手相は人生のプログラムと言われるほど、その人の生涯に関わる多くの情報が詰まっています。 健康、寿命、結婚、転居、別離といった運命を暗示する線が両手のひらの上に刻まれています。
こうした情報のなかから、今回は運命線の無い手相が暗示することについて解説します。 正確に理解して正しい方向に読み取ればトラブルを避け、幸運をつかむことができます。
もし理解が不十分で間違った方向に進むと、運気を逃してしまうことやトラブルに見舞われることがあります。
運命線がない場合の意味
運命線とは仕事に関わる線です。 日本人には運命線がない人も多くいます。
ですから、運命線がないからといってネガティブに考える必要はありません。 子どもや若年層など人生が定まっていない人では運命線の出ていない人やこれから現れる人もいます。
また、仕事や名声とは無関係の自分なりの幸せを見つけている人でも、運命線のないひとが多く見られます。
運命線とは
運命線は手のひらの真ん中を中指に向かって縦に走るラインです。 この線は仕事の運気を表し、運命線の表れ方を流年法でみれば年齢による運気の変化が読み取れます。
流年法とは、何歳のときに、どういった事柄が起こるかを予想する測定方法です。 運命線の場合、手首のスタートラインが0歳、中指の付け根が90歳、運命線と頭脳線が交差するところが35歳、運命線と感情性が交差するところが55歳を表します。
運命線の現れる位置や長さは人によってバラバラです。 手首から中指の付け根まで長く伸びる運命線は「天下筋」と呼ばれ、最強の運気を示します。
運命線がない手相の右手・左手の意味
手相では、左手はもって生まれた運や過去の状態を、右手は現在や未来を表します。 ですから右手を中心に読み取っていきますが、人生全体の運気を見るためには両手を見比べて判断し結論を出します。
左手の運命線が無い人あるいは薄い人で、右手に濃い運命線が現れている人は、宿命をはねのける強い意志と努力によって仕事を成功させる力を持つ人です。
逆に、左手に運命線があるのに、右手には運命線が無いあるいは薄い線しか見られない人は、もともとあった仕事運を意志の弱さや怠惰な生活で失った可能性があります。
または、人生を歩むうちに、仕事や名声以外の自分なりの幸せを見つけた人かもしれません。
見分けづらい運命線も
運命線というと天下筋のように手のひらの真ん中を縦にまっすぐに伸びる線を思い浮かべる人がいます。 実際は、人によって運命線が現れている位置や長さはバラバラです。
長い人、短い人、上のほうに表れている人、下側にある人、実にさまざまです。 手相学では、どこから始まってどこで終わっていても、中指の付け根に向かって走る線は全て運命線と認識されます。
運命線が無いと思い込んでいた人でも、鑑定してみると薄く短い運命線がみつかる場合も多いです。
運命線がない人の特徴
ここでは運命線が無い人に特徴的な生き方について、いくつかのタイプに分けて解説します。
運命線が無い人で、いずれかのタイプに当てはまる人は、自分が望んでいる人生を送れているか見つめ直すきっかけにしてください。
ひとから見て良いか悪いかではなく、自分が本当に望む人生を歩んでいるかが大切です。
社会的に成功したいという欲がない人
大きな才能に恵まれ、理想や目標のために生きる人でも、社会的に評価を受けることに無頓着な人がいます。
こうした人は努力や意識の方向が運命線に重ならず、運命線が表れない人もいます。 成功や名声とは無縁でも、自分の道を生きる人や、理想を追求する人生は、それはそれで素晴らしいものです。
ゴッホはいくつもの素晴らしい作品を残していますが、生前売れた絵はたった一枚でした。 雨ニモマケズの詩で有名な宮沢賢治も生前はほとんど評価を受けていません。
仕事、名声、富とは無縁でも、自分の信じる道を走り続けたほうが後悔の無い人生になるでしょう。
家庭を大事にする人
女性で運命線が無い人は、結婚願望が強く、結婚したら専業主婦になって夫を支える、あるいは子供に愛情を注ぎたいというタイプの人が多いようです。
運命線が出ていない場合、玉の輿の相が現れていないかをチェックしてみてください。 玉の輿の相というのは、小指の下を横に走る線と薬指の下を縦に走る線が接触している相です。
運命線のない女性は良妻賢母タイプが多く、有能な男性から望まれて玉の輿に乗る人が多いのです。
サポート役や裏方を好む人
リーダー的な存在は組織をまとめるために重要です。 同様に、リーダーが仕事を効率よく進めるためには、献身的なサポーター役も必要です。
運命線の無い人の中には、こういった役割を自ら望んで果たそうとする人が多くいます。 このタイプの方の欠点として、必要以上に謙遜するとか、嫌われたくないから必要なことを言わないということが挙げられるでしょう。
これでは信頼が得られず運を逃してしまいます。 無理に誰かと張り合う必要はないのですが、組織や全体の利益のためになる発言はしたほうが良いのです。
嫌われる勇気を持ちましょう。
仕事のモチベーションが低い人
2対6対2の法則を知っていますか? 会社などの組織で、優秀な人は2割、普通の働きをする人が6割、残る2割はモチベーションと作業効率の低い人という比率に分けられるというものです。
運命線のない人の中にもモチベーションの低い人が見られます。 2対6対2の法則は、一見、できる人ができない人をサポートしている構図に見えます。
しかし見方を変えると、上昇志向の強い人が、遠慮がちで気の弱い人のチャンスを奪っているという側面もあるのです。
運命線のない人には、争いを好まず、遠慮がちな人が多数含まれています。 良い人と思われたい、誰からも嫌われたく無いという理由で争いを避け続けると、ずるい人、頼りがいのない人と誤解されてしまいます。
意志が弱く依存的に生きる人
運命線が太く長く出ている人は、はっきりとした明確な考えを持ち、目的を達成するために努力を怠らない人です。
反対に、運命線のない人の中には、自主性に欠ける人、自分の考えがなく、他人の意見に流されやすい人がいます。
誰かに頼ることが多い、決断をパートナーに委ねることが多い人は注意が必要です。 思考力が低下し自分では何も決められない人間になってしまう恐れがあります。
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