パンセクシャルとは何か?バイセクシャルとの違いについて解説
3577 Point
更新

パンセクシャルとは何か?バイセクシャルとの違いについて解説

最近では、いろいろなセクシュアリティのあることが知られるようになりました。パンセクシュアルもその中のひとつで、恋愛するのにセクシュアリティで区別しない人たちです。

LGBTと呼ばれる、性的マイノリティは広く世間にも知られるようになりました。 ところでこのLGBTの中にも、いろいろな種類があるのをご存知でしょうか?

LGBTの中のひとつに近年知られるようになりつつあるのが、パンセクシュアルです。 パンセクシュアルはバイセクシュアルと混同されることが多いようです。 ここではパンセクシュアルとは何か、どんな人が当てはまるのかについて詳しく見ていきます。

パンセクシュアルとは

パンセクシュアル

Diego Alves Brasil/shutterstock.com

パンセクシュアルはほかのLGBTのジャンルと比較して、まだまだ知名度は低いようです。 パンセクシュアルとはそもそもどのような人を指すか、よく知らない人もいるでしょう。

そこでここではパンセクシュアルとはどのような人たちを指すのかについて紹介します。 よく間違えられるバイセクシュアルやポリセクシュアルとの違いについても見ていきます。

パンセクシュアルの意味

パンセクシュアルを日本語に訳すと、全性愛です。 具体的にはセクシュアリティ関係なく人を好きになる嗜好を指します。 言い方を変えると、全セクシュアリティを好きになる可能性があるとも解釈できます。

好きな気持ちの中には当然性的欲求も含まれます。 好きになった人の性別を問わず、その人を好きになるというものです。 このため、パンセクシュアルの人の前には性別というジャンルが存在しないと考えてよいでしょう。

バイセクシュアルとの違い

バイセクシュアルはパンセクシュアルと比較すると、世間の知名度も高いかもしれません。 バイセクシュアルとは、男性も女性も好きになるセクシュアリティのことです。 どんな人でも好きになるという意味では、パンセクシュアルと近いのは確かです。

両者の違いは、性別が関係するかどうかです。 バイセクシュアルは男性でも女性でも好きになる一方で、好きになる条件として性別が関係しています。 バイセクシュアルを日本語で訳すと両性愛で、男性と女性という2種類のセクシュアリティを愛する人のことです。

一方パンセクシュアルとは、好きになるにあたってセクシュアリティは関係ないという立場です。 性別を超越したところで愛情を持っているのが、パンセクシュアルです。

ポリセクシュアルとの違い

パンセクシュアルと混同されるセクシュアリティとしてもう一つ、ポリセクシュアルがあります。 ポリセクシュアルとは日本語に訳すと、複数性愛です。 複数のセクシュアリティが性愛の対象になる人たちを指します。

もし男性も女性も、男性や女性の枠に当てはまらない人たちを指すXジェンダーでも好きになるかもしれないと思っているのなら、ポリセクシュアルといえます。 ポリセクシュアルとパンセクシュアルの違いも、好きになる条件としてセクシュアリティが関係しているかどうかです。

ポリセクシュアルとは複数のセクシュアリティを好きになる半面、好きにならないセクシュアリティもあり得ます。 一方パンセクシュアルの場合、特定のセクシュアリティを恋愛対象から外すようなことはしません。

LGBTの一種

LGBTという言葉がメディアでも広く取り上げられるようになりました。 L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシュアル)T(トランスジェンダー)の頭文字をとったものです。 性的マイノリティのシンボルとして使われる言葉です。

パンセクシュアルは少数派でなかなか取り上げられないのですが、多様なセクシュアリティのひとつです。 その意味では、LGBTのひとつのジャンルととらえることもできます。

パンセクシュアルの特徴

パンセクシュアルの特徴

StunningArt/shutterstock.com

パンセクシュアルというジェンダーの定義についてわかったところで、では具体的にどのような人たちを指すのでしょうか? そこでここでは、パンセクシュアルの特徴について詳しく見ていきます。

中には自分がバイセクシュアルと思っていた人が、実はパンセクシュアルだったというケースも見られます。 パンセクシュアルかどうか、自己診断する方法についても紹介します。

パンセクシュアルという生き方

パンセクシュアルはまだ世間一般に広く認知されている存在ではないです。 「パンセクシュアル」という名前すら知らなかったという人も多いでしょう。

パンセクシュアルの人の中には、自分がそうだと認識すらできていないケースも少なくありません。 自分がどんなタイプが好きなのか、はっきりしたものがなければパンセクシュアルの可能性は大です。

自分が何者かわからないと、自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。 しかしパンセクシュアルとわかれば、それが自分らしさであると認識でき、そんな自分を受け入れられるようになるでしょう。

パンセクシュアルの恋愛

パンセクシュアルとはセックスやジェンダーを超えた恋愛であるといいますが、ピンとこない人も多いでしょう。 パンセクシュアルのたとえ話として、映画が用いられます。

映画の中には恋愛もの、アクション、ホラーなどいろいろなジャンルがあります。 映画好きだけれども、特定のジャンルが好きという人もいるでしょう。

しかし一部ジャンル問わず何でも見るという人もいるはずです。 「好きなのは恋愛もの」ではなく「好きになった作品が好き」という発想をする人がパンセクシュアルです。

パンセクシュアルの自己診断

自分がパンセクシュアルかもしれないと思っている人は、相手を好きになるときにセクシュアリティを意識するかどうか思い起こしてみましょう。 一般の人は「この人は女性だから恋愛対象ではない、あの人は男性だから恋愛対象になるな」と無意識のうちにふるいにかけています。

もし「好きになった人が好き」と感じたことがあれば、パンセクシュアルの可能性が高いです。 性別関係なく、「あの人素敵だな」と思えるのであればパンセクシュアルかもしれません。 恋愛するときにセクシュアリティを認識しているか、好きになる原因にセクシュアリティがあるか、思い起こしてみましょう。

バイセクシュアルと認識している人が多い

パンセクシュアルの人の中には、自分はそうであると最初から認識していない場合も多いです。 その中でもしばしば見られるのが、「自分はバイセクシュアルである」という認識です。

男性でも女性でも好きになるのだから、バイセクシュアルと考えてもおかしくないです。 ある人の話がネットで紹介されていたのですが、その人も自分はバイセクシュアルと長年思っていたそうです。 その人は当時女性とお付き合いしていたのですが、ふと「彼女がある時性別を変えたら自分はどうするか?」と考えたそうです。

結論は「引き続きお付き合いする」でした。 そこではじめて自分は性別を意識して恋愛していない、パンセクシュアルであることに気づいたそうです。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
編集部PICKUP
関連する記事

KOIMEMO掲示板