つまり、20代後半と何ら変わりがないのが現状のようなのです。
一方男性は30代前半で500万円、30代後半で600万円手前辺りと、もはや救いようのないレベルで差があると言えるでしょう。
これも仕事内容が影響している…と言いたいところですが、もはやそれだけに限らず単に「女性の方が男性よりも平均収入で劣る」と考えるべきでしょう。
・40代
さすがに40代となれば、ある程度の社会的地位も見込めてそれなりの平均収入になる…そう信じたいところですが、驚くべき結果となっているようです。
結果からお伝えしますが、女性の場合は40代(一律)で300万円前後…結局20代後半から、まるで平均収入が変わっていないことが分かります。
男性にあってもほぼ600万円辺りで、30代後半より少しだけ上昇しているに留まっているようですが、そもそも女性との差が大きいのであまり文句も言えないでしょう。
昨今は不景気により末端へ直接影響が出ていますので、さすがの平均収入が高い男性もその煽りが来ているのでしょうね。
上記の事から分かるのは、男性が右肩上がりで平均収入が上昇しているのに反して、女性は20代後半を皮切りに横這い化しているということです。
つまり、男女雇用機会均等法が制定された以降においても、女性は「仕事が出来るようになっただけ」であり、まるで収入には反映していないのです。
国家や行政が、「口うるさい女のために一応働く場は与えてやる。男と賃金が違う?じゃあ仕事するな。家事と育児をしていろ」と言っているかのようですね。
何とも理不尽な話ですが、これでは共働きの夫婦において夫が「お前は収入が少ない」として、家事を押し付けてくるのも仕方がないと言えます。
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