離婚する夫婦は増えている
今の時代、結婚するカップルは減ってきていると言われているのに、離婚する夫婦は3組に1組と多いんです。
1度は「この人と生涯を共に歩いていく」と決めたはずなのに、どうして離婚を選んでしまうのでしょうか。
離婚する理由は夫婦それぞれで、浮気や不倫などの片方に問題が生じた場合や生活を共にすることで見えてきた性格の不一致などが挙げられます。
どんな理由があるにしても、離婚をすると決めてから実際に離婚し、生活をしていく中で辛いことは多々あります。
自分が決めたことだから嬉しい気持ちや楽しい気持ちになるという人はほんの僅かなんです。
どうして離婚が辛いものなのか、そしてその辛さを乗り越えるためにはどうしたらいいのか、紹介します。
離婚が辛い理由①1人になってしまうから
離婚が辛い理由1つ目は、「1人になってしまうから」です。
離婚することで1人で生活していかなければいけなくなる、それは離婚前から想像出来ていたことです。
でもいざ離婚して1人になってみると、自分が想像していた以上に寂しい気持ちになるというのに気付くんです。
結婚して相手との生活が当たり前になっていると、1人でいることの寂しさを忘れてしまいます。
結婚前は独り暮らしに慣れていた人でも結婚前と離婚した後の独り暮らしでは寂しさが異なるのは、結婚していた時に1人ではない安心を知ったからです。
どれだけ気持ちが無くなってしまった相手との離婚であったとしても、結婚していた時には安心感がありましたよね。
地震が起きた時、部屋の中に大きな虫がいた時、日々の何気ないこともこれからは1人で対応していかなければいけないのです。
離婚が辛い理由②経済的に苦しくなるから
離婚が辛い理由2つ目は、「経済的に苦しくなるから」です。
結婚していても夫婦共働きで生活しているという家庭は増えてきています。
そのため離婚しても生活出来なくなってしまうほど困難になるという女性は少ないです。
ただ、結婚していた時は相手の給料もありましたので、離婚して1人になってからの生活よりも余裕がありましたよね。
裕福ではなかったとしても、結婚生活と離婚した今の生活を比べてみると今のほうが生活は苦しいはずです。
夫婦だけの生活だった場合は、離婚して1人になるので生活費は少なくなります。
正社員でしっかりと働いていれば落ちるところまで落ちるというくらい辛い苦しい状況にはなりにくいですが、子供がいると経済的な辛さは倍増します。
子供に離婚したことを理解してもらったとしても、離婚して経済的に辛くなるということまでは話せませんよね。
結婚していた時と同じように子供には不自由のない生活をさせてあげたいと思う親は多いですが、1日中1人で働いていたとしても、夫婦で働いていた時と同じようにお金を稼ぐことは難しいと思います。
相手からの養育費があったとしても、子供を育てていくためには足りず、経済的に苦しくなることが避けられないのは辛いですね。
離婚が辛い理由③偏見で見られてしまうから
離婚が辛い理由3つ目は、「偏見で見られてしまうから」です。
離婚する人が増えている時代とはいえ、中には離婚した人に対して偏見を持っている人もいます。
特に結婚生活が長く続いている人にとっては、離婚理由がどうであれ「離婚する人には悪いところがある」と思ってしまいやすいんです。
そのため何かあると、「あの人はだから離婚したんだ」と離婚に繋げて批判することもあり、離婚した人にとっては心が傷つけられてしまうんです。
また、離婚したことを理由にその人のことを腫れ物扱いする人も少なくありません。
これも離婚した人にとっては辛いことで、離婚し悲しい気持ちになっていることは事実ですが、腫れ物扱いにしてほしいとは望んでいません。
結婚しているときのように、離婚してしまったとしても同じように扱ってほしいんです。
周りの目を気にして離婚するのを躊躇している人は少なくありません。
離婚することは決して悪いことではないですし、他の人とは違っているなんてこともないんです。
離婚という偏見を完全に無くすことは難しいことではありますが、離婚はどんな夫婦にもあり得ることだからこそ偏見が少しずつでも無くなってほしいですね。
離婚が辛い理由④子供や親に辛い思いをさせてしまうから
離婚が辛い理由4つ目は、「子供や親に辛い思いをさせてしまうから」です。
恋人関係での交際や別れの場合は、自分と相手だけの問題で済むのですが、結婚や離婚となると2人だけの問題ではなくなります。
離婚することによって、大きな影響を与えることになるのが、自身の子供です。
離婚理由が何であれ、子供には直接的な関係がないことも多いのですが、一番辛い思いをすることになってしまいます。
特に母親とも父親とも良好な関係を築いている子供であれば、どちらかと離ればなれになってしまうのはこの世の終わりと感じるくらい辛いことです。
離婚してからも定期的に会える機会があったとしても、もう一緒に暮らすことが出来ないという事実は、子供にとって大きなことなんです。
中には、離婚がきっかけで子供が内向的になってしまうこともあります。
自身の両親の場合は、子供ほど大きな辛さはありませんが、両親にとっては「自分の子供が幸せになれなかったこと」の辛さを感じます。
離婚というものは自分だけが辛い思いをするのではなく、自分の周りの人にも辛い思いをさせてしまうんですよね。
離婚が辛い理由⑤憶測で離婚理由が広まってしまうから
離婚が辛い理由5つ目は、「憶測で離婚理由が広まってしまうから」です。
離婚したことを周りに報告する時、周りからは「どうして離婚したの?」と離婚理由を聞かれることが多いですよね。
本当の離婚理由をはっきりと言える人もいると思いますが、中には離婚理由を言いたくない、言いにくいという人もいます。
そのため「色々あったから」などと濁しているとそこから周りでは離婚理由が想像され、それがいつからか本当の離婚理由として広まってしまうのです。
噂というのは怖いもので、本人が話していないことや嘘でも事実のように広まるんですよね。
本当の話はそこまで広まらないのに、悪い話の噂となると広まるスピードがびっくりしてしまうほど早いものです。
色んな憶測が飛び交うことで、離婚した本人も上手く離婚を切り替えることが出来ず辛い思いを引きずってしまいやすくなります。
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