個人や単独での行動
人は時に一人になりたいという願望や、家族に縛られずに自分だけの時間を過ごしたいと思う生き物です。
特に幼い子供の居る家庭であれば、両親である夫婦(特に妻)の開放されたいという気持ちは、非常に強いものであることが伺えます。
夫も夫で、毎日仕事ばかりで休日は家事や育児の応酬…となれば、元来男性にある孤独を好む性質も相まって、一人になりたいと思う気持ちは強くなると思います。
でもそこには逃れられないものがある訳で、実家や保育園等に預けない限り夫婦どちらか一人は縛られてしまうことになるでしょう。
そうやって追い詰められてしまうと
「一人にさせて」
「ちょっと出掛けてくる」
「仕事に行ったら一人になれるからいいよね」
などなど、突然背景や理由も語らず一人になろうとしたり、仕事で家庭から離れる夫に突っかかるような真似をするなど、記憶に新しいところなんじゃないですか?
夫としては、いきなり何を言い出すのか不安になりますし、突っかかられた際は仕事を楽なものとはき違えていることに、怒りを隠し切れなくなるでしょう。
別にそれで一人になるのは、結果的に目的を果たすことになるので当人はいいのですが、夫としては妻の素行を疑うきっかけになりかねません。
これについては、出来るだけ一人になりたい、単独行動をしたいその背景とか理由を明確にするのが、最良の手立てになると言えるでしょう。
「最近夜泣きで寝れなくて…ちょっと休憩がてら一人になってきていい?」
「子育てしながら家事するのが辛くてさ。気分転換させてほしい」
「最近病気がちだったでしょ?看病疲れがあるから休憩したい」
このように、どうして一人になりたいかを明確化することで、夫は反論の余地なくOKを出すものと思われます。
何故なら夫自身も、家事や育児を同時進行することの大変さを、何となくではあるものの理解していることが多いからです。
昨今は男性の家事や育児参加(参加という言い回しは変ですが)も活発化していますので、多くの夫は背景や理由を知れば普通に一人の時間を与えてくれるでしょう。
思いやり
やっぱり夫婦関係は思いやり、それがなければ夫婦である意味はありませんし、思いやりを持つことが夫婦を維持するための前提になります。
でも価値観の相違、すれ違い、家事や育児の負担、その他諸々の結婚生活の現実などで心が廃れてくると、どうしても気持ちに余裕をなくしてしまいます。
そして気持ちに余裕がなくなると、相手を思いやるという気持ちも失いがちで、それに伴い喧嘩が絶えなくなってしまうのはよく分かるところなんじゃないですか?
特に「貧すれば鈍する」なんて言われているように、お金がなくなると人の心は荒む傾向がありますから、よくお金が原因で喧嘩をするなんてあると思うんです。
お金に困ってなくても、どちらか一方が勝手なことをする等、許容出来ない何かをしてしまえばストレスになりますし、それが元で喧嘩なんてこともありえます。
今、夫婦関係がギスギスされている人は、きっとどこかで思いやりの心や気持ちを、どこかで忘れてしまったんだと思います。
「あの頃」とまでは言いませんが、夫婦として成立していた時代の頃くらいなら思い出せると思いますので、まずは時間を掛けて記憶を辿ってみては如何でしょう?
それで相手に対して思うところが出来るかもしれませんし、それが夫婦関係を再構築させる、そして喧嘩が抑えられる結果になるかもしれません。
希望的観測の域を出ていませんが、喧嘩ばかりで疲れたなんてあまりに荒み切っていますし、何でもいいのでとりあえず足掻いてみることも必要です。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。