少し早いようにも感じますが、結婚・出産の可能性が１％でもあれば、女性は25歳には人生設計を考えるべきでしょう。
女性の人格形成は20代で完成するとも言われています。 価値観の変わる20代の折り返し地点で、自分を振り返り、これからを見据える時間を持ってみてはいかがでしょうか。
なぜ女性は25歳が分岐点なのか
女性の人生には、出産という男性には代わってもらえない選択の必要があります。 仕事をしている女性にとって、最低でも３ヵ月ていどの休養期間を必要とする出産は、キャリア形成において事前に考えておくべき必要事項です。
肉体的にも精神的にも女性として成熟する20代後半に向けて、分岐点になる25歳で人生設計をしておく方が良いでしょう。
キャリア形成が始まる時期
大卒なら３年目となる25歳は、仕事にも慣れてくる頃です。 今の仕事を続けてキャリアアップを目指すか、転職するか、結婚を機に仕事を離れるか、出産後も仕事を続けるかなど、あらゆる選択肢を考えなくてはいけません。
仕事が充実してくると、恋愛をわずらわしく感じる時期も訪れ、結婚や出産の可能性を排除しがちですが、恋は突然やってきます。
愛する人ができると子どもを求める本能が働きますので、全く考慮しない人生設計を立てていると「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。
2020年、共働きやリモートワークが主流になりつつある現代で、今の仕事やこれからの仕事について、結婚や出産を考慮したキャリアプランも立てておく方が良いでしょう。
人格形成が完成する時期
20代の価値観は驚くほど変化しますし、社会人生活が始まると会社での経験や新しい人との出会いで性格も変わります。
仕事内容にもよりますが、大なり小なり必要となるコミュニケーション能力は、結婚生活においては最重要能力といっても過言ではありません。
必ずしも人当たりが良い必要はありませんが、20代で形成される仕事や私生活でのクセは30代以降で改善される可能性は低く、良くも悪くも25歳のあなたが引き継がれていくことでしょう。
あなたがどのような人間かというより、あなたがどのような人間になりたいのかを考えて、思い描く人物像に必要なスキルやマインドコントロールを身につけましょう。
結婚・出産のリミットを考える時期
医療技術も躍進し、出産できる年齢が高齢化しているとはいえ、20代で産むか40代で産むかでは伴うリスクが違います。
結婚する相手の有無や、結婚の意思とは別に、出産の可能性については、きちんと考えておかなくてはいけません。
結婚をしても仕事を続けるのか、出産の時期はいつ頃を希望するのか。 授かりものと言われる命ですから、予定通りにはいかないでしょうが、キャリア形成を終えて経済的に余裕のある30代で出産するのか、体力のある若いうちに出産するのか、考えておいて損することはありません。 全てが思い通りにいくものではありませんが、いくつになっても元気で健康に出産を迎えられるというものではないので、それぞれの時期を明確に思い描いておく方がよいでしょう。
25歳女性で身につけておきたい能力
女性の25歳は、これからの人生の方向性を決めることになる大事な時期です。 自分のことはもちろん、自分の周りのこと、将来的なことなど考えるべきことが多くあります。
身体的にも精神的にも変化が訪れる20代で、身につけておきたい能力、磨いておきたい能力、必要な身辺整理を紹介します。
自己肯定力
人は生まれて成長していくにつれて出来ることが増えていき、25歳になる頃には出来て当たり前のことばかりになってしまいます。
出来るようになる度に褒められていたことが、出来ることが当たり前になるにつれて褒められる機会は失われます。
社会に出ると、初めてできたことでさえ褒められることがないこともよくありますので、自分で自分を褒められるようになっておくと良いでしょう。
自己肯定感のない人はいつまでも自分に自信を持てず、仕事でも結婚でも育児でも不安ばかりが募り、精神的に病んでしまうことも多々あります。
25歳女性は特に、何か自分が自信をもてることを見つけ、自分ができる人間だと自分で自覚しておくことが必要なのです。
金銭管理力
働くようになって数年経つ25歳前後になると、社会的信用が認められ、クレジットカードやショッピングローンも利用できるようになります。
キャッシュレス決済や分割での購入は、その場でお財布からお金がなくなるわけではないので、感覚が麻痺してしまい、収入を超えた支出になりがちです。
女性は男性よりキャリアロスの可能性が高いため、男性以上に金銭管理に気を配り、安易な借金はしないように気をつける必要があります。
結婚するにしてもしないにしても、生きていく限りお金は必要ですから、経済力と同等か、それ以上に金銭管理力を身につけておきましょう。
仕事量の調整
通常業務を滞りなくできるようになり、任される仕事も増え、期待も寄せられるようになる20代半ばでは、自分の能力を超えた仕事を請け負わない様に気を付けましょう。
自分でできるようになると、周りを頼ることを忘れたり、迷惑をかけることを恐れたりして、１人でこなそうとしてしまいがちです。
頑張ればできるというほとんどのことは、無理してやっていることであり、無理を続けると体調を崩してしまいます。
少しの頑張り、少しの無理は成長につながりますが、過剰な頑張り、大きな無理はあなたを壊してしまいます。
自分ができることを把握する能力、それを超えたときに周りに相談し調整する能力を伸ばしておくと、不測の事態にも柔軟に対応できる能力も身に付きます。
友人関係の再構築
20代女性の価値観や性格は、変わりやすいものです。 あなたもですが、あなたの友人も、社会人生活や結婚をきっかけに人は変化してしまいます。
あなたの許容範囲を超える要求をしてきたり、あなたの望む未来にとってマイナスになる誘いを受けたりしたときに、毅然とした態度で断れるようになりましょう。
人の付加価値とは、金銭的や社会的優位だけではなく、精神的やすらぎや癒しも含まれます。 相談事ができる友人も貴重です。
学生時代の友人だからと、無条件に付き合いを続けるのではなく、あなたの人生においてプラスになる人かどうか判断し、１度整理してみてはいかがでしょうか。
健康管理
社会人になる時点で必要とされる自己管理力は、身につけておいて損のない能力です。 そのうえで、身体的に衰え始める30代に向けて、体力づくりや基礎体温の管理もしておくと良いでしょう。
出産の意思があるならばアルコールや喫煙を控えたり、決められた期間だけでも断つことができるか試したりしましょう。
会社で他人に迷惑をかけないための自己管理や、出産に向けての健康管理は、すべて自分のためになります。
身体の健康は心の健康にもつながりますので、心身ともに健やかな自分でいるためにも、25歳というコンディションの良い状態から健康管理を始めましょう。
結婚観と人生設計
女性が人生設計を立てるにあたって、結婚という選択肢は切り離せないものです。 自分の人生に結婚があるかないか、出産があるかないかを、しっかりと考えなくてはいけません。
20代女性の心境は、結婚観を含めて大きく揺れ動き、変化します。 将来を考える人生設計は細かすぎないように気をつけて、将来のビジョン思い描いてみると、あなたも気づかなかった自分の気持ちが見えてくるかも知れません。
現時点での意思にとらわれ過ぎず、本当に多くの選択肢がある25歳女性は、結婚するか否か、出産するか否か、仕事に戻るか否かなど、あらゆる可能性を考慮した人生設計をいくつか立てておくと良いでしょう。
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