マウンティングする男性の心理とは？特徴的な行動や対処法を紹介(2ページ目)

マウンティングする男性の心理とは

暗闇に座る男性

マウンティングする男性は、なぜそういった行動に出るのでしょうか。こういった人は非常に根深い問題を抱えているケースもあります。

マウンティングする男性の心理を理解できると、そういった男性を脅威に感じることは少なくなるでしょう。ここでは、マウンティングする男性の心理を解説します。

マウンティングする男性の心理で最初に理解しておきたいのが、「本当は自信がない」ということです。自慢が多く、人を見下す態度をとるため、一見すると自信がないというのは信じがたいかもしれません。けれど、これらの行動は自信のなさの裏返しなのです。

自信がないゆえに、人から攻撃されたり見下されたりすることにひどく恐怖を抱えているからこそ、そうならないために先制するのです。マウンティングは、自信のない自分を守る自己防衛といえます。

本当は自信がない、マウンティングする男性。自信がないということは、自分の価値を信じられていないということでもあります。

自分で自分自身のことを価値ある人間だと思えていないので、周りから評価されることで価値を感じようとします。だからこそ、わかりやすいステータスにこだわったり、周りからすごいと言われるような経験や持ち物を大切にしようとします。

その延長が「感謝されたい」という気持ちです。「あなたのおかげで」「とても助かったよ」という言葉を聞くと、自分の価値を感じられるのです。

マウンティングする男性は、かまってほしいという気持ちが強く、寂しがり屋な一面があります。これも自信のなさから起因していることです。

自信がない人は、ひとりでいてもなかなか充実した時間を感じられません。人といて、人の評価やつながりのなかで、自分の価値を確認したいと思う傾向にあります。

そして自信がないゆえに、「すごい人でないと価値がない」「すごい人だったら人から興味をもってもらえる」という考えになります。そのため、人とのつながりを持とうと、すごい人であるアピールをするのです。

夫に何かを言われて悩む女性

マウンティングする男性は、職場だけでなく、家族や恋人でもいます。

夫や彼氏がマウンティングしてくるという悩みを抱える女性にとっては、なぜ好きなはずの自分にそんなことをするのか、不思議に感じるでしょう。

基本的な心理はこれまでお伝えした通りです。妻や彼女にも負けたくないという気持ちや、すごい人なんだと敬われ大切にされたい気持ちがあるからこそ、裏目に出ての行動になります。

特に、家庭内や恋人間で尊敬されていないと感じると、マウンティングしやすい傾向にあります。ただし、当然ながら度が過ぎるとモラハラになってしまいます。また、もともとモラハラ気質の可能性もあります。

モラハラはされる側も麻痺してしまい、関係性がどんどん悪化しかねないので、ささいなマウンティングが始まっている段階で対処するのが良いでしょう。

悩んでいる女性

マウンティングする男性も、だれかれ構わずマウンティングするわけではありません。先に書いた通り、あきらかに立場が上の人や、実力の違いが歴然としている人には、マウンティングしないのです。

逆に、マウンティングされやすい人というのも存在します。ここではどんな女性が、パートナーの男性からマウンティングされやすいのかを紹介します。

マウンティングは、する側もされる側も自信がない場合が多くなります。特に、こういった男性を恋人や夫婦のパートナーとして選び、なかなか別れられない女性は、自信がない女性がほとんどです。

自信がないため、マウンティングされる内容も「たしかにそうかも」と受け入れてしまいがち。マウンティングされること自体に「自分はこういう扱いをされても仕方ない」と信じ込んでいるので、違和感を持ちにくいのです。

自分に自信を持っている女性は、相手から見下されるような態度をされても、「なんでそんなことを言われなきゃいけないの？」とあっけらかんとしています。あまりにも度が過ぎると、自分の尊厳を守るためにきちんと反論し、マウンティングが改善しない場合にはきっぱりと別れをつきつけることもあります。

自信がない女性は、マウンティングを甘んじて受け入れてしまうため、反論もできません。

マウンティングされやすい女性は、「反論したら嫌われるかも」「対抗したら別れることになってしまうかも」という気持ちを抱えているため、その態度がより一層、マウンティングに拍車をかけることになります。

また、普段の会話でも自分の意見を言わず、相手に合わせることが多い女性も、マウンティングされやすい傾向にあります。自分の思ったことを日ごろから伝えられる人、自分の尊厳が傷つけられたらためらいなく怒れる人は、マウンティングされにくいのです。

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