本当の愛とは何か
「愛」というものは目に見えるものではありませんので、本物なのか偽物なのか区別するのは難しいものです。
また、「こうでなければいけない」という決まりもありません。
そのため多くの人が「本当の愛」というものに迷い悩みながら探しているのかもしれません。
今回は、そんな本当の愛について紹介します。
本当の愛の特徴
まずは、本当の愛の特徴を紹介します。
本当の愛とそうではない愛では違いがいくつかありますが、そのひとつが「時間」です。
本当の愛の場合は、一人の人をずっと愛し続けることが出来ます。
例え目の前に誰もが手に入れたいと思うような素敵な人が現れたとしても、気持ちが傾いてしまうことはありません。
付き合いはじめは誰でも気持ちが盛り上がっているので、愛する人に対しての気持ちが強くあります。
ただ、付き合いが長くなればなるほど気持ちが落ち着いてくるので、愛する人よりも周りにいる人の方が良く見えてしまうようになるのです。
そのため浮気しやすくなったり、愛する人との別れを考えるようになってしまいます。
でもそれは本当の愛ではないからこそ、相手に飽きてしまい他の人に目を向けてしまいやすくなるのです。
本当の愛は、冷めることがありません。
例え何年何十年共に過ごしていたとしても、変わらない「愛」が、お互いの中にあります。
それも「長年仕方なく一緒にいる」というわけではなく、付き合いはじめの気持ちと同じように好きだから、愛しているから一緒にいるのです。
ずっと一緒にいるというのは、口では簡単に言えることですが、実際に行動してみると難しいものなんですよね。
本当の愛は簡単に手に入られるものではないということが良くわかります。
また本当の愛には、「嘘」がありません。
好きだよ、愛しているよ、という言葉も本当の気持ちですし、ずっと一緒にしたいという言葉も本音です。
相手を喜ばせようとしているわけではなく、自分の中にそう思う気持ちがあるからこそ伝えることが出来るのです。
そして相手にも自分の気持ちをストレートに受け取ってもらえるのです。
思ってもいないことを伝えてしまうと、その言葉が自分の重荷になったり相手にストレートに伝わらずに誤解を招き、気持ちがすれ違ってしまう可能性もあります。
嘘をつき続けていく内に、自分の気持ちもわからなくなってしまって、本当の気持ちで相手と向き合えなくなるのです。
相手のためには嘘をつくことも仕方ないなんて言われたりもしますが、嘘をつくことってどんな状態であれプラスになることはないんですよね。
その場はしのげたとしても、後々嘘が大きなトラブルになったり、相手からの信頼がなくなったりしてしまいます。
相手とこれからも一緒に笑顔で過ごしていくためには、嘘のない言葉を出すことが一番です。
全てがいいことではなかったとしても、本当の愛があるのならば、本音でマイナスになることはありません。
本当の愛を持った人がする行動
本当の愛を持った人は、相手に対して見返りを求めることはありません。
多くの人は、「私はこれをしたのだから相手はこのように返してくれるだろう」という期待を持ってしまいます。
特にしてあげた相手が恋人だった場合は、その期待が大きくなってしまいがちです。
そのため相手から見返りが返ってこないと「私はここまでしてあげたのにどうしてあなたは何もしてくれないの」と不満を感じるようになってしまい、相手にぶつけてしまうこともあります。
しかし相手からしてみれば、してくれたことは「やってくれ」と頼んではいないことだったりしますし、見返りを求めていたなんて気付かなかったことです。
「自分だってこうしているのに」と相手にも不満が溜まり、結果、関係が悪化してしまいやすくなります。
本当の愛があれば、相手が喜んでくれればそれが一番だと考えているので、相手が何かをしてくれなくてもいいんです。
「相手が喜んでくれている顔」が見れれば、それが見返りになっています。
見返りを求めてしまう人は、どうしても自分と同じくらいもしくはそれ以上の見返りを求めてしまいますが、それは相手に対して本当の愛がないからです。
そのため自分と同等のものや価値のあるものを求めてしまうのです。
愛する人と一緒にいると、相手に嫌われないために自分の気持ちを押し殺したり、ちょっと過激なダイエットをしたり、高いものを買ってプレゼントしたりと無理なことをしてしまいやすいですよね。
でもそれは本当の愛とは言えません。
何故なら本当の愛があれば、自分が今出来ること以上のことはしないからです。
もちろん女らしさを忘れないためにメイクの勉強をしたり、相手に手料理を振る舞うために料理を頑張ってみたりなど、努力することはあります。
ただ、無理なことはしないんです。
今自分が出来ること、ちょっと頑張ることで手が届くことだけをしています。
これは、無理をしないことで相手との付き合いを辛いものにしないためです。
無理な努力ばかりしていると、疲れやすくなり「どうしてここまでしなければいけないんだろう」とネガティブになってしまうこともあります。
そうなると、恋人との付き合いに嫌気が刺してしまいやすくなるんですよね。
無理な努力をせずに、ありのままの自分を見せることでネガティブになることもなく恋人と一緒にいても疲れないので、居心地の良さを感じられるようになります。
自分を良く見せることは悪くありませんが、本当の愛だからこそ、無理して自分を見せることはないのです。
恋人と付き合っていると、「恋人のことをこうしたい」と自分の思い描く行動をしてもらうために指示したり、誘導させたりしてしまいやすいですよね。
相手のことを支配したくなるんです。
しかし本当の愛の場合は、相手を自分の思い通りにさせようとは思いません。
それが相手のためになることではなく、自分勝手なことになるからとわかっているからです。
どれだけ好きな気持ちがあっても、本当の愛がある人は相手を自分の思い通りにさせようなんてことは思いません。
相手の気持ちを優先しており、例えそれが自分の思い通りにはならなかったとしても相手の選んだ道を歩かせるのです。
そして本当の愛があると、付き合いはじめだけではなくいつでも相手に「愛してる」と伝えることが出来ます。
好きとか愛してるなんて言葉は恥ずかしいという人もいますが、伝えなければ伝わらないことってたくさんありますよね。
恋人に対する気持ちも同じで、目には見えないものだから伝えないと相手には自分の気持ちを知ってもらうことが出来ないのです。
本当の愛があるといつでも相手に対して愛してるの気持ちがあるので、ストレートに伝えることが出来ます。
他にも、相手が辛い気持ちになっているときは同じように辛い気持ちを感じることが出来ます。
それは相手のことをいつも思っているからであって、本当の愛があれば相手が辛いときは自分も辛くなるのです。
もちろん相手が嬉しいときは自分も同じように嬉しくなることが出来ます。
気持ちが同じになれることで、よりお互いを理解しあうことが出来、いい関係を築いていけるのです。
本当の愛があれば、相手に何でも話すことも出来ます。
嘘をつけないですし、自分の素直な気持ちをストレートに伝えることも出来るので、些細な話から悩みごとまでも相手に隠すことなく話します。
コミュニケーションがしっかりとれるのでお互いに理解を深められ、間違った感情も生まれにくくなります。
言いたくないことも何故か言えてしまうのは、相手に対して愛があるからなのです。
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