過剰に愚痴るのはダメ
基本的に、事あるごとに愚痴る人というのは決まって嫌われ、周囲から距離を置かれることが多い、嫌われてしまうことが多いと言えるでしょう。
誰も人の愚痴なんて聞きたくありませんし、内容がそもそもネガティブなものということもあり、自分が不快になることが明白なのです。
だから評価が良くなることもなければ、良い印象を与えることもない、むしろ悪い印象しか残りませんので自然とそのような流れになるのでしょう。
とは言っても、人なのですから愚痴ることくらい許してほしい…あの人も愚痴るのにどうして嫌われないのか…なんて、いろいろ悩めているのではないでしょうか?
おそらくそれは、自分のやり方がまずかったり周囲が上手に愚痴っているためで、あなたも上手に愚痴ることで距離を置かれたり嫌われたりなどはなくなるはずです。
ですので以降において、周囲に嫌われない愚痴り方、上手く愚痴る方法についてお伝えさせていただきますので、どうしても愚痴を言いたい時の参考にして下さい。
まあ本来であれば、愚痴るような出来事に見舞われないのが一番なのですが、やはりここも人である以上仕方がないのでしょうね。
単純明快にする
実のところ愚痴るとき、多くの人は同じ内容を繰り返したり長々と話したり、自分の溜飲とか鬱憤が晴れるまで延々と口にしてしまいがちです。
愚痴る時点でかなりストレスが溜まっていることが考えられますので、それらを吐き出すための話の構成を無意識にしてしまうのが普通なのです。
だから聞いている側が同じ話ばかりで飽きてくる、長々話されて嫌になる、だからその愚痴る人を嫌ったり避けたりなどの結果に結び付いてしまいます。
溜飲や鬱憤、ストレスなどを吐き出す場合、それを他人にやってしまうのはそれらがそのまま「愚痴る相手」に移行するだけなのだと、きちんと理解しておかなくてはなりません。
では愚痴る相手が居る状態で自分の溜飲や鬱憤、ストレスなどをどのように解消すればいいのか、それでいて相手を不快にさせないためにはどうすればいいのか、そこが悩むところです。
そのためには、話す内容を単純明快にしておくのが望ましく、それであれば言った側も言えて満足、言われた側もシンプルな内容で嫌がることもないと考えられます。
構成としては出来るだけ短く、それでいて分かりやすいようにするのが望ましいでしょう。
手短であることを前提にして相手を嫌がらせない、つまらないと思う段階まで長引かせないことをモットーに、自分の言いたいことを言ってしまいましょう。
悪者を作らない
これは愚痴る人のありがちな失敗なのですが、まず愚痴るというのは「どうして愚痴るのか」、その原因があるのが当たり前です。
そしてその原因の多くは、上司だったり同僚だったり先輩だったりの「人」で、つまりは他人を要因としたストレスが自分自身にある訳です。
となると、それを発散するためにはその要因である「人」、つまり上司や同僚や先輩が登場人物として扱われ、そしてそれらの人は愚痴る原因であることから「悪者」となります。
だから愚痴る際にそれらの人が悪者として登場する…要約するなら、「それらの人たちの悪口」が始まってしまう訳です。
これは、聞く人によってはかなり不快な気分を催します。
単純にこの場に居ない人の悪口を聞きたくないという人も居れば、その悪口の対象が聞く人には良い人、お世話になった人の場合もあり、そうなると嫌な気持ちにしかならないのです。
自分が好きな人、お世話になった人を貶められているのですから気分が良い訳もなく、たちまち愚痴る人に対して不快感を抱くことになるでしょう。
ですので、愚痴る際は基本的に悪者を作るとか、誰かの悪口になるような内容は避ける、登場人物が必要な内容であっても可能な限り言わない方がいいでしょう。
人間関係なんてどのようになっているのか分かりませんし、無闇やたらに他人の悪口を言うのがどこかの誰かの人間関係に触れることを考えれば、避けておいた方が無難なのです。
だから少し難しいのですが、愚痴る場合はその環境や情景、シチュエーションなどを言葉に表すような感じで言うのが、お互い不快にならないためのベターな方法だと言えます。
その1回に留める
愚痴る内容は尽きないものです。
愚痴るタイミングがあるのなら、チャンスとばかりに言いたいことを何もかも全て言って、全部吐き出すのが人間というものです。
もっとも、それがそのときだけで済めばいいのですが、溜飲が下がらないのかまた同じ人に同じように愚痴ることも、人によってはあるのではないでしょうか?
それは確実にNGなのですが…ここまででどうしてNGかが分からない人は、少し人間関係を勉強した方がいいかもしれません。
誰が悲しくて同じ愚痴を、同じ話を、同じ内容を聞きたいと思うのでしょうか?
まずそこだけでもすでにNGであることが伺えますので、愚痴るのは基本その人に1回だけ、後日掘り返すような真似はしないことです。
それともうひとつ、そうやって同じ内容を繰り返してしまうことにより、場合によっては「くどい」「根に持つタイプ」と思われることもあると言えるでしょう。
そういう性質を持つ人というのは、客観的に見てあまり関わりたくない、お近付きになりたくないと思われるのが普通ですので、その流れで嫌われること間違いありません。
さらに、そこまでしつこいことが「この人を敵に回すといつまでもグチグチ言われる」と、ある意味恐怖の対象になるとも言えますので、それで忌避されることも懸念されます。
ですので基本は、1回その人に愚痴を言ったのであればそこでおしまい、ああすっきり…そういう感じがあると、相手も「役に立ててよかった」くらいにしか思わないでしょう。
1回終わってすっきり程度で終えているのですから、「この人もストレスが溜まっているんだな」と好意的に解釈してくれると思います。
まあ何でもしつこいのは嫌われる、くどいのは嫌がられると言うように愚痴るのも同じ、そこは人の自然な感覚なのです。
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