恋愛心理学に学ぶ男心【長続きの秘訣】
多くの恋愛はやがて結末を迎えます。 男性の浮気、すれ違い、自然消滅。
表面的な理由はぼんやりとしていますが、突き詰めると理解不足や誤解が多くあります。 恋愛心理学を使って男心を理解し、少しでも長く彼との幸福な時間を楽しみましょう。
いろいろな経験を共にする
恋愛関係にある男女を対象に実施した調査によると、恋愛を長続きさせるためには、お互いが必要であるという気持ちを強くもつことが重要です。
そのためには、２人が親しみをもって多様性のある行動を一緒に行うことが良いでしょう。
良い関係を長く保つためには回数や頻度よりも、親密度と多様性がより重要ということです。 カップルが互を知り、触れ合うと、２人の共有する生活空間が広がり、２人の関係性も強くなります。
日常的、非日常的な行動を取り混ぜて、いろいろなことにチャレンジしましょう。
「会話、料理、散歩、買い物」といった日常的な体験から、「ハイキング、旅、ボランティア活動、登山、スキューバダイビング、農業体験」といった非日常的な体験まで、いろいろと取り混ぜて行いましょう。
スキンシップや会話など親しみを込めて行うことも大切です。
男性の趣味の時間を認める
男性は自立心が強く、仕事でも交友関係でも他の人と張り合って緊張しています。 こうした緊張を和らげるのが、趣味の時間です。
好きなことに没頭しているときは、頭の中が空になります。 仕事や人間関係のしがらみから完全に開放されるのです。
男性が意欲的に働き続けるためにも、趣味に没頭してリラックスする必要があります。 男性が恋人を選ぶ理由の上位にあるのが「趣味や話があうから」となっています。
男性の趣味を味方にして、一緒に楽しむというのはいかがですか？
男性にとって仕事が１番と認める
仕事と私、どっちが大事なの？は愚問です。 たいていの場合、男性の本音は「仕事が１番大事に決まっている」です。
彼女にこんな質問をさせるほど、忙しく働いている男性は、優秀で責任を任された仕事をしています。 そんな素敵な男性があなたをパートナーに選んでいます。
あなたも、それを誇りに、自分も充実した生活を送りましょう。 「また仕事？」ではなく、「いつも大変だね、お疲れ様。大好きだよ」と笑顔を送りましょう。
彼に質問責めはNG
男性は女性に比べると共感する能力が低く、人と問題や苦悩を共有することを女性ほど強く望まないようです。
自立心が強く、自分の空間を大切に考える人が多いのです。 女性が自分の行動や気持ちについて誰かに伝えたいのと同じように、男性は自分の行動は自分で決め、自分の問題は自分で解決したいと望みます。
男性は女性から「どこ行くの？」「昨日なにしていたの？」と聞かれたとき、自分の空間を犯されたように感じることがあります。
その原因は質問の仕方や、声のトーン、質問している女性の隠された本音にあるのかもしれません。
恋愛心理学が教える男心【男の本質とは】
男性の本質を語るとき、テストステロン（男性ホルモン）は大切なキーワードです。 話は男性が女性のお腹に宿ったときから始まります。
男性胎児は受精してから７～12週間後にテストステロン（男性ホルモン）を大量に浴びます（ホルモンシャワー）。
女性はテストステロンの分泌が少ないのでコミュニケーション能力が高くて人間関係を築く力も高くなります。
男性のようにテストステロンが多いとその逆になります。 一般的に男性は、女性比べて共感力が低いのですが、より自立的に生きる男性が多いのも事実です。
不可解だけどキュートで頼りがいのある男性の行動の根幹には、生物学的な要因があったのですね。
男には女の気持ちが分からない
オキシトシンというホルモンが分泌すると、他人の考えや意図が推測しやすくなるようです。 オキシトシンは分娩や授乳をスムーズにする働きを持ち、女性の体により多く分泌しています。
女性が男性よりも人の気持ちに敏感なのは、オキシトシンの影響もあるのでしょう。 女性は、男性が鈍感で無神経と感じるときがあります。
男性も故意に鈍感なわけではありません。 ホルモンシャワーで共感力が弱められてしまったことが最大の原因です。
そこにオキシトシンの分泌量という男女差が加わるので、女性の不満は膨らんでしまうのでしょう。
男性は鈍感でシグナルを発しても気づかない
感情に関する脳の活動も男女では違いがあります。 女性のほうが速く、正確に相手の感情を読み取ります。
これは、女性の脳梁がより発達していて左右の脳の情報交換を活発に迅速に行うからです。 女性はまた、大脳辺縁系の中の帯状回が活発に活動するので、他人の苦痛に対する共感力も強くなります。
女性の共感力の高さは進化心理学の立場からも証明されています。 狩猟採集時代、男性は狩猟を、女性は居住地で他の女性や老人・子供と食物採集、育児を担当しました。
他者との密接な共同生活を送るなかで、女性は人の表情を読み取る能力と隠された意図や動機を読み解く能力が連動して機能するようになったのでしょう。
男性と女性は役割分担によって性質の特徴が決まり、それによって暮らしと子どもの命を守ってきたと言えます。
男性は悩みを打ち明けない
男性は自立心が強く、自己の確率、自己主張を大切に考える人が多いです。 問題が発生したときは、自分で解決したいと考える人が多いのはこのためです。
男性が悩みを相談しないもう１つの原因には、男性は女性に比べてネガティブな記憶を引きずらないということが挙げられます。
感情刺激に対する扁桃体の活動は，女性のほうが男性よりも強く働くという報告があります。 女性は扁桃体の強い活動により，感情的な出来事をよりよく記憶するといった解釈が提案されているのです。
男性は女性に相談したくないのではなく、感情的な記憶が残りにくいということです。
愛していると言わない
感情に関わる機能が低い傾向にある男性は、女性に比べると感情表現が苦手です。 「男らしさ」とい呪縛のせいで、甘い言葉を口にすることをためらいます。
また、日本人男性はシャイで責任感の強い人が多いため、そう言う言葉を簡単に口にしたくないという考え方が潜んでいるかもしれません。
「子どもを愛している」という言葉は、男性でも多く口にします。 そこには守りたい、育てたいという責任感が込められています。
ある種の責任感に後押しされた場合、日本人男性もとまどいなく愛を口にするようです。 愛していると言わないのは、誠実で責任感が強いことを表しているのかもしれません。
男は別れを切り出す女を引き止めない
恋人を愛しているのに、彼の気持ちを試すために、別れたいなどと言ってはいけません。 男性は女性を愛していても、引き止められない場合が多いのです。
関連の調査によると、男性は女性から別れを切り出された場合、相手のことを愛していても、相手の意思を尊重して受け入れる人が多いのです。
相手に対して強い未練を引きずっていても、つなぎ止めるための説得を控えてしまいます。 男性は男らしさという性の役割に強く縛られている人が多く、相手を説得して関係をもとに戻すよりも、別れを受け入れるほうが男らしいと感じるようです。
参考：大学生の恋愛関係崩壊時の対処行動と感情および関係崩壊後の行動的反応
恋愛心理学の力で男心の本質を理解して振り回されない女に変わろう
恋愛心理学の力を借りれば、不可解で謎の多い男心がよく理解できます。 男性の本音とは、感情的なものだけでなく、人類の存続や発展と関わるものがあります。
男性と女性は何万年にもわたって愛し合い、ともに行動しています。 恋愛心理学で男心を正確に理解すれば、誤解を理解に、怒りをいたわりに変える事ができるでしょう。
笑顔と思いやりに満ちたあなたには、もっと素敵な恋愛が待っています。
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