同調行為をする
今ここをご覧の皆さまも記憶にあるかもしれませんが、好きな相手が持つ所持品と同じ物を持ってみたり、同じ仕草をやってみたりなどあったのではないでしょうか？
それを同調行為と言うのですが、人が気になる人だったり好きな人だったり等の特別な相手の言動を、真似したり参考にしたりを言うようです。
もっともこれ、成人になってからやるものではありませんし、記憶が幼少期であることから今更？と思う人も多いかと思います。
不器用な男性というのは、若干そういった子供のような恋愛観であることも少なくなく、これについては不器用なだけに恋愛経験が少ないのが根底にあるのだと思います。
共感についても似たようなもので、厳密には同調行為ではありませんが好きな相手の言うことを何でも共感する、何でも受け入れてしまうのもそれに近いものがあります。
例えば、その不器用な男性が意中にしている女性が「〇〇が好き」と言えば、おおよそ男性も「俺も好き」と言うことでしょう。
何せ好きな女性なんですから、そうやって全てを受け止めることが格好いい、共感することで好感度アップ等の効果を期待してしまうんです。
中には、意中の女性が好きなものだから好きになったとか、後付けで共感することもあるようで、恋の力の強さをまじまじと見せつけられます。
なおこの特徴、皆まで言わなくてもある程度ご想像出来るかと思いますが、同調行為にしろ共感にしろ明確に相手に対してアピールをしています。
分かりにくい人も居ると思いますので具体的に述べますが、そうやって「俺も」を強調することで「同じ好み」「同じ趣味」などを、女性に売り出している訳です。
それで価値観が近い、価値観が同じであることをアピールして、自分を恋愛対象として見てもらえるようにしてるのだと考えられます。
それとも、同調行為や共感をしながら女性の様子を伺って、告白するタイミングを伺っているのかもしれません。
好きな女性に関して真剣
不器用な男性というのは、真面目過ぎるが故に不器用という側面もあり、それに伴って好きな女性に対してはストレートな真剣さを見せることも多いようです。
具体的には、話は真剣に聞くとか目を見て話す、きちんと気遣う、真摯であるべきなどなど、くだけた様子が伺えないように見えるでしょう。
何となくお堅い人間、思わず真面目かと言いたくなってしまいそうですが、そういう風に感じたらまさに好意を持たれているサインなのかもしれません。
これはそもそもの性状もあるのですが、そうやって意識的に真剣さを見せることで、それを好意として暗黙に伝えていることもあるようです。
特筆すべきは会話で、この場合の不器用な男性というのはきちんと女性の話を聞く姿勢を見せる、整っているのが特徴的となります。
これがどういうことかと言うと、まず男性にとっての女性の会話内容というのはおおよそ聞くに値しないものが多いようで、本来であれば会話を始めて暫く経てば聞き流すことが少なくありません。
でも初期の頃は女性のご機嫌を取らなければならないので、恋愛に基本不利な男性は一応聴講の姿勢を示すのですが、それもある程度近い距離になるとやがて聞き流すことでしょう。
まあよくある「ちょっと！聞いてんの！？」を引き起こす要素…なのですが、不器用な男性は真面目にもそんな女性の話も真剣に聞くようです。
これはおそらく、男性によくある恋愛観のひとつである「行動でアピール」のひとつで、真剣さを見せることで何気に自分の好意を伝えているのだと思われます。
もっとも、そこから大胆な行動に出る訳でもなければ、告白の伏線という訳でもなく、ただ愚直に自分の真剣さをアピールするのが、不器用な男性の恋愛のやり方であるようです。
女性は恋愛で基本有利なことから、そして出会った初期の男性は多くは近い行動をすることから、その男性が不器用なタイプであるかの判別はかなり難しいでしょう。
しかし友人関係としての期間が長くなればなるほど、不器用な男性の真剣さが見えてくる、他の男性と一線を画していることが明白になると思います。
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