夫婦の営みが減ったという人の理由と夫の本音
結婚当初はお互いに満足できるほど仲良くしていたはずなのに、いつのまに夫婦の営みがなくなってしまったのでしょうか。
始めから問題があったという夫婦はほとんどいないでしょう。
まずは、回数が減った原因と、それに対して多くの夫がどう思っているのかについて統計を元に考えてみましょう。
子どもが生まれて夫婦の営みが減った夫婦は約9割?
「セックスが減ったと悩んでいるのはうちだけ?」相談しづらい内容なだけに、一人で深刻に悩むことの多いこの問題。
実は、同じことで悩んでいる人は驚くほどたくさんいるんです。
日経DUALの調査結果によると、夫婦の営みの頻度が1カ月に1回、もしくはそれ以下と答えた人はなんと65.5%にものぼりました。
さらに3カ月に1度、半年に1度という回答も。
夫婦の営みが減ったきっかけとしてもっとも多いのが「子どもが生まれたこと」で、回答数は87.8%にもなります。
男性側が考える営み減少のきっかけは次の回答が多数でした。
・妻の妊娠 ・妻の職場復帰 ・妻が忙しくなったから
女性側が「体調やライフスタイルの変化」を原因に挙げる人が多い一方、男性側では妻の時間的問題や精神的に余裕がなくなったことを原因と捉えている人が多いようです。
どう思ってる?夫婦の営みに関する夫の意識
夫婦の営みが減ったことについて、夫はいったいどう思っているのでしょうか?男性側の具体的な意見は次のとおりです。
「結婚して7年です。月に3位程度。理由は子どもです。子どもがいれば気持ちも変わる。」 「回数は新婚当時とはいかないが、濃厚な営みになっていると感じている。」 「子どもが出来てからは年に1回かあるか、回数が減っても疲れているからちょうどいい。」 「子どもが出来てから10年位はほとんどセックスレス状態。」
結婚したときは夫婦2人だけだった家庭に、子どもという新しい家族が加わったことで営みが自然となくなっていく夫婦が多いようですね。
中には回数が減ってもその分、1回が濃厚になったという回答も。
お互いが満足できる営みができていれば、回数がどうであれ夫婦円満でいられるということでしょう。
夫婦の営みが減った半面、本当は積極的にしたい!という男性が8割も!
妻としては、夫が夫婦の営みの回数が減ったままでよいと考えているのか気になりますよね。
男性の81.6%が「夫婦の営みを積極的にしたい」「どちらかというとしたい」と回答しているという結果が出ました。
反対に「したくない」と回答した男性は、わずか13.8%です。
この結果からすると、夫婦の営みが減ったことについて悩む女性の夫もまた、もっと回数を増やしたいと考えている可能性が高いということになります。
お互いに同じことで悩んでいるのなら、ちょっとしたきっかけで回数が増えるのではないでしょうか。
実際に、2015年の調査結果によると、「夫婦の営みについて話し合ったことがある」と回答した人は37.6%いたという統計も出ています。
一度話し合いの場を持ってみると、案外すんなりと解決に向かうかもしれません。
夫婦の営みが減った理由や原因は?
話し合いで解決できるのがベストですが、中には「とても話を切り出せない」という人も少なくないでしょう。
相手の本音を聞き出すのは勇気がいることですよね。
そこで、夫婦の営みが減った一般的な原因を紹介します。当てはまりそうな項目がないかチェックしてみましょう。
生活スケジュールが合わない
1つ目に挙げられるのは、「お互いの生活スケジュールが合わない」ことです。
働き盛りである20代、30代の男性は、帰宅時間が遅くなる傾向にあります。
帰宅後は疲れ果てているため、妻とのスキンシップをはかるより体を休めたいと思ってしまうのも無理はありません。
一方で、幼い子どもを育てる妻は、21時頃には寝かしつけと同時に寝てしまうことも多いでしょう。
夫の帰宅と同時に起きたとしても、夜ご飯の用意と片付けが終われば妻も家事と育児で疲れ切った状態です。
ましてや、共働きともなればさらにスケジュールはタイトになってきますよね。
また、夫婦でも睡眠習慣が同じとは限りません。
どちらかが早めに就寝するタイプだと、仕事のある日に夫婦の営みをするのは難しいでしょう。
帰宅後に趣味の時間を持ちたいというタイプも同様です。
行為自体が面倒になった
2つめの原因として多いのは「行為自体が面倒になった」というものです。
この理由については女性側からの意見が多い傾向にあります。
すべての年代において女性が営みを面倒に感じるという結果が出ていますが、年齢が上がるごとにその傾向が増えていくようです。
特に妊娠・出産を終えたばかりの女性は、今まで夫に向けていた愛情のほとんどを子どもに注ぐようになります。
この時期をきっかけに営みが減ることも少なくありません。
また、男女平等の世の中になってきたとはいえ、やはりまだまだ家庭のきりもりは女性がメインで担う家庭がほとんどです。
子どもが成長しても家事育児に追われている女性は、女である自分を取り戻す余裕が持てないことも多いでしょう。
家族になったから気分的に
3つめの原因は「家族になってそういう気分が起きなくなった」というもの。
この意見は男性側に多く、結婚して一緒に暮らすようになってから、妻を女性として意識しなくなったようですね。
夫婦関係の家族化は、結婚前に長く付き合ってきた夫婦に起きやすい減少といえるでしょう。
「性的関係がなくても気が合うので仲はよい」というのがこうした夫婦の特徴です。
逆にスピード婚で盛り上がった夫婦は、出会いからお互いを熱く求め合いすぎて「妻をやっと手に入れた」という安心感から「釣った魚に餌をやらない」状態になってしまうことも。
妻からすると「なんて勝手な」と思う意見ですが、それだけ夫が現在の家庭に安心感を抱いているともいえるので難しいところですね。
体の相性が合わない
最後に挙げるのは「体の相性が合わない」というもの。
これはやや深刻な原因ともいえますね。
体の相性が悪いと満足のいくセックスができません。結果として、「そんなに良くないからしなくていいや」と回数が減ってしまいます。
お互いの性欲の相性が合わないこともあるでしょう。
片方は性欲が強くても、一方が淡泊なタイプだと、そもそも求める頻度が違います。
こうした相性の悪さゆえに「元カレや元カノを思い出してしまう」人もいるようです。
男性側からは「妻がマグロ状態でつまらない。ひとりでした方がラク」という意見も見受けられました。
夫が妻に言えない隠された性癖を持っている可能性もあります。秘密にしているために満足いく営みができず、なんとなくフェードアウトしてしまうこともあるでしょう。
夫婦の営みに満足できない妻の悩みを解消するには?
