一定の年数が経過している
これは出会った時期とか場所ではなく、その人と一緒に居て「どの程度の期間が経過しているか」を主眼においた定義となります。
具体的にですが、まず小学校6年生辺りに転校してきた人と同じになって、中学1年生でその人のことを幼馴染というのは、いささか違和感があると思います。
中学校1年生で出会って、高校1年生で幼馴染というのも、理屈は分かるのですが何となく納得出来ないところがあるんじゃないでしょうか?
つまり、幼馴染と言うには、出会った時期とか場所だけじゃなくて、一定の期間も必要になると考えられるんです。
ではそれがどの程度の期間となるかについてですが、上記を鑑みると3年程度では胸を張って幼馴染とは言えないことが分かります。
もっとも、そもそもからして「〇年以上一緒に居れば幼馴染」という根拠はありませんので、これはその見る側の主観になると言えるでしょう。
となると結論が出ないんですが、大多数の人が客観的にそれを見て幼馴染と言えるのは、おおよそ5年以上は必要になるんじゃないでしょうか?
これも筆者の主観となってしまうんですが、「小学校から5年以上の付き合い」と言われると、少なくとも上記の例よりは納得出来るかと思います。
なおこれ、5年以上の付き合いがあるものの高校時代で離別して、成人した以降で再開というパターンは多いかと思います。
その際に相手のことを幼馴染と言えるのかどうか悩むところですが、上記の内容を踏まえて幼馴染として扱っても問題はないかと思います。
まあ問題と言いますか、ここまでの内容にあるとおり見る側の主観的要素が強いので、それが3年以上でも当人同士が幼馴染と思っていれば、それはそうなんでしょうね。
ちょっとはっきり答えが出ない定義ですが、幼馴染としても問題ないレベルとするには5年以上の付き合いが必要、それがひとつの基準と考えるのがベターでしょう。
幼少期の思い出を共有している
小さな頃にあった記憶を共有しているという部分は、幼馴染であることの定義として非常に重要な要素を担っています。
何故なら、幼馴染が「気が付いたら一緒に居た」という間柄である以上、何らかの共通する記憶があって当たり前だからです。
それがどんな些細なことでも、どれだけ小さな思い出だとしても、「幼少期の思い出を共有している」ことが重要になるんです。
小さな頃から一緒に居たところで何も思い出がないんだとしたら、それは幼馴染ではなくただ小学校等で一緒になったクラスメートでしかないでしょう。
なおこれ、「二人だけしか知らない、経験していない思い出」も当然当てはまることになり、それもまた幼馴染の定義として扱われるでしょう。
よく幼馴染の二人が友人で、その二人が二人にしか分からない思い出話をしたり、二人にしか分からない話で盛り上がるなどを、見掛けたことがあるんじゃないですか?
それを何となく羨ましく思ってしまったり、仲睦まじいなとか感じたりなど、まさしくそれこそ幼馴染の典型的なやりとりと言えるんです。
だからこの項目というのは、幼馴染を定義付ける辺りに非常な重要な要素、欠かせない部分であることがお分かりいただけると思います。
ただ、必ずしも幼馴染が幼馴染同士だけの思い出を共有している訳ではなく、当時のクラスメート辺りなら知っている程度の留まることもあります。
もっともそれは特殊な思い出がないだけ、格別幼馴染同士だけで何かをしていた訳じゃないだけで、他の項目の定義が当てはまればそれは幼馴染と言えます。
この項目は、あくまで「幼少期の思い出を共有」していることが重要で「二人だけの思い出」が最重要視される訳じゃないんです。
二人が小さい頃にあった記憶を頼りに思い出話に花を咲かす…これが、幼馴染としてあるべき姿、幼馴染として最も重要な部分、定義となるんです。
恋人として
さて、ここまで幼馴染の定義についていろいろとご説明させていただきましたが、明確な定義もあったり曖昧なものもあったりで、難しいところが多いと思います。
もっともそこは別にいいとして、結局恋人としてはどうなのか、恋人として成立するのか、また恋人として差し支えないのかが気になるところです。
結論から言えば、二人が好き同士で付き合うことに抵抗がない、支障がないんであれば、全く持って問題はないと言えるでしょう。
恋人関係というのは二人が同意すれば成立するものですし、二人が良ければ全て良しであるというのが答えなんです。
それともうひとつ、これが幼馴染同士が恋人になる際に皆さまが知りたいところ、核心となる部分になります。
ズバリそれは、「幼馴染同士は恋人関係としてどうなのか」というところです。
それについてですが、まず「付き合う前」からご説明させていただきますが、幼馴染同士というのは非常にカップリングしにくい関係となります。
何故なら、「気が付いたら一緒に居る」間柄であることから、お互いが恋愛感情に至らない、若しくは恋愛感情に気付きにくいからです。
居て当たり前、一緒が当然なんですから、恋愛感情を抱きにくいのはもちろんその気持ちにも気付かないのが自然なんです。
つまりは灯台下暗し、お互いを知り過ぎているから…と言えるでしょう。
ただし、一度付き合い始めることが出来れば、パートナーとしては最良…または最高となる可能性を秘めています。
お互いを知り過ぎているからこれ以上関係が進まないと懸念される人も居ますが、まず前提として付き合い始めたということは「そこも受け入れている」ことになります。
と言うことは、お互いをしっかりと知って「その上で一緒になりたい」と思った訳ですから、それはほぼ確実に良い方向へ作用するでしょう。
よくある「こんなことになるなんて」とか、「こんなはずじゃ…」なども起こりませんし、良い意味でイレギュラーがありません。
だから極めて安定した関係を築き上げることが可能で、さらにお互いを熟知している分一般的なカップルよりも何かと近道が出来ます。
ただし、お互いが慣れ過ぎていて小さなところが雑になったり、格好が適当になってしまったりと、多少の弊害があるようです。
男性はいろいろと雑、女性は女らしさがないなど、よくあるものでこのくらいですね。
気を引き締めるところはしっかりと引き締めないと、どちらかが冷めてしまいかねませんので、その辺りにだけは十分に注意しなければなりません。
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