一緒にいて、話をしていると楽しくて「この人素敵だな」と思っていても、誰かに好きかどうか聞かれると、はっきり「好き」とは言えず、モヤモヤしている人が多いのではないでしょうか。
恋愛未満の「この人いいな」という気持ちが「好き」に変わる瞬間は一体いつなんでしょう。ここでは、なかなか人に聞けないという人のために、人を好きになる仕組みや理由を詳しくご紹介していきます。
人を好きになるということがわからない
恋愛とは、男性と女性が相手のことを恋慕う感情のことを指しますが、「人を好きになるということがわからない」という人や「好きになる瞬間がわからない」という人がいます。
改めて考えると、「人を好きになる」ということはどのような状態のことなのでしょう。
好きという感情にも友人として、人として尊敬できるなど様々です。その「好き」には、LIKEの感情(=友情)とLOVEの感情(=恋愛感情)があります。
ただ、LIKEとLOVEの境目にある微妙な感情が、恋愛感情の「好き」なのか区別できない部分といえるでしょう。
「好き」の定義は相手によって変わりますが、人を好きになるということは、相手に強く惹きつけられて、目が離せなくなってしまうことではないでしょうか。
人を好きになる瞬間のメカニズム5選
人を好きになる瞬間がいつ訪れるのか知っていますか?
「はっきりとした理由はない」と思っているかもしれませんが、実は、人を「好き」になるという気持ちには仕組みがあります。
人を好きになる感覚・理由・きっかけは人によって違いますが、人を好きになる仕組みや理由を理解していると、素敵な人に出会ったら、いち早く自分の気持ちに気が付くはずです。
そこで今回は、人を好きになる瞬間、恋に落ちたと気づくきっかけや心理について説明します。
自分と似ている人
人を好きになるポイントの一つに、自分と似ている人を挙げる人が多いでしょう。なぜなら、考え方、好きな物、趣味などが似ていると一緒にいて心地よい時間を過ごせるから。
好みのタイプでも、物事に対する考え方があまりにも違い過ぎると、相手を理解するためにかなりの労力を使ってしまいかなり面倒です。
例えば、ランチデートやディナーデートの時、食べ物の好みが違い過ぎると、レストランを選ぶのも一苦労してしまいます。
その点、好みが似ているとそんな面倒を避けられるため、いつの間にか自分と似ている人を選ぶことが多いようです。また、自分と似ているからこそ、そばにいたい気持ち、放っておけない気持ちが強くなっていきます。
知り合ってからの時間の長さ
女性は、知り合ってからの時間が長ければ長いほど、好きになる確率が高くなります。男性より警戒心の強い女性にとって、好きになるときのポイントとして「安心感」はかなり重要。
地元・職場・学校が同じ、共通の知り合いがいるなど、知り合ってからある程度の時間が経過し、信頼関係ができているという安心感から「好き」になる可能性が高くなります。
また、何度かあっている内に、「もっと一緒にいたい」という感情が芽生えるようになるようです。これを心理学用語で「単純接触効果」と呼び、繰り返し同じ対象と会うことで警戒心が薄れ、好意を抱きやすくなります。
仲間意識を感じることで心に余裕ができ、恋愛感情の「好き」のスイッチが入りやすくなるのでしょう。
自分にはないものを持っている
自分にはないものを持っている人には、憧れや尊敬の気持ちを抱きやすく、この気持ちが恋愛の「好き」に発展することがあります。
自分の知らない世界を知っていることが新鮮で、無意識のうちに好意を抱いても不思議ではありません。
自分にないものに魅力を感じ、自分とは異なる考えや正反対の性格の人に惹かれることを心理学的用語で「相補性の法則」と呼びます。
例えば、優柔不断な人が、決断力のある人に惹かれるなど、無意識のうちに自分に足りない部分を相手で補おうとする現象のこと。
どんなに周りの人から完璧に見える人でも、自然に自分にはない要素を恋愛対象の相手に求めてしまうのでしょう。
自分の好みの人があらわれる
男性に比べて、ストライクゾーンが狭いのが女性です。初対面の人や写真を見ただけでは、なかなか恋愛対象にはならない傾向があります。
その反面、自分の理想のタイプが現れると、普段は消極的な受け身の女性も積極的にアプローチするようです。女性から話しかけたり、食事に誘うなど持ち前の行動力を発揮します。
上手く男性側が気づいてくれると、とんとん拍子に恋愛関係にステップアップしていくでしょう。
相手から好意を抱かれたとき
「何とも思っていなかった相手から、告白されて気になりだした」、「噂で私のことを好きらしいと聞いた途端、気になって仕方がない」というような話を聞いたことのある人は結構いるはず!
異性に好意を持たれたことをきっかけに、相手のことを好きになってしまうことを心理学的用語で「好意の返報性」と呼びます。
「返報性の原理」の原理を代表するものの一つで、誰かからプレゼントをもらったら、相手にお返しをしなければならないと考える心理と同じ。
相手に好意を抱かれたことで、その好意をお返ししたくなる心理が働き、相手のことを好きになってしまうのです。
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