職場の好きな人を忘れる方法
職場に好きな人がいる場合、望む・望まないに 関わらず、ひんぱんに顔を合わせなくてはなりません。「話しかけない」「目を合わせない」などの相手を遠ざける行為も、業務上関わりがあると困難です。相手を避けてよそよそしくしすぎると、周囲の同僚や上司から怪しまれ、「仕事でトラブルが発生しているのか？」「知らないところでハラスメントが行われているのでは？」などの誤解を生んでしまう可能性もあります。
職場の好きな人を忘れるためには、関わり合いをなるべく減らすために、接触を仕事上必要なときだけにし、事務的な態度を崩さないのが大切です。さらに「職場は仕事をする場所だ」と言い聞かせ、ひたすら仕事に打ち込むようにしましょう。最初は身が入らなくとも、自分から意識的に仕事に力を入れ、新しいプロジェクトに打ち込んだり、仕事量を増やしたりします。忙しくなれば、よそごとを考える余裕は自然となくなります。結果的にスキルアップできれば会社や上司から認められ、吹っ切ることができる かもしれませんよ。
また、仕事だけのつきあいを徹底するために、プライベートの連絡先や個人的なSNSのつながりなどは削除しておきましょう。
片思いしている好きな人を忘れる方法
片思いの人を忘れるために大切なのは、何よりもまず連絡を 取らないことです。振られてしまったのにずるずると仲良くしていては、忘れたくても忘れられるものではありません。関係を続けるうちに、相手が暇なときや寂しいときにだけ呼び出されるなど、気持ちを利用されてしまう可能性もあります。
自分から連絡しないのはもちろんのこと、相手から連絡がきたときも「忙しくて会う時間がない」などといって距離を置くようにしましょう。言葉上だけではなく、実際に仕事や趣味に没頭して物理的に忙しくするのも効果的です。
過去の好きな人を思い出すのをやめる
過去に好きだった人を思い出さないようにするためには、身の回りから思い出すきっかけとなるものを取りのぞきましょう。プレゼントされたものを捨てたり売ったりする、当時使っていた財布やスマホなどの日用品を買い換えるなどの方法が効果的です。
まだ連絡を取れる状態であれば、思い切って連絡先も削除しましょう。SNSでつながっている場合はブロックやミュートを活用し、なるべく目に入らないようにします。直接会うことももちろん避けます。相手から誘われて、会いたい気持ちと会ってはいけないという理性の板挟みになったときは、わざとそのタイミング で 美容院やマッサージを予約して用事を作ってしまうと良い でしょう。
また、まだ失恋の傷が癒えていないときは、失恋をテーマにした映画を観たり本を読んだりして、思い切り悲しんで感傷に浸るのも良い 方法です。
どうしても好きな人を諦められない ときには、心理学と脳の働きで解決しよう
いろいろな方法を試してみたものの、どうしても諦められない、忘れられないというときは、脳のメカニズムを学んで対策をとりましょう。なぜ過去に好きだった人を忘れられないのかと、科学的に忘れるためのコツをご紹介します。
女性脳は好きだった人を美化する
過去のできごとは、思い出せば思い出すほど強く記憶に刻まれ、美化されていきます。一緒に過ごして楽しかったことや、声をかけられてうれしかった言葉など、相手の良い ところばかり思い出していては、思い出の中で相手がどんどん素敵になり 忘れるのがますます難しくなるでしょう。 さらに楽しかったことや幸せなことは、つらいことや悲しいことよりも思い出しやすいのです。この事実も、思い出が美化されやすい原因となっています。
この理論に則ると 、好きな人を忘れるためにはまず「思い出さないこと」が大切です。たとえば、相手からもらったものや相手の好きなものなど、思い出すきっかけとなるものをできるだけなくす と一定の効果が期待できます。 引っ越しをして思い切って環境を変えるのも良い 方法です。
また、忙しくしていると思い出にふける時間がなくなるため、仕事や趣味に打ち込むのも悪くありません。手が空いたときなどに思い出しそうになったら、本を読んだりスマホでゲームをしたりして、自分の思考をわざとそらすようにすると良い でしょう。
どうしても思い出してしまうときは、同時につらかったことや悲しかったことも思い浮かべるようにします。それを一覧に書き出してみれば「自分で思い出を美化していただけかも」と 気付けますよ。
好きな人との恋愛を上書きする。冷静に過去を振り返る
女性の脳は一般的に、「うれしい」「楽しい」といった感情に記憶を紐づけるため、男性よりも記憶力がよく過去に執着が生まれやすいといわれています。その一方で、今が楽しかったり幸せだったりすれば記憶が上書きされて、過去のことは思い出さなくなります。記憶の上書きには、新しい恋を見つけて楽しく過ごすのが1番です。たとえ乗り気でなくても、新しい出会いから刺激を受けるようにすると良い でしょう。新しいことに触れれば自然と過去は遠ざかります。距離ができることで、「こんなことにとらわれていたのか」と冷静に振り返られるようにもなっていきます。
「好きな人＝執着」を手放すことが大切
失恋などで大切なものを失うことを、心理学用語では「対象消失」と 言います。恋愛や親愛といった情でつながった相手を失うと人間は情緒が乱れ、事実をなかなか受け入れられません。喪失を受け入れるには、長い時間や自分の哀しみをしっかりと受け止めることが必要です。哀しみに 浸ることは、対象喪失を受け止めるために必要なプロセスであるとも 言えるでしょう。
対象喪失を受け入れようとしなければ、想いはやがて執着へと変わっていきます。仏教では、人間の苦しみは執着から来るとされています。好きな人を忘れられずに苦しんでいる人は、この言葉に思い当たることも多いのではないでしょうか。しかし、厳しい修行を積んでいるお坊さんでも、執着はやすやすと捨てられるものではありません。執着にとらわれてしまわないためにも、連絡先や思い出の品など、手放せるものから手放して、心を軽くしましょう。
【好きな人を忘れる方法】3つの恋愛ソング
「好きな人を忘れたい、でも忘れられない」というシチュエーションは、世代や年代、国を超えて人類共通のもの。そのため歌詞のテーマとしても頻繁にとりあげられています。忘れたい人がいるときにこそ聴きたい3曲ご紹介します。
『元気を出して』竹内まりや
元々は薬師丸ひろ子が1984年にリリースした アルバムに収められていた曲で、作詞・作曲を担当した竹内まりやが1988年にシングル曲としてリリースし、ヒットしました。失恋した友だちをはげます女の子の気持ちを歌った歌で、世代を超えて長く愛されている1曲です。
“少しやせたその 体に似合う服を探して街へ飛び出せばほらみんな振り返る
出典：「元気を出して」作詞：竹内まりや“
以上の通り、失恋してもあなたがすてきな女性だということは変わりないと伝えてくれる友だちは貴重な存在ですよね。
さらに
“彼だけが男じゃないことに気付いて
出典：「元気を出して」作詞：竹内まりや“
と、相手の男性にとらわれてばかりいないで元気になってくれることを願っています。うつむいてばかりいずに、顔を上げて周りを見渡せば、この歌の主人公のようにあなたを心配している友だちがいるのではないでしょうか。
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