結婚初夜とは
「結婚初夜」は、結婚式を挙げた二人が初めて一緒に過ごす夜のことというイメージが強いですが、今の時代結婚式を挙げないという夫婦も少なくありませんよね。
そのため結婚式を挙げないカップルは、入籍を行った日を「結婚初夜」ということもあります。
元々「初夜」は、「二人で過ごす最初の夜」という意味で使われいました。
恋人関係を経験しないまま入籍するすることも珍しくなかったため、このような意味を持っていたそうです。
今では恋人関係を築いてからの結婚が当たり前になっているので、二人で最初の夜を過ごすのは恋人時代がほとんどなので、結婚初夜は「結婚後に過ごす初めての夜」になりました。
今回は、そんな結婚初夜について紹介します。
国や地域によって初夜に決まりがある
実は世界に注目してみると、日本とは違う初夜の風習があります。
韓国では、「新婚初夜覗き」というものがあります。
これは、新婚初夜の寝室を覗き見する韓国の伝統的な風習のことで、親戚や近所の人たちが新婚夫婦の寝室を覗き見するんです。
新婚初夜覗きの方法は、寝室の障子に穴をあけ、そこから覗くというスタイルになっています。
ただ新婚夫婦が寝ているところを見るのであればまだしも、セックスをしているところを覗き見ることもあるようです。
この風習が誕生した理由は、韓国では若者の結婚が多かったために未熟な夫婦が初夜を失敗しないように見守るという意味があるそうで、他にも悪鬼から守るためという説もあります。
今では韓国の住宅事情などの変化から新婚初夜覗きはほとんど行われていないそうですが、日本では寝室を他人が除くなんて考えられませんよね。
他にも中国では、新婚初夜に親戚が新居に集まって二人の馴れ初めなどを聞くという習慣があります。
これは「ナオ・ドンファン」と呼ばれ、「新婚の部屋を騒がせる」という意味があります。
新郎は親戚などから聞かれた通りに言われたとおりにしないと新婦が友人にキスをされてしまうので、何に対しても必死に対応しなければいけないそうです。
新郎にとっては過酷な風習ですね。
またヨーロッパでは「初夜権」という風習があり、これは土地や地域の統治者が初夜に新婦とセックスできる権利があるというものです。
数多くの文献にも記されているものなのですが、現在は行われていないようです。
日本も含めた他国でも一部の国や地域に存在していたのが、「新郎の父親が新婦とセックスをする」という風習です。
これは、大事な息子に相応しい嫁かどうかを見極める意味があり、ここでセックスが出来なければ一人前の女性ではない、結婚をさせることは出来ないと言われてしまうのです。
それだけではなく「経験のない女性との性行為は災いが起きる」との言い伝えがあったことから、息子の災いを親が代わりに受けるという意味もありました。
どんな意味があるにしても、愛する人ではない人とのセックスには抵抗を感じますよね。
このようなあり得ないと感じてしまう風習は無くなりつつありますが、今でも根強く残っているところはあります。
日本でも地域によっては「これが当たり前」という風習があるので、事前に確認しておきたいところですね。
結婚初夜にセックスはするべき?
今の時代、結婚初夜をどのように過ごすかというのは、その時の状況や夫婦の気持ちによって異なります。
あるアンケートによると、結婚初夜にセックスをしてもいい、したいと思っている人と、結婚初夜にセックスをしたくないと思っている人は半々でした。
セックスをしたいと思っている人は、「結婚初夜」という特別な日だからこそという思いがあります。
1日1日、していることは同じでも全く同じ日を過ごしていることはありません。
そのため何でもない1日も特別な日であることは間違いないのですが、その中でも「結婚初夜」は逃してしまえばこの先経験することが出来なくなってしまいますし、カバー出来る日もありません。
だからこそ、このチャンスを逃さないように気合いを入れたいんですよね。
他のことなら「明日でもいいや、来週でもいいや」と先延ばし出来たとしても、結婚初夜だけはその時だからこそのものです。
これから2人で過ごす日々が充実していけるように、結婚初夜でけじめをつけたいと思っている人は少なくないようです。
また、結婚したことから初夜から子作りを頑張りたいと思っている人もいます。
特に今の時代は晩婚の影響で、年齢を重ねてからの子作りが増えてきています。
年齢が高くなればなるほど妊娠しにくくなってしまいますし、産める人数にも限りが出てしまいます。
また、リスクも増えます。
そのため子供がほしいのであれば、出来るだけ早く子作りを解禁した方がいいですよね。
結婚前は様々な事情から子作りをしていなかったという人も、結婚を機に「子作り解禁」になれるので、初夜から力を入れたいと思っているのです。
他にも、「こういう理由があるからセックスをしたい」というわけではなく、結婚初夜といえばセックスをするというイメージが強いため「セックスをするべきだ」と考えている人もいます。
結婚初夜にセックスをしたくないという派は、「疲れているから早く寝たい、休みたい」と思っています。
結婚初夜にあたるその日は、結婚式をしたり婚姻届を提出して挨拶周りをしたり、引っ越しをしたりなど何かとしなければいけないことが多くあります。
そのため初夜である夜の時間はクタクタになってしまうこともあるんですよね。
セックスをするためにはそれなりの体力が必要になりますし、疲れた時には性欲を高めるのが難しいです。
そのため、結婚初夜のセックスは避けたいという思いを持っているのです。
また、「初夜ではなくてもセックスは出来る」と、初夜に対して特別な思いを持っていない人も少なくないようです。
夫婦になって一緒に住むようになれば、毎日セックスにあてる時間は作りやすくなります。
だからこそ、わざわざ初夜にしなくてもいいと思っているのです。
また、「初夜に欲があるとは限らない」と思っている人もいます。
セックスをしたいと思うのは、性欲が高まった時ですし、気持ちが高まらないと気持ちいいセックスは出来ませんよね。
初夜だからといって欲が高まっていないのにセックスをしても意味がないという考えがあるため初夜にこだわらずセックスがしたいのです。
結婚初夜にセックスをしたくないという人でも、決して夫婦になったらセックス自体をしたくないというわけではありません。
ただ初夜にすると決めつけたくないという思いがあるだけで、夫婦になってもセックスを楽しみたいという思いは消えていません。
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