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ヤマアラシのジレンマとは?意味や恋愛においての解決法を紹介

ヤマアラシのジレンマとは?意味や恋愛においての解決法を紹介

恋活

「ヤマアラシのジレンマ」と呼ばれる心理学用語があります。人間関係の距離感の見つけ方をあらわしており、恋愛にも適用できるもの。今回はヤマアラシのジレンマの意味や、解決方法を紹介します。

「ヤマアラシのジレンマ」という心理学用語があります。 人間関係の難しさをあらわすこの言葉は、国民的人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の中でも登場し、広く知られることになりました。

「ヤマアラシのジレンマ」は恋愛においてもよく使われる言葉です。 今回は、「ヤマアラシのジレンマ」の意味や、「ヤマアラシのジレンマ」を解消する方法などを紹介します。

ヤマアラシのジレンマの意味とは

ヤマアラシのつがい

「ヤマアラシのジレンマ」とは、ドイツの哲学者ショーペンハウエルの寓話から生まれた考え方で、心理学用語としても使われています。

「ヤマアラシのジレンマ」という言葉は、ヤマアラシがお互いの針が邪魔で、近づきたいのに近づけないというジレンマを抱えていることを表しています。

人間もヤマアラシと同様に、親しくなって近づくほどに、自分や相手を傷つけやすくなってしまうでしょう。

お互いを傷つけない適切な距離感をはかりながら、くっついたり離れたりを繰り返しつつ、ちょうどよい距離を探っていくという意味で使われます。

ヤマアラシのジレンマの恋愛での例

そっぽを向いているカップル

「ヤマアラシのジレンマ」は、恋愛においても使われる言葉です。 男女間の葛藤をもちやすい場面でよく使われます。

つかず離れずの関係を繰り返しながら距離をつめていくという意味で、ヤマアラシのジレンマを表現するいくつかのシチュエーションが想像できるでしょう。

ここでは、ヤマアラシのジレンマという言葉が使われる具体的な例を紹介します。

友達以上恋人未満から抜け出せない

長い期間一緒にいるにもかかわらず、友達以上恋人未満の関係から抜け出せない男女には、ヤマアラシのジレンマという言葉がぴったり合うでしょう。

これは、お互いが絶妙な距離で居心地の良さを感じている、いわゆる両片思いの状態で起こりがちなこと。

なんとなくお互いに、恋心を抱き合っていることにも気が付いているにもかかわらず、その距離感を壊したくなくて先に進めないのです。

恋人として関係をスタートすることで、友達以上恋人未満のときよりも幸せに感じられる瞬間もたくさんあることでしょう。

けれど一歩間違えると、恋人としてうまくいかなくなったときに、この心地よい関係は終わってしまいます。 それを恐れて、中途半端な関係を続けてしまうのです。

自信がなくて自己開示できない

自分に極端に自信がなく、なかなか恋人ができない女性がいます。 こういう女性はたとえ言い寄ってくる男性がいたとしても、ついガードが固くなってしまい、自分を表現できずに関係が進展しないのです。

この場合、「本当の自分を知ったらきっと好きではなくなるだろう」という恐れがあるため、恋愛して特定の人と距離が縮まることに抵抗があります。

恋愛はある意味、自分の一番醜いところをさらけ出し合う作業です。 だからこそお互いの深い部分を知ることができ、受け入れ合うことで、信頼関係を強めていくというもの。

「嫌われたくない、傷つきたくない」という思いから「そもそも恋人をつくりたくない」という発想に至っているのは、ヤマアラシのジレンマの状態といえるでしょう。

愛されたくて重い女になってしまう

重い女

先の項目と似ていますが、愛されたいばかりに不安になりがちな女性もまた、その思いと裏腹にパートナーからは敬遠されやすくなります。

世に言う「重い女」と呼ばれる女性は、独占欲が激しく情緒不安定な傾向にあります。 これは、自分への自信のなさと、育ってきた環境による愛情不足から起因していることが一般的。

それを埋めるために、他人から愛され、誰かの特別な存在になりたいと強く願うのですが、それが結果として重い行動に発展してしまうのです。

重い女は当然ながら、男性に負担をかけすぎてしまうため、苦しい恋愛になるか長続きしない恋愛になるかのどちらかとなります。 愛されたいのに愛されない行動をしてしまう、これもヤマアラシのジレンマといえるでしょう。

言わなくてもわかると思いがち

長く付き合っているカップルによく起こりがちなのが、「言わなくてもわかるだろう」とコミュニケーションに手を抜いてしまうこと。

愛情表現もおろそかになり、相手を大切に思っていることや日ごろの感謝を語る機会も減ってしまいがちです。

そのため小さないざこざが増えてしまい、ときどき大ゲンカをして別れ話に発展しては、「でもやっぱりこの人しかいない」と元サヤに戻るのもパターン化してしまうのです。

別れるほどの決定的な話し合いもなく、かといって愛情を確かめあうことも特にない…こんなマンネリ化しているカップルの距離感もまた、ヤマアラシのジレンマといえるでしょう。

どんな相手とも長続きしない

どんな相手と付き合っても、相手の嫌なところばかりが見えて長続きしない女性は、ヤマアラシのジレンマの泥沼にはまっているパターンといえます。

人間だれしも完璧な人はいません。 自分とまったく同じ価値観の男性も存在しません。 したがって恋愛を長続きさせるためには、相手を受け入れる器と、思い通りにいかないことにも耐える忍耐力が必要といえます。

時には本気でぶつかりあうことも必要でしょうし、相手の過ちを許すことも必要でしょう。 しかし、誰と付き合っても関係が長く続かない女性は、男性との距離の詰め方がわかりません。

ヤマアラシがお互いの針で近づけないように、特別な関係を作りたい相手と近づくことができないのです。

深い信頼関係が築けない

せっかく付き合うことができたとしても「本当のわたしを知ったら嫌われてしまう」という意識から、本音で向き合うことができない女性もいます。

いつまでも自分の本心を語ることなく、取り繕った自分としてふるまい続けることは、かえって関係を浅くし、相手にも飽きられる原因にもなります。

好かれたいし、嫌われたくないという思いがあるにも関わらず、その態度がむしろ関係を希薄にしてしまいかねません。

本当に深い信頼関係は、お互いの良いところも悪いところも丸ごと受け入れながらつくっていくもの。 傷つく恐れをいだいて距離をとったままでは、深い信頼は築けないといえます。

相手が傷つくことを言ってしまう

相手との距離感がわからないという意味では、うっかり相手が傷つくことを口走ってしまう人も、ヤマアラシのジレンマの状態といえるでしょう。

どんな親しき仲にも礼儀あり。 たとえ恋人同士だとしても、言っていいことと悪いことはあります。 人間関係はお互いに敬意を示し、尊敬しあわないと成立しないのです。

あらゆる場面で、感情的になって相手を攻撃してしまったり、悪気がなく口を滑らせてしまったりすることは起こりえます。 しかしそうしたことはなるべく抑え、万が一の場合にも心から謝罪することで、距離感をはかっていきましょう。

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