惚気には2つの意味がある
そもそも、「惚気（のろけ）」にはどんな意味があるのでしょうか。
実は「惚気」には2つの意味があります。
カワイイとイタイの2つの惚気パターンを知る前に、まずは惚気るという言葉の2つの意味を押さえておきましょう。
情欲に溺れる
一般的な使われかたではないので知っている人は少ないかもしれませんが、「惚気る」には「情欲に溺れる」という意味合いがあります。
情欲とは肉体的な欲望のこと。
つまり、セックスに心を奪われて夢中になっている状態のことです。
辞書を引いてみると「女色」に惹かれる、溺れるなどの表記があることから、特に男性に対して使う言葉でしょう。
性的関係に夢中になった状態だけでなく、女性の色香に迷って対応が甘くなっている様子も、惚気るの範囲に含むようです。
男女の仲を自慢する
「惚気る」の意味として一般的なのは「自分の恋愛パートナーに関することを人に話す」ことです。
ただ話すというよりも、【得意げに】、【いい気になって】というニュアンスがあります。
要は「聞いて聞いて―！」と彼氏や旦那さんのことを自慢したい状態ですね。
ほとんどの人は、「惚気る」を男女の仲を自慢する言葉として使っていることでしょう。
「誕生日に行きたかったレストランに連れてってくれた！」
「彼氏がかっこよすぎて、ホント世界一イイ男だと思う」
などなど、仲の良さだったり彼氏そのものについての言動だったり、惚気にもいろいろなパターンがあります。
自分が幸せなことを人に話したい気持ちは多くの人が持っている欲求ですが、その内容や惚気かたによって話を聞く側の受け取りかたも変わってくるでしょう。
惚気には2パターンある？
友達の惚気話を聞くときに、「楽しい！」と思ったことも「もううんざり」と思ったことも、どちらもあるのではないでしょうか。
惚気は、相手が好意的に聞いてくれる「カワイイ惚気」と不快にさせてしまう「イタイ惚気」の2種類あります。 それぞれどういった惚気なのかを紹介します。
カワイイ惚気なら聞いてる人もハッピーな気分に
人が不快にならないような上手な惚気ができる人は、周りの人からの好感度も高いタイプ。
話し上手で聞き上手な人との会話をちゃんと楽しめる人は、惚気話をするタイミングをしっかり見極めています。
人は本来、人の話を聞きたい気持ちよりも自分が話したい気持ちが強いものです。
そのため、自分のタイミングで自分本位に惚気話をしていては、うっとうしいと思われてしまうかもしれません。
惚気上手な人は、聞かれてから話したり、「聞いてくれる？」と前置きしたり、惚気話の前にワンクッション置いてから惚気ます。
ワンクッション置くことで、聞き手がしっかり聞く体勢になっているので、不快に思われず自然と惚気話をすることができるのです。
また、相手が退屈しないように笑いどころや共感ポイントを作るなど、聞き手に対する心配りも忘れません。
聞き手を楽しませる余裕があると、彼氏自慢でも聞いていて楽しく、惚気話もカワイイ印象となりますよ。
カワイイ惚気話をするコツについては、後ほど詳しく紹介します。
イタイ惚気はうんざりさせてしまうかも
自分のタイミングで惚気話ばかりしていると、「あなたの惚気話はもういい！」と周囲からうんざりされてしまうかもしれません。
先ほども述べたように、人は話を聞くよりも自分が話すことが好きな傾向があります。
「彼氏とこんなことがあって・・・」と話しているところに「それわかる！私の場合はこうでね・・・」と話をかぶされると、誰でもいい気はしないのではないでしょうか。
人の話をさえぎって自分の惚気話を始めることを繰り返していると、空気が読めないイタイ人だと思われてしまうかもしれません。
イタイ惚気は人に不快感を与えてしまいます。 気が付けば、惚気話を聞いてくれる人が誰もいないなんて事態にもなりかねません。
この後詳しく紹介するイタイ惚気に当てはまっていないか、自分を振り返ってチェックしてみましょう。
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