夫婦の営みの回数、内容に満足できていない妻は、思ったよりも多くいるようですね。
では、具体的に何が営みの障害になっているのでしょうか?
ここから、妻たちが不満に思う具体例とその解消法について見ていきましょう。
子どもがいるからできないケース
子どもが生まれたことがきっかけで夫婦の営みが減ったケースが、営み減少のもっとも多いきっかけであることは前述したとおりです。
「子どもがいる家での夫婦生活の方法を知りたい」 「子どもが中学生で夜更かししているので夫婦生活ができない」
こんな悩みを抱えている妻もいます。
寝室でこっそり始めようにも、子どもが入ってくるかもしれないと思うとなかなか集中できませんよね。多感な思春期の子どもがいればなおさら難しくなるでしょう。
一方で、こういった悩みを次のような方法でうまく解消している夫婦もいます。
・寝室に鍵を付ける ・平日の休みを利用する ・ラブホテルを利用する ・子どもが寝た後、お風呂やリビングでする
子どもがいない、もしくは寝静まった時間を狙えば営みもしやすいですね。
翌日の睡眠不足を少し我慢すれば、お互いに不満を解消できるかもしれません。
また、リスクを100%回避するなら、自宅以外の場所がベスト。
例えばラブホテルなら子どもが突入してくることは絶対にないため、2人きりの時間を存分に満喫できるのではないでしょうか。
誘っても断られるケース
妻の方から誘っても、夫に断られるので夫婦の営みができないという家庭もあります。
夫の言い分としては「疲れている」のだとか。
たまに断られるくらいであればまたチャレンジできますが、断られ続けると誘う勇気もなくなってきますよね。
中には、「欲求不満がたまり過ぎて浮気してしまうかも…」とまで思い悩むケースもあるようです。
夫が妻の誘いを断るケースの解決方法は、やはり一度話し合いの場を持つことです。
夫の本音を受け止め、自分の気持ちも伝えた上で、今後の夫婦生活について提案しましょう。
たとえば、疲れていない休日に約束の日を決める、環境を整えるなどですね。
また、誘うするときに「エッチしたい」とストレートに言うのは避けた方が無難です。
夫婦の営みを断る男性は、性欲を感じていない・疲れている、のどちらかに当てはまります。
この状態のときに妻に迫られても、グっとくるどころかストレスを感じることもあるでしょう。
誘いたい気持ちを表すのに有効な方法は、マッサージなどのスキンシップをはかることです。
肌の触れ合いはリラックスへつながるため、だんだんとその気になってくれるかもしれません。
回数が少なくて不満なケース
お次は、夫婦の営みの回数が少ないことを不満に思うケースです。
子どもが生まれて以降1年に数回しかしないという声や、夫の帰宅時間が遅くて営みの時間が取れないといった不満の声がありました。
まったく夫婦生活がないわけでなくとも、1年に数回では少しさみしいですよね。
とはいえ、家族のために一生懸命働いてくれる夫に無理を言うのもためらいがあるでしょう。
こうしたケースでは夫が妻のさみしさに気付いていないことも考えられます。
そこで、まずは触れ合う時間が少なくてさみしく思っていると伝えてみてはいかがでしょうか。
夫の方でもどう話を切り出していいか分からなくなっている場合、妻からかわいい本音を聞かされれば、やる気が湧いてくるでしょう!
また、どうしても時間が取れないのであれば、1回を濃厚な営みにするという手もあります。
たとえ回数が少なくても、心から満足できればさみしさもやわらぐはずです。
時間が短く満足できないケース
夫婦の営み自体はあるものの、1回の時間が短く満足できないといったケースも多いです。
ものの10分、15分で終わってしまう営みでは、妻は十分な満足感を得られずに自分だけ奉仕したかのように思えてしまうこともあるでしょう。肌を合わせていても愛情を感じられず、かえってさみしい思いをしている妻もいます。
このケースについても、妻の気持ちを夫に伝えることが解決への糸口になります。
うまく伝えるためには、ふだんから夫への気遣いを忘れないようするのがポイントです。
夫婦の営みとは、日常生活の延長線上にあるもの。
ふだんそっけない妻と、夜だけ親密になるというのは夫からすれば難しいことでしょう。
日頃からハグやキスなど、マメにスキンシップを行っていれば、話し合いもスムーズに運びやすくなりますよ!
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