結婚へのあこがれを抱きつづけ、適齢期に差し掛かると、「今付き合っているパートナーとなら結婚できるかも?」と考える女性も増えてきます。
しかし、結婚にあせりは禁物。どうせ結婚するなら、「結婚してよかった」と何年たっても思えるものにしたいですよね。
今回は、後悔しない結婚をするためのポイントを紹介します。
結婚してよかったと思っている人の割合は?
プレジデントウーマンが全国30~59歳の既婚者500人にリサーチしたところ、「結婚したことを後悔したことがある」と回答した女性は、なんと全体の53.8%。
「生まれ変わったら今の夫とまた結婚したいですか」の問いには、「いいえ」と答えた人が実に57.8%にものぼります。
なお、これは年齢が上がるにつれて割合が増えていくようです。 少なくとも結婚した時には、未来に希望を持っていたはずなのに、過半数の人が結婚に後悔しているのは悲しいですね。
後悔している理由についてのトップは「家事や育児に協力的ではない」ことだそうです。
結婚してよかったこと【男性編】
結婚するにあたっては、当然メリットがあります。 しかし、実際に結婚してから、「結婚してよかった」と思う部分は、男女で違いがあります。
まずは男性が結婚してよかったと感じる瞬間に、どのようなものがあるのかをまとめました。
結婚して妻が家で待っていることがうれしい
独身の社会人の多くは、外で仕事をし、疲れ果てて帰宅します。 とりわけ男性は、太古の昔から狩猟本能があるもの。
外での仕事は男性にとって戦いなのです。 男性にとって、家は心身を休めさせるのに必要不可欠な場所。
そんな家を妻がしっかり守ってくれており、帰りを待っていてくれることに幸せを感じる男性は多いようです。
特に、おいしい食事を作っていてくれることはポイントが高いよう。 料理好きな男性ならまだしも、多くの男性は面倒と感じる食事の支度。
独身時代に出来合いのものを買って済ませることが頻繁だった男性にとっては、料理上手な妻がいることは、このうえない喜びといえます。
社会的に認められたと感じられる
現代社会ではだいぶ減ってはきましたが、会社において「結婚して一人前」とみなす風土はいまだに強く残っています。
特に、かたい職種においては、結婚して所帯を持つまで、責任ある役職を任せないという企業もあります。 そういう場所で働くのが当たり前だった人にとって、結婚するということは大きな意味を持ちます。
また、どうしても世間一般的に、独身は所帯持ちに比べて「責任がない」という見方をされがちです。 そういう評価に悩んできた人にとっても、結婚は社会的に認められたと感じられる要素なのです。
子どもができる
多くの男性が「結婚してよかった」と挙げる理由のひとつが「子どもができたこと」。 たとえ妻に不満があったとしても、子どもの存在はそれだけで不満を帳消しにできるほどの威力があります。
逆に、結婚を後悔して離婚をしたくとも、子どもに会えなくなることが心配でできないというケースもあります。
夫婦ともに子どもを愛する気持ちは素晴らしいものですが、それが理由で仮面夫婦になってしまうカップルがいるのも、悲しい事実といえるでしょう。
苦楽を共にできるパートナーができる
結婚は、人生を共に生きていくパートナーとの契約ともいえます。 良い時も悪い時も、苦楽を共にできるパートナーがいるということほど、心強いものはありません。
実は、婚活市場において、玉の輿婚を狙う女性に限ってなかなかハイスペック男性から選ばれないことがあります。
そのような女性は「苦楽を共に出来るパートナーではない」と男性から判断されてしまうケースも多いようです。
たとえこの先何かが起きて、いろいろなものを失ったとしても、共に歩める女性を選びたいというのが男性心理といえます。
苦手なことをパートナーがやってくれる
家事やお金の管理が苦手な男性は多くいます。 独身時代に料理や洗濯、掃除などが追いつかず、部屋が雑多になってしまった男性や、貯金することや節約が苦手という男性にとって、それらが得意な女性は頼もしい存在といえます。
しかしながら、こういった点ばかりがクローズアップされると、女性としては正直なところ、「わたしは家政婦や税理士じゃないのよ」と感じてしまいがち。
男女として、あるいは家族としての愛情を感じられないと、かえってケンカの原因となってしまうようです。
結婚してよかったこと【女性編】
女性もまた、女性ならではの視点で「結婚してよかった」と思う瞬間があるものです。 女性の社会進出が著しくなったからこそ、結婚は人生の転機ともいえる一大イベント。
女性は男性よりも役割が多く、家庭と仕事の両立で悩む女性もいます。 それゆえ、どんなときに「よかった」と思えるものなのか、知っておきましょう。
家事を分担できる
ひとり暮らしにおいては、自分の身の回りのことはすべて自分でやらなければいけません。 これは、男性はもちろん女性だって同じこと。
その点、パートナーがいると家事を分担できるのでメリットといえるでしょう。 ゴミ捨ては夫、洗い物は妻というふうに、役割を分けてルーティーン化することで、お互いのストレスを減らすことができます。
家事を手伝うことに積極的な男性と結婚した女性は、結婚してよかったと思えるようです。
頼れる存在がいる
多くの単身で暮らす女性が、ひとりで生活する上での不安を抱えています。 「もしもひとりのときに体調を崩したら?」といった心配事をはじめ、ちょっとした家具の組み立てや力仕事など、男性がいてくれたほうが嬉しい場面もたくさんあるでしょう。
防犯の面でも、男性がいると安心ですね。 結婚してパートナーができると、あらゆる面で頼ることができます。
また、経済的な面でも頼れることも安心要素のひとつ。 共働きならなおさら、万が一に備えることができますね。
夫が家事をよろこんでくれる
「料理をつくったらおいしいと言ってもらえた」「きれいに掃除をしているとご機嫌がいい」そのように、これまで自分が当たり前に行ってきた家事をすることで、喜んでくれる人がいることも、女性にとっては嬉しいこと。
自分ひとりのためならなんとなく雑にしてきた家事も、大好きなパートナーが喜んでくれることで、気合が入ります。
料理が苦手でも、結婚が決まってから覚え、すっかり得意になったという女性もいます。
子どもができる
男性以上に、子どもの存在は女性にとって大きいものです。 夫とは多少もめることがあっても、「子どもと出会わせてもらった」というだけで、結婚してよかったと思える瞬間があることでしょう。
しかし、気を付けなければいけないのは、あくまでも結婚生活はパートナーあってだということ。 子どものために尽くすことはもちろん大切ですが、それを理由に夫をないがしろにすることで、夫婦の溝が深まる家庭は多いのかもしれません。
子どもが大切だから離婚しないけれど、本当はお互いに愛情がないなんて状態は、なるべく避けたいところです。
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