落ち込んだりイライラしている
何かあると、即座に友達とか知り合い、同僚に全てを話してしまう女性…それとは対照的に、何かもを一人で抱え込んでしまい誰にも話さない男性…本当に対照的です。
そんな性質の男性ですから、何か自分にとって嫌な出来事があっても一人で抱え込んで、何も言わずに自分の中で必死に昇華しようとするでしょう。
上司に叱られたとか、仕事で大きなミスをした、何かに対して損害を与えてしまった、その他自分に過失のある大きな失敗など、これらを全て一人で抱え込む訳です。
だからその結果、落ち込んだりイライラしたりなどを起こすのですが、上記のとおりそれを発散させる場所がありません。
それにより落ち込みやイライラはいつまでも自分の中に留まることとなり、その結果不機嫌という状態を引き起こしてしまいます。
それを知らずに彼女や妻が当人に話し掛けると、いわゆる「そういう気分じゃない」状態となり苛立つものの、彼女や妻には責任がないことに気付きます。
ですが落ち込んでいる、イライラしている状態であり相手にはしたくない…その結果、ほっといてほしいというマイルドな言い回しとなるのです。
男性のこういうときと言うのは、本当に自分だけで何とかしなければならない、自分だけで解決しなければならないと男性自身が思っていることが多いようです。
そのため、女性としては気遣いをしたいところなのですが、男性がそれを求めていないことが少なくないため、そのほっといてほしいという言葉通りに放っておくしかないでしょう。
下手に関わると余計に惑わせてしまう、昇華の邪魔になってしまいますので、そっとしておくのがベストとなります。
体調不良
まあこれは誰にでもありえることで、男性特有のものではない、女性も体調不良ならほっといてほしいと思うことだってあると思います。
ですので心理的な部分はおそらく共通となるのですが、体調不良のときくらいは一人になって治すことに集中したい、一人の方が気が楽と思ってしまいますよね。
若しくは、身近な人に感染したくないという意味で、あえて詳しくは語らずにほっといてほしいと突っぱねているのかもしれません。
それとも、体調不良で他人への配慮をすることが難しく、自然とそんな態度を取ってしまったり悪態をついてしまったり、そんなケースも考えられます。
もっともこれ、男女共通とは言えやはり比較的男性に多い、一人で抱え込む性質のある男性の方に割合が傾いていると言えるでしょう。
何故なら女性の場合は、体調不良時は一人になりたいと思う人もたしかに居るのですが、おおよそ同じくらい「誰かに傍に居てほしい」と思う場合が多いと考えられるからです。
女性は本能的に徒党を組みやすい、複数で居ることを望みやすい傾向がありますので、自分が危機に瀕すると本能からそのように思ってしまうのかもしれません。
逆に男性は孤高とか孤独を好む傾向があるため、それを理由にどちらかと言うと体調不良でほっといてほしいという発言をするのは、男性に多いのだと思われます。
どのような対応をする?
なお男性がほっといてほしいという発言をした場合、彼女や妻の立場の女性は一体どのようにしたらいいのか、どのような対応をすればいいのか困るところがあると思います。
結論から言えば、その言葉のとおり放っておくべきなのですが、実際のところはその答えは50点と言わざるを得ないでしょう。
何故なら男性というのは、言葉の裏を読んでほしいとか真意に気付いてほしいと思うことが少なくなく、彼女や妻に言葉以上のものを何も言わずに求めることがあるからです。
つまり、ほっといてほしいと言いつつもある場面では手を差し伸べてほしい、ほっといてほしいと言いつつも愚痴を聞いてほしいなど、そういうプラスアルファがあることが少なくないのです。
ですので100点…とまでは言いませんが、限りなく正解に近い行動と言うのは、そのセリフを言った彼氏または夫のその後の行動を観察することが必要になります。
例えば、ほっといてほしいと言いながらもぽろりと愚痴が出てしまったり、病気の回復時にお腹が空いたなんて言葉が出たり、意識の有無は不明ですが何らかのサインを出すことがあります。
そのサインを拾い上げて気遣いという形を示すことで、おそらくそのほっといてほしいという意識は軽減する、または消失するものだと思われます。
まあ、とどのつまりは構ってちゃんな気質があるのでしょうね。
もっとも、本当の意味でほっといてほしいと思っている場合ももちろんありますので、その際は完全に放置してあげることが優しさになるでしょう。
そういう人はもともと一人が好きだったり、自らを孤独にするような気質がありますので、それは目前の男性をこれまで見ていた女性であれば分かるはずです。
いろいろとめんどくさい男性ですが、そんな真意をきちんと理解してそのフォローが出来るのであれば、きっとその女性から離れることはありませんし、ずっと大切にしてくれるでしょう。
逆にそういう言葉の真意に全く気付かない、またいつものこととスルーしてしまうようであれば、そのめんどくさい状況は長らく続くものと思われます。
何せめんどくさいタイプなのですから、そのめんどくささに追い打ちを掛けてくるのは目に見えていますから…
まとめ
結論を言うのであれば、ほっといてほしいと言うのですからほっとけばいいのです。
それで男性の多くは自己完結する、自分で解決するので、結局のところ女性の出る幕はない、出ることで余計にトラブルになりかねないのです。
男性自身、男の気持ちは女には分からないと考えている傾向があるようですので、下手に干渉するよりも奥ゆかしく控えるのがベストなのです。
ただし、男性の一定数には「構ってちゃん」が居て、そういうタイプはほっといてほしいという言葉を真に受けると、拗ねてしまうという困った性質があります。
しかしそれについてもほっといておけば、時間経過と共に解決、改善となることが多いので、やはりほっとけばいいことになるでしょう。
男性はこじれてしまうと、女性の比ではないほど面倒臭くなることがありますので、こういう場合は言ったとおりにしてほとぼりが冷めるのを待つのがベターなのです。
そうやって男性は一人で抱えて一人で解決して、また一人で悩む…それを一生繰り返すのです。
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