かまってちゃんになる原因
残念ながらかまってちゃんには面倒くさいと感じてしまうのが正直な気持ちですよね。 悪い部分ばかりではないので、かまってちゃんが友達にいると「なぜかまってちゃんになってしまったのだろう…」と残念に感じる人もいるのではないでしょうか。
かまってちゃんになる原因はネガティブな感情です。 なぜネガティブな感情がかまってちゃんを生み出すのか、その原因を探りましょう。
自己肯定感が低い
自分に自信がないためかまってちゃんになります。 自信がなく自分を肯定的に捉えることができません。 ですので、他人からの評価が自己評価の基準となるのです。
他人の評価が自己基準ということは、それだけ他人の目を気にしてしまいます。 「常にすごい自分でいたい」「常に憧れの存在でいたい」ので話を盛ったり流行りの物を追い求めたりするのです。
自分で自分を受け入れることができないので、変わりに他人に受け入れてもらう必要があります。 かまってくれる＝受け入れてくれることですので、かまってちゃんはかまってくれる人がいないと自分を肯定できないのです。
依存体質
強い不安やストレスを感じたとき、何かに頼る人は少なくありません。 人によってはお酒であったり、他にはたばこや甘い物だったりと何かしら心を落ち着けようとします。 かまってちゃんは人で心を安定させますが、常に人を求めているので依存した状態になっているのです。
寂しさに打ち勝つには、その寂しさを受け入れるのが大切なのですが、かまってちゃんは真逆の行動をしています。 他人と一緒にいることで自分の孤独を打ち消そうとするのは、他人がいれば不安ではないという条件の元でしか心の安定を感じられないからなのです。 結果、いつも人を求める依存状態になってしまいます。
幼少期の愛着障害
「愛着障害」とは、親や親権者との間で愛情の癒着が形成されず、対人関係に問題が表れてしまうことです。 幼少期に十分な愛情を感じられない子供は自己肯定感が低い大人に育ちます。
養育者が子どもに対して無関心であったり、しつけが厳しすぎたりすると、子どもは家庭の中で強いストレスを感じたまま育ち、親に認められよう、気付いてもらおうと必死になります。 とくに養育者からの無視は「自分は存在していない」と強い自己否定を生むのです。
厳しいしつけで育つと「してはいけない」自分を植え付けられます。 たとえそれが「危ないから遊んではダメ」と一見愛情に見えるものですら、「しない」選択をする大人に育ってしまうのです。
心身にストレスがかかっている
過度に孤独を感じるのは、心身にストレスがかかっている可能性があります。 心と体との状態はリンクしていて、どちらが弱ったとしても健全な状態になりません。
かまってちゃんが常に人を求めてしまうのは、どこかで心と体にストレスがあるからだと考えられるのです。 かまってちゃんは常に他人の目を気にするのでその行為がさらにストレスを呼び込みます。 心にストレスがかかると睡眠障害や摂食障害など体に影響が出てしまい、健全な状態ではない自分が続くのです。
自己肯定感に溢れる人でも風邪を引くと弱気になるように、体が疲れてしまうと幸福感は遠のきます。 かまってちゃんは常にこの心身のストレスで自らを孤独に追い込んでいるのです。
かまってちゃんの性格を治す方法
かまってちゃんの特徴を読んで「かまってちゃんになっている！」と気付いた人もいるのではないでしょうか。 気付いたとしても不安にならないくて大丈夫、今がかまってちゃんから抜け出せるチャンスです！
かまってちゃんはそもそもの性格ではありません。後々に身についた考え方の「癖」です。 自分を肯定することでかまってちゃんではなくなります。 これからご紹介する５つの方法を試してみてください。
自分を受け入れる
自己肯定感が低いかまってちゃんは自分を受け入れることができません。 孤独を感じている自分も否定したいので、寂しくない状態を作りたくてかまってちゃんになるのです。 ですので、まずは「かまってちゃん」な自分を受け入れてあげましょう。
悩みを克服するには悩みと正面から向き合わなければ克服できません。 かまってちゃんの場合、悩みは孤独感ですよね。 孤独を感じている自分、自分を否定してしまう自分を全て受け入れてください。
「寂しい」と声に出すことで、寂しさから解放されていきます。 声に出すことで自分を受け入れやすくなるのです。 「寂しくない」と声に出すのは寂しさを増してしまうので気を付けてくださいね。
相手に興味を持つ
人に興味を持ってもらうには、人に興味を持ってみましょう。 「鏡の法則」って聞いたことある人も多いのではないでしょうか。 これは、目の前の人の行動・言動は自分の行動・言動を映し出す、という法則です。
かまってちゃんは他人から興味を持ってほしくて躍起になりますが、興味を持たれずさらにかまってちゃんな行動をします。 興味を持ってもらえなくて辛いのは、相手も同じことなのです。 健全な人間関係は対等であることですので、興味を持ってほしいなら相手に興味を持つようにしましょう。 相手に興味を持てるようになると、心にも会話にも余裕ができて「かまいたい人」になりますよ。
自分を客観視する
かまってちゃんの弱点は自分で自分を見えていないことです。 あまりにも主観的すぎて、普段の行動がどのようになっているのかがわかりません。
かまってちゃんな行動をしている自分を俯瞰してみてみましょう。 言い訳をしている自分、既読無視に追い打ちをかけて連絡している自分、話を盛って注目を集めている自分などです。「そんな事しなくて良いのに…」とちょっと反省してしまいませんか？
客観的に見るとかまってちゃんな行動が自分を追い込んでいるのがわかるのです。 行動を相手目線に変えて、相手が喜ぶことを中心に変えていきましょう。 相手の喜ぶ行動をしている自分を客観視すると、自分を認められるようになるのでおすすめです。
未来に目を向ける
「寂しい」感情は現在の感情です。 かまってちゃんはこの現在の感情に囚われすぎているため人が必要になります。 「今」が不満で不安だから構ってほしいので、今を見ないようにすれば不安を感じる予防になるのです。
将来的に自分はどんな人間になっていたいのか、どこで何をしてどんな服を着ているのかなど、具体的な理想の姿を思い浮かべてみてください。 「実現などしない」と否定的になりやすいのですが、近づこうとすることはできますよね。
理想の姿になるために今できることを書き出して、できることから始めてみてください。 １つでも始めることで、少し自分を肯定できるようになるのです。
小さな成功体験を重ねる
先ほど、今できることを書き出して行動する、とお伝えしました。 これは、成功体験を重ねることで自己肯定感を増していく作業です。
かまってちゃんは自己肯定感がとにかく低く、自分では何もできないと決めつけています。 ですが本来、輝くための力も愛情も十分に持っているはずなのです。 理想的な自分になるため、できることを１つずつクリアしていくことで「自分はできる」と体験できます。
そして１つクリアするごとに鏡に向かって「おめでとう！」とほめてあげましょう。 この繰り返しで自己肯定感は増していきます。 自己肯定感が増すと今までと世界の見え方が変わり、孤独感ともうまく付き合っていくことができるのです。
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